デイリーニュース

  • 米政府、150人以上の無実の人々をグアンタナモに収容:ウィキリークス

    告発サイト・ウィキリークスが、グアンタナモ米海軍基地内の収容施設に関連する数千点の機密文書を公開しました。これらの文書により、ブッシュおよびオバマ政権が、罪のない150人以上の人々を、無実と知っていながら、起訴しないまま、数年間拘束していたことが明らかになりました。多くの事例で、米軍上級司令官は、そうした人々をグアンタナモに収容する理由がないと結論づけていました。無実の人々のなかには、89才のアフガニスタンの村民や、拉致された14才の少年が含まれています。そのうちの何人かは、カシオの人気の腕時計を身に着けていたという理由だけで、グアンタナモに収容されていたのです。同型の時計を、アルカイダがタイマーとして利用していました。また、ジャーナリストのサミ・アルハジを6年間にわたって収容した理由の一つが、勤務先だったアルジャジーラネットワークの取り調べを行うためだったことも、公開された文書で明らかになりました。アルハジをグアンタナモに収容したのは「アルジャジーラニュースネットワークの訓練プログラム、電気通信設備、さらにはチェチェン共和国、コソボ、アフガニスタンでの取材活動の状況に関する情報を入手するため」だったと、アルハジについての報告書は述べています。詳細について、ジャーナリストのアンディ・ウォーシントンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チュニジア、エジプト、次はイエメンか? イエメン大統領が30日以内の退陣を約束

    イエメンで長期にわたり同国大統領の座にいたアリ・アブドラ・サレハが、3か月に及ぶ抗議デモを受け、近隣アラブ諸国の提案を受け入れて数週間以内に退陣することを決めたと報道されています。サレハ大統領が実際に退陣すれば、北アフリカ・中東地域での指導者の退陣はこの3か月で3人目となります。しかし国民の多くは大統領のこの約束を信じておらず、イエメンではデモが引き続き行われています。25日にも、タイズで治安部隊が発砲し、少なくとも10人が負傷しました。独立系ジャーナリストで、ニューヨーク。タイムズ紙の取材のために滞在していたイエメンから帰国したばかりのローラ・カシノフに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    2
  • シリア政権、デモ弾圧を強化 22日以降で死者150人超

    シリアでは、デモの実施を禁止する非常事態法が前週解除されたものの、民主化デモに対する大規模な弾圧は激しさを増しています。アルジャジーラによると、外出禁止令の敷かれた南部ダルアーに、数千人規模の軍部隊と戦車が投入され、屋根の上には狙撃兵が配置され、これまでに少なくとも20人が殺害されました。またダマスカス郊外にあるドゥーマでも、治安部隊による急襲がありました。こうした弾圧は、シリアでデモが起きて以降最悪となる100人以上の死者を出した22日の抗議行動以降、激しさを増しています。シリアにいるアルジャジーラのルーラ・アミン記者と、人権弁護士でアクティビストのラザン・ザイトウネに話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/4/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ビル・マッキベン: 下院の地球温暖化否定決議は「議会史上最も恥ずべき決議」

    今週ワシントンDCで開かれた「パワーシフト2011」会議で、長年の環境活動家ビル・マッキベンは、米国がいかに気候変動への対策を怠ってきたかを批判しました。彼は環境団体350.comの創設者です。350というのは多くの科学者が指摘する大気中の二酸化炭素濃度の安全限度量である350ppmという数字から名付けられています。「我々のこの国のことを考えてみてほしい。歴史的に最大の炭素排出国なのだ。昨年は提案されたなまっちょろい、ふがいない気候法案さえ上院は採択を拒んだ」とマッキベンは言います。「先週はさらに下院が、地球温暖化は本当ではないという決議を248対174で可決した」

    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「今こそ立ち上がれ」 ティム・デクリストファーから若き気候活動家たちへのメッセージ

    環境保護活動家のティム・デクリストファーはこの3月、連邦陪審から石油・天然ガス採掘用の10万エーカー(400平方km)以上の国有地の競売を妨害した件で、2つの重罪有罪評決を受けました。最高で禁固10年の刑を言い渡される恐れがあります。先週末、パワーシフト2011会議で講演した彼は若き気候活動家たちに更なる犠牲を訴えました。「健康で公正な世界という理想を創出する力を我々は持っています。それを実現するために犠牲を払う覚悟さえあれば、です」とデクリストファーは訴えました。「この不正義を止めることは自分の出世プラン以上に大切なことだと、我々の運動が言い始めるのは、いったいどの時点か?」

    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「両党とも水準を上げよ」とオバマ政権の元環境関連雇用担当官バン・ジョーンズ

