デイリーニュース

  • 民主・共和両党の予算取り引きに抗議のワシントンDC市長が逮捕される

    ワシントンD.C.市長のビンセント・グレイと同市議会議員の数人が11日、民主・共和両党による連邦政府予算案の成立をめぐる取り引きに抗議し、首都の主要交差点の真ん中で交通を遮断する座り込みをして逮捕されました。共和党が支持し提出された予算案は、同市独自の予算を低所得女性向け中絶手術費用として使うことや、HIV感染の拡大を防ぐための注射針交換プログラムに予算を使うことをも禁止するものです。 ワシントンD.C.ではHIVが流行しており、注射針交換プログラムはその対応策として極めて重要な手段と考えられています。グレイ市長に、なぜ抗議のために街へ出たのか、話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/4/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ミチオ・カク博士 自著『未来の物理学:2100年までに科学が日常生活をどう変えるか』

    日系アメリカ人の理論物理学者でベストセラーの著書もあるミチオ・カク博士が自身の最新刊 Physics of the Future: How Science Will Change Daily Life by 2100(『未来の物理学:2100年までに科学が日常生活をどう変えるか』)について語ってくれます。カクの描く未来では自動車はコンピューターで動き、老化現象は凍結され、インターネットはコンタクトレンズの中でサーフィンできるメディアになります。「誰かを見ているときに瞬きをするとしますね。するとコンタクトレンズの中でその人物の伝記が現れる。それで自分がいま話している相手がどんな人物かを知ることができるのです。ターミネーターという映画で、アーノルド・シュワルツェネッガーがある対象に焦点を合わせてその人物を特定すると、その人物のデータが現れるでしょ。そういうことができるようになるんです。それと、そのコンタクトレンズが相手の言っていることを翻訳してもくれます。話しているときに中国語やドイツ語を英語に直してくれる。つまり常に自分が話している相手がだれなのか、その相手が何を言っているのかがわかるというわけです」とカクは言います。

    dailynews date: 
    2011/4/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 専門家の見解: 日本政府は放射線量の低下を主張するが福島は「作動中の時限爆弾」

    今回の原子力事故の評価レベルを自ら最大限に引き上げながらも、日本政府は破損が深刻な福島第一原発の周辺地帯の放射線レベルと食物の安全性に関する恐怖を鎮めようと必死です。「原子炉からは放射線が漏れ続けている。状況はまったく安定していない」とニューヨーク市立大学(CUNY)とそのシティ・カレッジ(CCNY)で教鞭をとる理論物理学者のミチオ・カク博士は言います。「最も些細な異状でも完全なメルトダウン(炉心溶解)を引き起こす恐れがある。そうなればチェルノブイリの比ではない。」

    dailynews date: 
    2011/4/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 軍隊と市民の闘い?:デモクラシー・ナウ!がエジプトから特別レポート

    ムバラク政権崩壊から2ヶ月が経ちましたが、エジプト軍と民主化運動家らの間の緊張が急速に高まっています。エジプト軍は4月8日、カイロのタハリール広場を襲撃し、デモ隊の2人を殺害しました。エジプト軍事裁判所は4月11日、平和主義者のブロガーに3年間の禁固刑を命じました。過去2ヶ月間に軍事裁判で判決を受けた数百人、あるいは数千人の市民が今も拘留されています。デモクラシー・ナウ!の通信員アンジャリ・カマトがカイロから報告します。

    dailynews date: 
    2011/4/12(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「自分の命を捧げる覚悟」:バーレーンの人権活動家、命懸けで米国とサウジが支援する弾圧に抗議

    ペルシャ湾岸のバーレーンでは民主化運動に対する弾圧が高まっています。4月9日、覆面警官らがバーレーンの代表的な人権活動家アブドゥルハディ・アルカワジャの自宅に侵入しました。彼は殴られ拘束されました。襲撃を目撃し、現在ハンガーストライキ中の彼の娘、ザイナブ・アルカワジャに話を聞きます。未明の奇襲で彼女の夫と義兄も殴られ、逮捕されました。バーレーン人権センター(the Bahrain Center for Human Rights)の代表ナビール・ラジャブからも話を聞きます。彼は、バーレーン政府による拘留中に亡くなった活動家アリ・セイガーの写真出版で軍事裁判にかけられる可能性があります。

    dailynews date: 
    2011/4/12(Tue)
    記事番号: 
    3
  • コートジボワール バグボ前大統領の拘束後も人権問題の懸念続く

