デイリーニュース

  • 大幅な予算削減と増税に対する反乱のさなか ギリシャの政治危機

    ギリシャは15日、政府の財政緊縮案に対する大規模な街頭抗議と数百万人の労働者によるストライキで揺れました。これに対し、追い詰められたギリシャの首相ゲオルギオス・パパンドレウは、同国の壊滅的な累積債務危機対策をまとめるために内閣改造を行なうと発表しました。ギリシャの新緊縮法案には、94億ドルの増税も含まれていますが、失業率を記録的な16.2%にまで押し上げ、3年にわたる深刻な不況の原因を作った貸付機関への救済措置もはいっており、過去に合意された措置の焼き直しにすぎません。アテネ在の博士課程の学生で、抗議運動について執筆しているハラ・クキと、ニューヨーク市立大学工科カレッジの社会学准教授 のコスタス・パナヨタキスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/6/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • プライバシー・市民人権擁護団体 コンピュータ・ネットワーク・セキュリティにおける国家安全保障局の役割拡大に警鐘

    オバマ政権はコンピュータ・ネットワークの安全を増強する計画の一部を機密解除しました。この計画には民間企業と国家安全保障局(NSA)との協力増大が盛り込まれています。プライバシー擁護と人権擁護を求める各団体は、NSAが秘密主義的な性格を持つこと、またブッシュ政権の令状なしの盗聴プログラムに一役買っていたことから、ネットワーク保護における同局の役割拡大に警鐘を鳴らしています。★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2010/3/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ディープ・パケット・インスペクション:米国で広く使われている技術で、通信会社がイラン政府のインターネット検閲を支援

    イランでは数千の人たちが、世界に向けて自分たちの声を発信しようとインターネットを利用していますが、最新の報告によると、欧州の通信会社が、イラン政府によるインターネット検閲のための世界最先端級システムの開発を支援したということが明らかになりました。ディープ・パケット・インスペクションと呼ばれるこの技術は、すでに米国でも使われています。フリー・プレスのエグゼクティブ・ディレクター、ジョシュ・シルバーから話を聞きます。★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2009/6/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • CIAが中東に秘密基地建設 イエメンへの無人機攻撃開始のため

    米中央情報局(CIA)が中東に秘密航空基地を建設しています。これはイエメンを攻撃する武装無人機離陸用の基地です。2009年12月以降、米国のイエメン空爆はCIAの提供する情報を基に米軍が実施してきました。それがいま、諜報機関が自ら軍事作戦と並行して無人機攻撃を準備しているわけです。ウォールストリート・ジャーナル紙によると、長期の無人機攻撃作戦を支援するために、CIAはここ数カ月、サウジアラビアと協力してイエメンでの情報収集を強化しているようです。イエメンへフルブライト留学し、いまプリンストン大学の近東研究の大学院生であるグレゴリー・ジョンセンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/6/15(Wed)
    記事番号: 
    4
  • メキシコからの平和キャラバン米国に到着 麻薬戦争遂行政策の終結を求める

    メキシコの反暴力抗議団体の一行が先週末から米国に到着し、米国の麻薬政策の大幅な変更を求めています。メキシコ人詩人のハビエル・シシリアは今年、麻薬密売人たちに24歳の息子を無惨に殺害されてから「正義と尊厳のある平和を求めるキャラバン(Caravana por la Paz con Justicia y Dignidad)」というグループを率いるようになりました。同キャラバンの要求の1つは「メリダ・イニシアチブ」の廃止です。これは米国の「麻薬戦争(War on Drugs)」の一環として米国がメキシコ軍をトレーニングし支援するというプログラムです。国際政策センターのアメリカ政策ブログラム部長ローラ・カールセンに話を聞きます。また、彼女が同キャラバンに同行したドキュメンタリーから、彼女のシシリアへのインタビュー部分もお送りします。

    dailynews date: 
    2011/6/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 米国が麻薬カルテル向けの銃器販売を奨励 メキシコでの押収銃の7割は米国から

