デイリーニュース

  • 歴史家リック・パールスタイン 共和党全国大会(RNC)と憎悪を掻き立てるトランプ大統領の危険なプロパガンダについて話す

    ドナルド・トランプ大統領は木曜日、ホワイトハウスの南庭の芝生に集まった約1,500人の観衆の前で、共和党の候補者指名を正式に受諾しました。ソーシャルディスタンスのガイドラインに背いて、出席者は肩を並べて密に座り、マスクをつけている人はほとんどいませんでした。コロナウイルスによる米国の死者数が180,000人に達し、総計で世界で最高となった中で、トランプ大統領は政府のパンデミック対応を繰り返し擁護しました。トランプ大統領は、民主党のジョー・バイデン候補が大統領になったなら、混沌と暴力が米国を支配すると警告しましたが、ウィスコンシン州ケノーシャ郡での警官によるジェイコブ・ブレイク射殺事件や、17歳のトランプ支持者がケノーシャで2人の抗議者を殺害した事件については言及しませんでした。歴史家のリック・パールスタインに話を聞きます。彼はトランプ氏が「現実とは似ても似つかない世界」を描き、人々を暴力的な行動に駆り立てていると言います。

    dailynews date: 
    2020/8/28(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジェイコブ・ブレイク銃撃事件が2004年のケノーシャ郡警官によるマイケル・ベル殺害に新たな光を当てる

    武装を持たないアフリカ系アメリカ人の父親ジェイコブ・ブレイクが警察に射たれた事件を踏まえ、ケノーシャ郡警察の過去の不祥事を振り返りましょう。2004年、ケノーシャ警察は21歳の白人マイケル・ベルを彼の母親と妹の前で殺害しました。ケノーシャ郡警察は自ら事件の検証を行い、2日もしないうちに関係した警察官たちの容疑を完全に取り下げました。ベルの父親であるマイケル・ベル・シニアは、独立した調査を依頼し、警察の説明が法医学的に不可能であることを明らかにしました。「制服を着た人間がそんなことをするとは信じられませんでした」とマイケル・ベル・シニアは言い、ケノーシャ郡警察が「事件の真相を隠蔽した」と主張しています。

    dailynews date: 
    2020/8/28(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ACLU、ケノーシャ市のトップ警官の人種差別&ジェイコブ・ブレイク抗議への残忍な対応で辞任を要求

    ウィスコンシン州のACLU(アメリカ自由人権協会)は、ジェイコブ・ブレイクに対する警官の発砲の事件を受けて、ケノーシャの法執行機関のトップに辞任を求めています。ブレイクは白人警官によって背中を7発撃たれ、腰から下が麻痺しました。この発砲事件で、ケノーシャをはじめ全米各地で大規模な抗議行動が起こり、ケノーシャ郡警察における人種差別と暴力に改めて注目が集まっています。そんな中でケノーシャ郡保安官デイビッド・ベスの唾棄すべき映像が浮上してきました。彼は2018年の記者会見の中で、万引きや盗難車の衝突事故で訴えられた黒人について 「コミュニティを埋め尽くすゴミのような人間は、社会の癌である」と表現しています。ウィスコンシン州のACLUの事務局長クリス・オットに話を聞きます。彼は、ベス市とケノーシャ市の警察署長を兼ねるダニエル・ミスキニスは更迭されるべきだと言います。「警官や法執行機関が、このように軍隊まがいの、強圧的なやり方で地域社会に入っていけば、緊張を煽り、事態を悪化させ、危険な新たな状況を作り出すだけです」。

    dailynews date: 
    2020/8/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「悪夢の独裁政権」:ウォーターゲート事件でニクソン辞任のきっかけをつくったジョン・ディーン トランプはニクソンよりも悪いと語る

    次々に起こるスキャンダルと複数の危機が進行中であるにもかかわらず、トランプ大統領は共和党の正式な大統領候補として再指名される予定です。1970~73年までリチャード・ニクソン大統領のホワイトハウス顧問を務めたジョン・ディーンに話を聞きます。ディーンはウォーターゲート事件についての議会の公聴会で、ニクソンの悪事を明かす証言を行いました。ディーンの新著はAuthoritarian Nightmare: Trump and His Followers(『悪夢の独裁政権――トランプとその支持者たち』)です。「私は前回の独裁的米国大統領の下で働きました」とディーンは言います。「トランプ悪事のほどはニクソンとは桁違いだ。……すべてが終わる頃には、ニクソンはトランプに比べれば、合唱隊の少年みたいに無垢に見えるでしょう」

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 法と秩序? 共和党全国大会3日目 警察による暴力を無視し さらなる分断を促すマイク・ペンス副大統領

    共和党全国大会3日目には、マイク・ペンス副大統領が登場し「法と秩序」の保護とジョー・バイデンへの攻撃に終始しました。ペンスは警察暴力や全米で抗議運動が巻き起こるきっかけとなった最近の警察による発砲事件に触れませんでした。また、ウィスコンシン州ケノーシャで白人がデモ参加者2人を殺害したとみられる事件についても黙殺しました。スピーチの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「試合は中止に」:BLM支持を表明してプロ・スポーツ選手がボイコット 各スポーツ・リーグの試合が中止に

    プロ・スポーツ選手たちが「黒人の命も大事(BLM)」と警察による暴力反対運動への支持を表明して、一丸となって試合をボイコットし、バスケットボール、野球、サッカーのリーグの試合がことごとく中断される状況となりました。これは前代未聞の出来事です。この抗議運動と組織的な警察暴力の存在を認めるよう求める声は、テニス界でも起こっています。ネイション誌のスポーツ部記者でポッドキャスト「エッジ・オブ・スポーツ」の司会デイブ・ザイリンに話を聞きます。ザイリンは、今回の動きは人種正義を求め「スポーツ界に起こったストライキの波」だと言います。「これはただのボイコットとは違います。彼らは自分たちの労働を提供しないと決めたのです」とザイリンは言います。「これは全米各地で起こっている人種正義運動の単なる一例ではありません。労働運動全体への挑戦だと思います」(画像クレジット:NBAエンターテイメント)

