新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、憂慮すべき事態であるにもかかわらず、トランプ大統領は、各州に対して、秋には学校を再開するよう圧力をかけています。そんななか、米移民税関捜査局(ICE)は、すべての授業がオンラインのみのコースに切り替えられた米国の大学で学ぶ留学生は、強制送還をうける可能性があると、発表しました。米国は年間100万人以上に学生ビザを発行しており、留学生が学部生全体の3分の1を占めるという大学も多く、大学院生の大半を留学生が占めているところも少なくありません。「どうして、そんなことをするのか、理にかなった措置だとは、私には思えません」と、移民問題が専門の弁護士、フィオナ・マッケンティーは指摘します。留学生は、米国経済に年間約410億ドルもの貢献をしていると、いいます。また、ラトガース大学で博士号の取得をめざしている中国人留学生のチャン・レンに話を聞きます。