    国際社会が承認しているコートジボワールの大統領アラサン・ワタラの支持勢力が独裁者ローラン・バグボ前大統領の身柄を拘束し、数百人が死亡した4ヶ月の武力衝突が終結しようとしています。バグボは、2010年11月の大統領選で国連がワタラの当選を認めて以来、辞任することを拒んでいました。政治的衝突は終わりましたが、コートジボワールは依然として深刻な混乱状態にあります。少なくとも1000人が死亡したと推測され、戦闘中には約100万人が家から避難しました。避難民の多くは食料や住む場所がほとんどない、切迫した状況の中で暮らしています。数千人のバグボ支持勢力は、依然として武装したまま路上にいます。人権団体ヒューマンライツ・ウォッチのアフリカ部上級研究員コリーヌ・ダフカと、フォーリン・ポリシー誌のエリザベス・ディキンソンに話を聞きます。ディキンソンは3月、国連財団の助成金で、約12万5000人のコートジボワール人が避難したリベリアを訪れました。彼女は、パット・ロバートソンや何人かの議会の福音派メンバーらを含む米国のキリスト教右派がバグボをいかに支援してきたかについても報告しています。

    dailynews date: 
    2011/4/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 日本の核の大惨事「チェルノブイリと同等ではなく、はるかにひどい」

    日本は国内で起きている放射線事故の国際評価尺度をレベル5から、1986年のチェルノブイリ原発事故と並ぶ最高レベルのレベル7に引き上げました。東京から、グリーンピース・ドイツの気候変動とエネルギー部部長で、日本の放射線監視フィールドチームの一員であるトーマス・ブロイエルに最新情報を聞きます。彼は、損傷した福島第一原発は、チェルノブイリとは違って人口密集地域にあることに留意しています。「我々は日本政府に対し、半径20キロの避難区域圏外にも放射能レベルが非常に高い多くの市町村があり、住民、特に、放射能の影響を受けやすい子供と妊婦は直ちに避難する必要があると警告しました」と、ブロイエルは言います。

    dailynews date: 
    2011/4/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 元CIA工作員の旅客機爆破事件、首謀者に無罪評決

    米テキサスの裁判所は8日、元CIA工作員で1976年のキューバ航空機爆破事件の首謀者として知られるルイス・ポサダ・カリレスに無罪評決を言い渡しました。テロリズム罪は含まれていませんでしたが、偽証罪、入国法違反、司法妨害など11の罪に問われていました。米政府はポサダ・カリレスを国際的テロリストとみているにもかかわらず、8日に釈放しました。ポサダ・カリレスがマイアミで日常に戻って行くことを、オバマ政権は認めるのでしょうか?

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    2011/4/11(Mon)
    記事番号: 
    4
  • イスラエル・ボイコット運動のオマール・バルグーティに米領事館がようやくビザ発給

    先週末、イスラエル軍による2008-2009年以降で最大規模のガザ地区攻撃があり、パレスチナ人19人が死亡しました。パレスチナ出身の活動家で新刊Boycott, Divestment, Sanctions: The Global Struggle for Palestinian Rights(ボイコット、投資撤退、制裁措置:パレスチナの人権のための世界的な闘い)の著者、オマール・バルグーティに話を聞きました。数カ月に及ぶ延期の後、国際的なキャンペーンの影響もあり、エルサレムの米国領事館は3月に、バルグーティに対して米国への入国を許可するビザを発行しました。これにより著者は米国での出版ツアーを行うことが可能になりました。

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    2011/4/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 釈放されたモハメド・ラドワンが刑務所内の壮絶な状況を語る

    特別インタビューとして、デモクラシー・ナウ!のアンジャリ・カマトが、モハメド・ラドワンにカイロの実家で話を聞きました。エジプト系米国人でシリアでエンジニアとして勤務していたラドワンは3月25日、携帯電話のカメラでカイロの抗議運動を撮影していたときに拘束されました。ラドワンは起訴されませんでした。ラドワンは以前、エジプトで民主化運動に参加していました。

    dailynews date: 
    2011/4/11(Mon)
    記事番号: 
    2

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