デイリーニュース

  • 警察活動の終焉:アレックス・ビターレ 警官と警官組合がいかに不平等と搾取を隠してきたか

    ブルックリン大学のアレックス・ビターレ教授は、警察暴力の解決策は「改革」ではなく、予算削減だと論じています。The End of Policing (『警察活動の終焉』)の著書があるビターレは、警察への予算削減運動とは「不平等や搾取の問題を握りつぶすために警察や刑務所を使ってきた長い慣習」への対応のひとつと言います。「経済的搾取の問題を覆い隠すために、なぜ私たちは警察を使っているのでしょう」と問いかけます。またビターレは警察の組合の役割について、「多くの都市で、警察組合が右翼的な警官隊をまとめる政治および組織の中心になっています。私たちの問題を解決するには、取り締まりが効果的でかつ最も望ましい方法だと信じる人々です。この元にあるのは、ある種の住民は常に威嚇することでしか統制できないとする根深い人種差別思想です」と述べます。

    dailynews date: 
    2020/6/8(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「警察への資金供給を減らせ」 リンダ・サルスールとマイカル・デンゼル・スミスが語る意味のある変化とは

    警察の説明責任を求める声がニューヨーク市で高まるなか、ビル・デブラシオ市長は市警察の財源の一部を社会的サービスに振り替えることを誓いました。パレスチナ系の米国人ムスリムとして、長年にわたりオルガナイザーを務めているリンダ・サルスールに聞きます。他団体とともに「有意義な変化」を制度化する運動「自由の時まで」(Until Freedom)の共同創設者の一人です。マイカル・デンゼル・スミスにも聞きます。「COVID-19の世界的感染拡大で明らかになったことの一つは、不可欠なものとは何か、私たちが実際に必要とするものは何かということです。警察はそうではないことを自ら示したのです」とスミスは指摘します。

    dailynews date: 
    2020/6/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ミネアポリス市議会 市警察の解体を約束 大規模デモとグラスルーツの組織化を受け

    ミネアポリス市議会は、警官によるジョージ・フロイド殺害に対する2週間近くにわたる歴史的な抗議活動を受け、市警察の解体に動くことを公表しました。「あらゆる人のために機能する公衆安全システムを創出する必要がある」と、ジェレマイヤ・エリソン市議会議員は言います。

    dailynews date: 
    2020/6/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トランプ大統領は軍による抗議行動の鎮圧を示唆するが警察はすでに軍事化されている~致命的な結果を伴って

    アメリカ自由人権協会と「黒人の命も大切」は6月4日(木)、ワシントンDCのラファイエット広場で抗議者に対する「いわれのない、率直に言ってな犯罪的な攻撃」を認可したとして、トランプ大統領とウィリアム・バー司法長官を提訴すると発表しました。暴動鎮圧用の装備をした州兵と警官が催涙ガス、ゴム弾、フラッシュバン(スタングレネード)を使って平和的に抗議していた人々を追い払ったのは1日(月)のことでした。トランプ大統領が聖ヨハネ聖公会教会(セント・ジョンズ教会)を背景にして聖書を片手に写真を撮影するための措置でした。Badges Without Borders: How Global Counterinsurgency Transformed American Policing(『国境なき記章~グローバルな反乱鎮圧が米国内の治安維持をどう変えたか』)の著者スチュアート・シュレーダーと警察の軍事化の進展について考察します。

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    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 平和的抗議で警官に催涙スプレーを浴びせられた黒人映画作家 医療ボランティアが救援

    黒人の命を守るための全国的な蜂起が続く中、デモ参加者たちは街頭で警察の残虐行為を録画しています。アフリカ系アメリカ人のドキュメンタリー映画製作者でカメラマンのクリス・フライアソンと話します。彼は5月30日(土)にニューヨークのブルックリンで「黒人の命も大切」の抗議行動を撮影していたところ、警官がデモ参加者に近づいてきました。フライアソンが撮影していると、警官は催涙スプレーを彼の顔に直接浴びせました。彼は痛みに声をあげながら歩道に逃れる間も撮影を続けていました。すぐに誰かが彼の腕を取り、助けにかけつけた医療ボランティアのところまで連れて行きました。彼が撮影した映像を放送し、事件について話します。

    dailynews date: 
    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「システムが腐っています」 キャロル・アンダーソン 警察暴力の蔓延と投票権の侵害を語る