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「狩りをするように乱射」:ケノーシャの白人武装集団を警察は見て見ぬふりをしているとウィスコンシン州議会議員デイビッド・ボーウェン

    警官によるジェイコブ・ブレイク銃撃事件をきっかけに全米で大規模な抗議運動が巻き起こっています。この事件が起こったウィスコンシン州ケノーシャでは、白人の少年が「黒人の命も大事(BLM)」運動のデモ参加者に向けて発砲、2人を殺害しました。この17歳の少年カイル・リッテンハウスは、自称民兵組織の一員で熱心なトランプ支持者でもあります。彼はウィスコンシン州から逃亡した先のイリノイ州アンティオークで、殺人容疑で逮捕されました。ケノーシャで人種正義を求めるデモに参加した、民主党のウィスコンシン州議会議員デイビッド・ボーウェンは、白人至上主義者の集団が警察から止められることもなく自由にデモ参加者を標的にするのを「実際に目撃」したと言います。また、警察はリッテンハウスを、2015年にサウスカロライナ州の黒人教会で銃を乱射し黒人信者9人を殺害したディラン・ルーフと同じように「特別に丁重に扱った」とも言い、武器を持たない黒人に対しては発砲することが多いのに、武装し殺人を犯したリッテンハウスに対しては何こともなく逮捕したといいます。「これはウィスコンシン州と米国で警察を変えるべきという証拠2点なのです」とボーウェンは言います。(画像クレジット:フリオ・ローザス/townhall.com)

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『憎悪を扇動する人』の著者ジーン・ゲレーロ、トランプ大統領の取り巻きで、白人国家主義の移民政策を主導するスティーブン・ミラーを批判 

    トランプ大統領の上級顧問スティーブン・ミラーは、移民コミュニティや移民制度に対して同政権が行っている前代未聞の攻撃の政策立案者です。ミラーをメインテーマにした新著Hatemonger: Stephen Miller, Donald Trump, and the White Nationalist Agenda.(『憎悪を扇動する人-スティーブン・ミラー、ドナルド・トランプそしてホワイト・ナショナリスト・アジェンダ』)の中で著者のジーン・ゲレーロは、ミラーを米国政府の最上層部に白人中心の国家主義のイデオロギーを持ち込んだ危険な人物であると評しています。「この思想が移民政策を形作っています」と、ゲレーロは指摘します。ミラーは、ユダヤ人移民の子孫で、十代のころから多文化主義との闘いにのめりこみ、その後、右翼政治の階段を着実に登って、ドナルド・トランプのもっとも信頼できる部下の一人になりました。移民の子どもたちを両親から引き離すことなど、トランプ大統領がすすめるもっとも悪質な反移民政策の多くは、ミラーの業績だと言われいています。「スティーブン・ミラーがターゲットにしているのはもっぱら家族です。スティーブン・ミラーの狙いは、国家安全保障でもなく、犯罪者を締め出すことでもありません。

    dailynews date: 
    2020/8/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 共和党全国大会の第2夜 トランプ大統領の家族と忠実な支持者がスピーチ 新型コロナウイルスによる死亡者数を無視し、選挙法に違反

    ノースカロライナ州シャーロットでの共和党全国大会の第2夜、数々のスピーチが行われましたが、米国の公衆衛生が壊滅的な打撃を受けていることや、国の経済が危機に直面していることについて、ほとんど黙殺しました。全米では、新型コロナウイルスによる米国の死者数が18万人近くにのぼり、何千万人もの米国人が失業し、食料と住宅の支払いに苦労しているのが現状です。第2夜の演説を抜粋して放送します。中東でのトランプ大統領の行動の称賛、ジョー・バイデンが大統領になるとどんな悲惨が起きるかという警告などです。連邦職員がその地位を党派的政治活動に利用することを禁止するハッチ法(the Hatch Act)に違反していると思われるスピーチもいくつかありました。

    dailynews date: 
    2020/8/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウィスコンシン州ケノーシャで、警察がジェイコブ・ブレークを銃撃した事件をめぐって抗議していたBLMデモ参加者に武装民兵が発砲、2人が死亡

    ウィスコンシン州ケノーシャでは、車に乗り込もうとしていた、武器を持たない黒人男性を、警察官が背後から7回にわたって銃撃した事件で抗議行動が続いています。ジェイコブは下半身不随になるだろうといわれています。報道によると、ジェイコブは、けんかを仲裁しようとした後、立ち去ろうとしたところを、警察官に撃たれました。銃撃場面をジェイコブの幼い3人の子どもたちが目撃していました。抗議行動が行われた25日、状況はさらにエスカレートしました。少なくともひとりの白人が、「黒人の命もたいせつ」(Black Lives Matter)運動の抗議参加者に向かって発砲したのです。これにより2人が死亡、1人が負傷しました。「ブレークに正義を」と訴えるデモ参加者に対し、警察が暴力的な取り締まりを行っているさなかの出来事でした。ウィスコンシン州のマンデラ・バーンズ副知事に話を聞きます。ブレークに対する警察の対応は完全に不当なものであるとして、バーンズはこう批判しています。「どんな警官であれ、あの映像を見て、警察の取り締まりはこうあるべきだなどと、言えるはずがありません。警察の取り締まりの在りように大きな問題があることを、警察、保安官部署が認識することが必要です」。

    dailynews date: 
    2020/8/26(Wed)
    記事番号: 
    1

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