    2009年から2010年にかけてメキシコで押収された銃器の約70%が米国から流入したものであったという米上院議員3人がまとめた新しい報告書が発表されました。同報告書はメキシコの複数の麻薬カルテルが米軍式の銃器で武装しており、米国側の規制を強化してメキシコへの銃器流出を防ぐべきだと主張しています。同時に下院では、何千、何万という数の銃をメキシコ麻薬カルテルの仲介者に売るよう米国の銃砲店を奨励していた、かつての米国政府の秘密計画を調査する公聴会が開かれようとしています。この秘密作戦は「ファスト&フュリアス(迅速かつ猛烈)」と呼ばれ、メキシコの犯罪組織の幹部クラスへのコネをつかむために仲介者の利用を奨励したもので、米アルコール・タバコ・火器取締局(ATF)が指揮しました。この作戦は、後に米国・メキシコ両国の犯罪現場から見つかった数百もの銃器がこの作戦によって麻薬カルテルに売りつけられたものだったことから、厳しい批判を浴びることになりました。その中には米国境警備隊員が殺害された現場から押収された2丁も含まれています。公共性保全センター(Center for Public Integrity)のデイビッド・ヒースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/6/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ラテン系有権者へ秋波 オバマ来年の大統領選をにらんでプエルトリコに歴史的訪問

    14日、オバマは現職の米国大統領としてはこの半世紀で初めてというプエルトリコ訪問を果たしました。これは大統領選を含む2012年の米国選挙でプエルトリコ人有権者の投票がますます重要になってきていることを示すものです。この島に住むプエルトリコ人は大統領選で投票することはできませんが、全米50州に住むプエルトリコ人は460万人にのぼり、その内85万7千人が激戦区と言われるフロリダ州に住んでいます。プエルトリコ大学教授のマリツァ・スタンキッチに、経済低迷と授業料大幅値上げに抗議する学生たちへ暴力的な警察弾圧が続くこの島へのオバマ訪問の反応を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/6/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • コーク兄弟と化学産業のロビー活動にもかかわらずホルムアルデヒドを“既知の発がん物質”リストに追加

    米保健社会福祉省は、化学産業による長年のロビー活動にもかかわらず、ホルムアルデヒドを既知の発がん物質リストに追加しました。ホルムアルデヒドはプラスチックの中に含まれるほか、ベニヤ板やパーティクルボード、遺体の腐敗防止、ヘアサロンで多く使われています。米政府は6月10日、船や浴槽、そして使い捨ての発砲プラチックのカップや皿に使われるスチレンも発がん性の恐れがあると発表しました。保守系の大富豪であるコーク兄弟は、ホルムアルデヒドが発がん性物質リスト入りするのを防ぐために、ロビー活動を主導してきました。コーク社の子会社であるジョージア・パシフィック社は、米国最大のホルムアルデヒド生産企業の一つです。

    ★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/6/14(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 明らかにされる活動家を標的にしたスパイ作戦 一方FBIは礼状なし盗聴の権限を拡大

    市民の自由を擁護する人々から、FBIが礼状なし盗聴を行う捜査官らにさらなる自由裁量を与えているというニュースに警鐘が発せられています。ニューヨークタイムズ紙によると、新たな指針は、犯罪活動を疑う確固とした証拠がなくても、FBI捜査官らが「積極的に」人々や組織を調査することを許すとしています。元FBI捜査官で現在は米国自由人権協会(ACLU)で働くマイク・ジャーマンと、テキサス州の活動家で2001年から少なくとも2008年までFBIの集中的監視ターゲットとされてきたスコット・クロウに話を聞きます。クロウは情報公開法を使って、たくさんの修正を加えられた440ページの文書を入手しました。その文書には、FBIが彼の自宅の外にビデオカメラを設置し、自宅の前に停まった車のナンバープレートを追跡し、彼の訪問客の出入りを記録し、彼が出席した書店やカフェでの集まりを監視したことが明らかにされています。捜査官はさらに、クロウのEメールと電話の会話を追跡し、彼の銀行と住宅ローン会社を知るために彼の出したゴミを調べていました。「いろいろな意味で明らかに傷ついてきました」とクロウは言います。「しかし我々が出て行ってこのことについて公開しなければ、FBIに負けを認めたことになって、監視と“テロへの戦い”が我々に勝ったことになるのです」。

    dailynews date: 
    2011/6/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 共和党大統領候補 初の大討論会:焦点はオバマ、雇用、医療保険、アフガン、ティーパーティー

    7人の共和党大統領候補は6月13日夜、初の主要討論会をニューハンプシャー州で開催しました。討論会はCNNで全米に放送され、候補者たちにとって、共和党有権者に、自分こそは2012年にオバマ大統領を打ち負かすことができると納得させる初めての大きな機会となりました。ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事とロン・ポール下院議員はアフガニスタン戦争の終結を提唱しました。ミシェル・バックマン下院議員はオバマ大統領の医療保険改革法の廃止を誓約しました。全米ピザチェーンの元CEOハーマン・ケインは、彼のイスラム教徒に対する懸念について説明しました。討論会の抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2011/6/14(Tue)
    記事番号: 
    1

Pages