    6月4日、現代のリンチ事件と呼ばれるアーマド・アーベリー殺害事件で気がかりな新事実が浮上しました。ジョージア州で25歳の黒人男性アーマド・アーベリーが白人男性グループによって追いかけられ、待ち伏せされ、射殺された事件です。州裁判官は7時間近くの審理の後、トラビス・マクマイケル、グレゴリー・マクマイケル、ウィリアム「ロディ」ブライアンの3人すべてをアーベリー殺害容疑で裁判にかけると決定しました。トラビス・マクマイケルはアーベリーを撃ち殺した後に「fucking negro」と発言したことを、ジョージア州捜査局の特別捜査官リチャード・ダイヤルが証言した後のことです。White Rage(『白人の憤怒』)の作者キャロル・アンダーソン教授が、アーベリー殺害、全国的な抗議行動、上院で審議中の反リンチ法案、きたるべき選挙について語ります。

    dailynews date: 
    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちの首から膝をどけろ」 ジョージ・フロイドの追悼式で400年にわたる人種差別が非難される

    ミネアポリスでは、ジョージ・フロイドの遺族、近親者や支持者が集まり、個人を偲びました。追悼式では8分46秒の沈黙が捧げられました。警官のデレク・ショービンがフロイドの首に膝をかけ、息ができないとの訴えを無視していたのと同じ時間です。ジョージ・フロイドの兄弟フィロニーズとアル・シャープトン牧師の訴えを聞きます。シャープトン牧師は「ジョージの名のもとに、『膝を我々の首からどけろ』と要求しよう」と式典参加者に促しました。

    dailynews date: 
    2020/6/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「彼女の名前を言え」:3月に警官に殺害されたブリオナ・テイラー なぜ警官が起訴されないのか?

    ケンタッキー州ルイビルでは、3月に自宅アパート内で警察に射殺されたブリオナ・テイラーの事件に関与した警官の起訴を求めて、抗議運動が起こっています。テイラーは26歳のアフリカ系米国人で、緊急医療室に勤務しCOVID-19患者の治療にあたっていました。6月1日には国家警備隊がデモ隊に向かって発砲し、地元のバーベキュー・レストランのオーナー、デイビッド・マカティーが殺害されました。彼は警官にも無料で食事を提供していた人でした。「全米都市同盟」(Urban League)のルイビル支部代表でCEOのサディカ・レイノルズに話を聞きます。

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    2020/6/4(Thu)
    記事番号: 
    3
  • タミカ・マロリー:国家の暴力への反対運動が全国に広がったのは 人々の我慢が限界に達したから

    ミソタ州の検事総長キース・エリソンは、ジョージ・フロイド殺害に関与した警官4人全員を殺人容疑で起訴しました。それでも、警察暴力に反対する大型デモは続いています。「全米そして世界中の人々が、カメラに映ったこの出来事を見て…こんなことは断固として許さないと意を決したのです。今となっては、集会や会議で、叫び、変化を求め続けることはもう無理だと悟ったのです。人々は変化を要求して路上に繰り出しています」と、2017年「ウィメンズ・マーチ」元全米共同委員長のタミカ・マロリーは言います。

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    2020/6/4(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 全米での抗議が功を奏した:ジョージ・フロイド殺害で 検察はミネアポリスの警官4人全員を起訴

    全米で1週間以上の抗議活動が行われた後、ジョージ・フロイドの殺害に関与したミネアポリス警官4人全員が殺人または殺人ほう助罪の容疑で起訴されました。この事件は歴史的な抗議が全国に広がるきっかけとなりました。「動画を見れば…3人の警官全員がフロイドの体に圧力をかけたことが死につながったのがわかります」と、活動家で公民権弁護士、全米黒人地位向上協会(NAACP)元ミネアポリス支部長のネキマ・レビィ=アームストロングは言います。「フロイドが『息ができない』とうったえていたのを彼らは聞いたのです。それでもフロイドの命の危険を顧みようとしませんでした」(画像クレジット:E・マッキー)

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    2020/6/4(Thu)
    記事番号: 
    1

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