    この1週間、ワシントンDCには「パワーシフト2011」会議で扱われる気候変動問題をめぐって1万人以上が集結しました。長年にわたる環境保護提唱者でオバマ政権の「緑の雇用」(環境ビジネス雇用創出)特別補佐官でもあったバン・ジョーンズが基調演説を行いました。「我々は大地から死を掘り出してエンジンで燃やしている。葬儀もしないで発電所でも死を燃やしている」とジョーンズは言います。「そうやって死を地中から掘り出し燃やしたあとで我々はいまあたふたしているのだ。死はいまや空から地球温暖化という形で降り、海には流出原油という形で漂い、我々の子供たちの肺の中では喘息や癌という形で宿り始めた。それで我々はいまあたふたしているのだ」。

    ★ 字幕動画はこちら

    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    2
  • アースデイ特番:バンダナ・シバとモード・バーロウ 母なる大地の権利を語る

    国連総会は今週、自然に対しても人間と同等の権利を与える国際基準について議論しました。類似の取り決めはボリビアやエクアドルのほか、米国でも十数カ所の地方自治体で採択されています。著名な環境保護活動家モード・バーロウとバンダナ・シバに登場してもらいます。「人類史の大部分において世界の文明の大半は、世界というものを関係性や結びつきという観点からとらえてきました」とシバは言います。「母なる大地の権利とが私たちに気づかせてくれるものが1つはあるとすれば、それは私たちはみんな関連し合っているということです」。

    ★ 字幕動画はこちら

    ★ ニュースレター第42号(2011.7.25)

    ★ DVD 2011年度 第1巻 「巨大市場インド」に収録

    dailynews date: 
    2011/4/22(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「死の医師」 テキサスの知的障害者死刑囚の精神鑑定から降りることに合意

    テキサス州政府は、4月15日、非科学という表現で批判されている方法で少なくとも25人のテキサスの死刑囚の知的障害鑑定を行った心理学者を譴責しました。その25人のうち2人は後に処刑されています。ジョージ・デンコウスキー医師は、被告が知的障害者ではなく、死刑は不適切ではないと証明することを望む検事にとって頼りになる心理学者でした。デモクラシー・ナウ!では、2010年1月に、ルネ・フェルツがテキサス・オブザーバー誌に書いた記事に添付されたビデオ・レポートを通じて、デンコウスキー医師のことを初めて取り上げました。最近の状況について、テキサス被告弁護人会(Texas Defender Service )の弁護士キャスリン・ケイスと、結果的にデンコウスキーによる刑事裁判での被告人鑑定をやめさせることになった申し立てをおこなった、心理学者のジェローム・ブラウン博士に話してもらいます。

    dailynews date: 
    2011/4/21(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 思想統制:右翼の億万長者コーク兄弟による数千人の従業員への投票指示が発覚

    ネイション誌は、コーク・インダストリーズ社が2010年11月の米中間選挙の間際に5万人の従業員の大半に手紙を送り、誰に投票すべきかを助言した上で、もしほかの候補者を選んだら恐ろしい結果になると忠告していたと暴露しました。昨年のシティズンズ・ユナイテッド対連邦選挙委員会判決の結果、コーク・インダストリーズをはじめとする諸企業が、自社の社員に会社の政治的見解に沿うよう圧力をかけることが合法となりました。コーク・インダストリーズの経営者は億万長者のチャールズとデイビッドのコーク兄弟ですが、二人はティーパーティー運動および十指にあまる右翼運動に財源を支援してきました。その中には、多数の州で進行中の公務員と組合への最近の攻撃も含まれています。

    dailynews date: 
    2011/4/21(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アカデミー賞候補監督ティム・ヘザリントンと報道写真家クリス・ホンドロス リビア紛争の前線で死亡

    ピュリッツァー賞最終候補などの数々の受賞歴をもつ報道写真家のクリス・ホンドロスとドキュメンタリー映画『レストレポ』 (アフガニスタンで戦う兵士の記録)のプロデューサー兼監督のティム・ヘザリントンが、20日、リビアでの取材中に死亡しました。ヘザリントンとホンドロスは、世界各地の紛争地域で取材を重ね、包囲中のミスラタ市の中でも特に危険な場所でリビア報道をおこなっていた6人の写真家グループの一員でした。 ヘリントンに戦闘地域からの写真を依頼しその作品を配布を通じて彼と一緒に仕事をしてきた、ヒューマンライツウォッチのキャロル・ボガートに話を聞きます。ヘリントンは一番最近では、カダフィ政権の残虐行為を記録した秘密警察のファイルの撮影に貢献しました。ホンドロスの人生と作品については、フォーリン・ポリシー誌の寄稿編集員、クリスチーナ・ラーソンが語ってくれます。 また、 ジャーナリスト保護委員会(ジャーナリスト保護委員会)のモハメド・ダエムには、この地域の紛争を取材する記者たちを取り巻く、高まる危険について語ってもらいます。

    dailynews date: 
    2011/4/21(Thu)
    記事番号: 
    1

Pages