デイリーニュース

  • イブ・エンスラーが語るIMF前専務理事ドミニク・ストロスカーンへの性的暴行罪適用

    国際通貨基金(IMF)前専務理事ドミニク・ストロスカーンは6月6日、彼が滞在していたニューヨークのホテルで働いていたイスラム教徒のアフリカ系女性客室係への性的暴力について無罪を主張しました。「驚くべきなのは、一人の女性が起訴をするために進み出て、女性判事がそれを扱ったことだと思います。そこが世界が変わった点だと思います」とゲストのVデイの創設者イブ・エンスラーは言います。

    dailynews date: 
    2011/6/7(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「女性たちの新たな始まり」:アメリカ人劇作家とコンゴ人活動家が語るコンゴの性暴力

    アメリカ公衆衛生ジャーナル(American Journal of Public Health)誌の中で新たに発表された研究は、2006年以来コンゴ民主共和国(DRC)で200万人以上の女性がレイプされたと推測しています。しかし女性運動家によればDRCからの明るいニュースもあると言います。性別に基づくいかなる形の暴力も止めようとする世界的な動きを組織する団体Vデイ(V-Day)は最近、コンゴの性暴力を生き延びた女性たちによって運営される画期的な新コミュニティ、シティ・オブ・ジョイ(City of Joy)のオープニングセレモニーを行いました。Vデイの創設者で、ベストセラー作家、また『ヴァギナ・モノローグ』の脚本家でもあるイブ・エンスラーに、DRCにおける性暴力について聞きます。またVデイ・コンゴとシティ・オブ・ジョイのディレクター、クリスティン・シュラー・デスクライバーに、DRCで強姦罪の起訴が増えてきていることについて話を聞きます。「私たちがコンゴの女性たちに対してレイプをされたことで恥ずかしい思いをする必要はないということを話しているので、彼女たちは力を持つようになっています。恥ずかしい思いをするべきなのはレイプをした方なのです」と、シュラー・デスクライバーは言います。

    dailynews date: 
    2011/6/7(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ガザに閉じ込められて:エジプトがパレスチナ人に開放を約束した国境検問所を封鎖

    ガザ地区では、5月28日にラファの国境検問所が開放されてましたが、そのわずか数日後には、ハマス政権がエジプトに同検問所の制限を解除するよう求めることになりました。エジプト暫定政権は大幅な政策転換で、辞任に追い込まれたホスニ・ムバラク大統領の下で何年も閉鎖されていたラファ国境を開放しました。しかし一週間もしないうちに、エジプトは1日あたり最高400人までと規制し、通行許可を与えられた何台ものバスに乗った人々を追い返しました。6月4日、国境は完全に閉鎖され、怒ったパレスチナ人たちは抗議のため門の前に押し寄せました。デモクラシー・ナウ!のシャリフ・アブドゥル・クドゥースとニコール・サラザールはラファ国境での光景を目撃した数少ない外国人ジャーナリストとして、ガザからの報告を送ってきました。

    dailynews date: 
    2011/6/7(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「薬物との戦い」国際委員会が失敗を宣言、マテ医師「オバマ政権はこの結果を尊重すべき」

    薬物政策の国際委員会(Global Commission on Drug Policy)は、いわゆる「薬物との戦い」が失敗に終わり、マリフアナを含む違法薬物の合法化を各国政府が検討するべきという結論を下しました。同委員会は、各国の元首脳を含む19名のメンバーで構成されています。ホワイトハウスの全米麻薬撲滅対策室は、委員会のこの報告書に異議を唱えています。カナダ出身の外科医で「Realm of Hungry Ghosts: Close Encounters with Addiction」(腹を空かせた亡霊たちの王国:中毒との接近遭遇)を含むベストセラー本を執筆しているガボール・マテ医師に話を聞きました。「どの角度から考えてみても、薬物との戦いは失敗しました」と、マテ医師は語りました。

    dailynews date: 
    2011/6/6(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ジェロニモ・プラット死去、冤罪で27年服役したブラックパンサー党指導者

    ブラックパンサー党の元指導者であるジェロニモ・ジジャガ・プラットの人生を振り返ります。プラットは2日、タンザニアにて亡くなりました。プラットは1972年、キャロライン・オルソンを殺害したという冤罪を受け、27年間の獄中生活を強いられました。そのうちの8年間は独房でした。後に裁判でプラットの有罪判決が無効になり、1997年に釈放されました。裁判では、このロサンゼルスのブラックパンサー党指導者が、FBIの防諜プログラム(COINTELPRO)の標的とされていたことが判明しました。本日は、2000年にプラットとプラットの弁護士のジョニー・コクラン・ジュニアに行ったインタビューの一部を放送します。またプラットの友人で法定代理人を務めたストュアート・ハンロン、そしてロサンゼルス・タイムズの記者で、プラットの無実を証明するために尽力したエド・ボイヤーにも話を聞きました。「FBIはジェロニモを、彼が生きているあいだずっとと言っていいくらい、追いかけ続けました。そして彼らは、当の殺人事件が発生した際にジェロニモがオークランドにいたことを知っていたのです」とハンロンは語ります。「私たちが訴訟を始めたとき、ついにFBIが盗聴行為を止めました。そしてもちろん、FBIはジェロニモの居場所を知っていました。彼らにとって真実はどうでもよかったのです。

    dailynews date: 
    2011/6/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • イエメンにて大統領のサウジアラビアへの出国を喜ぶ多数の声

    数千のイエメン国民が、アリ・アブドラ・サーレハ大統領の出国を喜びました。サーレハは、大統領府への砲撃で負傷し、治療のためサウジアラビアに滞在していると報じられています。4日夜、サーレハは副大統領へ大統領権限を一時委譲しました。国家治安維持機関はいまもサーレハのおいが指揮し、共和国防衛軍の指揮は大統領の息子アフメド・アリ・アブドラ・サーレハがとっています。サーレハ大統領の出国の意味を、首都サヌアにいる政治アナリストで「民主主義覚醒運動(Democratic Awakening Movement)」の共同創立者であるアブドルガニ・イリヤニに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/6/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ウィキリークスの公電が暴く 石油企業に頼まれてハイチを虐げた米国の「秘密史」

    ネイション誌がハイチの週刊新聞アイチ・リベルテと組んでウィキリークスの公開した19000件以上の米国外交機密公電を基にした連載を始めました。「ザ・ペトロカリブ・ファイルズ」(The PetroCaribe Files)と題された連載はまず、米国がエクソンとシェブロンからの圧力を受けてハイチとベネズエラ間の石油契約にいかに介入しようとしたかを暴露しました。この契約は西側世界の最貧国ハイチに年間1億ドルの出費削減をもたらすものでした。「大使が大統領にあれこれ指図するなんて本当にビックリです。大統領や閣僚たちに、これをやれだのこれもあれも理解できんだの言って、なにがハイチの利益になるかを教えようとするんですよ。傲岸不遜のきわみです」と連載記事の共同執筆者であるキム・アイブズは言います。ハイチのベテラン特派員ダン・コグリンにも話を聞きましょう。

    dailynews date: 
    2011/6/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • セイモア(シーモア)・ハーシュが語る アラブの春 アフガニスタンとパキスタンで泥沼にはまる米国 イラクに迫る危機

    ベテラン調査報道ジャーナリストのセイモア(シーモア)・ハーシュが、アフガニスタン、イラク、パキスタンで進行中の米国の戦争のさなかに中東と北アフリカを席巻する民衆蜂起を考察します。イラクでは状況改善が喧伝され米軍撤退の期限は迫っていますが、ハーシュは「どう報道されようがイラクはひどくなっている……宗派間の戦争なのです。撤退するのかしないのかが、今後の最大の問題になります」と話します。民衆蜂起については、同地域の体制転覆を恐れるサウジアラビアが、戦闘態勢を取っている各国政権に抗議勢力を潰すよう仕向けているとハーシュは言っています。

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    dailynews date: 
    2011/6/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • セイモア(シーモア)・ハーシュ:イランの核の脅威は諜報活動で否定されている イラクの二の舞か?

    ピュリッツァー賞受賞の調査ジャーナリストのセイモア(シーモア)・ハーシュがニューヨーカー誌の最新記事で、米国がイランの核武装や軍事的な脅威をでっちあげて攻撃するかもしれないと報じています。イラクのサダム・フセイン政権を倒したときと同じやり方です。ハーシュは、イラン内部の情報提供者や最新の監視技術を使っても同国が濃縮ウランを地下の兵器製造センターに移動させたという決定的な証拠は見つからなかった、という事実を明らかにしています。

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    dailynews date: 
    2011/6/3(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『無謀が招く危機: 特大化した野心 どん欲 腐敗がいかにして経済ハルマゲドンを引き起こしたか』

    5月第4週、ある著名なウォールストリートの分析家は、ゴールドマン・サックス社が2008年の金融破綻の一因を担ったことに対して、同社の最高幹部が一人でもそのことで刑事訴追される可能性はないだろうと発言しました。「みんな、世の中には2通りの規則があるとがあるという実感を持っています。ひとつめの規則は、強力すぎてつぶせないとみられる強力な大組織のためのもの、もうひとつは残りの我々つまり一般市民に当てはめられる規則です」と本日のゲスト、グレッチェン・モーゲンソンは語ります。ピュリッツアー賞受賞歴のあるこのビジネス記者は、経済 破綻に一役かった大物たちの訴追に米政府がいかに失敗したかについて徹底取材を行ってきました。モーゲンソンとジョシュア・ロスナーは、新刊書 Reckless Endangerment: How Outsized Ambition, Greed, And Corruption Led to Economic Armageddon(『無謀が招く危機: 特大化した野心 どん欲 腐敗がいかにして経済ハルマゲドンを引き起こしたか』)の共著者です。

    dailynews date: 
    2011/6/2(Thu)
    記事番号: 
    3

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