デイリーニュース

  • アレクサンドリア・オカシオコルテス(AOC)に続くか? 民主党の造反者ジャマール・ボウマン、ニューヨーク州の予備選挙で党重鎮エンゲル下院議員に大差

    今年最大の進歩派による番狂わせになりそうです。アフリカ系米国人の元中学校校長ジャマール・ボウマンは23日に行われたニューヨーク州の予備選挙で、16区選出の民主党現職下院議員のエリオット・エンゲルに勝利したようです。投票結果はまだ確定したわけではありませんが、ボウマンは、エンゲルを大差でリードしています。エンゲルは、民主党の重鎮で下院外交委員会の委員長を務め、イスラエルを支援していることでも知られています。ボウマンは、グリーン・ニューディール、メディケア・フォー・オールや、警察への予算縮小を支持しています。23日夜に開催された選挙集会での、ボウマンのスピーチを放映します。

    dailynews date: 
    2020/6/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ブランドン・サエンズにインタビュー:「低致死性」弾丸で警察に撃たれ片目を失明したダラスの抗議デモ参加者

    アムネスティ・インターナショナルの新しい報告書によれば、5月26日から6月5日の間に40州で行われた「黒人の命も大切」(Black Lives Matters)デモにおいて、警察による暴力が少なくとも125件確認されました。いわゆる低致死性兵器でダラス警察によって顔面を撃たれ左目を失明し顔を骨折した26歳の黒人男性ブランドン・サエンズに話を聞きます。サエンズの弁護士であるダリル・ワシントンにも、彼がサエンズの事件後、ダラス市での警察による化学薬品とゴム弾の使用に対する90日の仮差し止め命令を勝ち取ることに、どのように貢献したか、話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 投票権に新たな危機:ケンタッキー州は95%の投票所を閉鎖 ルイビル市の投票所はたった1カ所に

    ニューヨーク州、ケンタッキー州、バージニア州で予備選の投票に向かう有権者たちには、長い列が待っています。一方トランプ大統領は、郵便投票は不正につながると不当に主張し、攻撃を続けています。ケンタッキー州は投票場の数を3700からたった170に縮小しました。これは95%の縮小です。このような抑圧的な作戦にも関わらず、「記録的な投票率の可能性があります」と、「黒人の投票も大切」(Black Voters Matter)の共同設立者で代表のクリフ・オルブライトは指摘しています。

    dailynews date: 
    2020/6/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • トランプは反ファシズム集団を批判する一方で破壊的な暴力行為を行ったブーガルーと極右集団には沈黙

    トランプ大統領は、反ファシズム集団が、警察の暴力に対する抗議活動において暴動を煽っていると証拠もなく主張していますが、抗議デモを隠れ蓑に殺人さえも含む暴力行為を行っている「ブーガルー」(boogaloo)運動のような集団についてはたいしたことではないかのように振舞っています。「この国の政治的暴力は圧倒的に極右によるもので、9.11アメリカ同時多発テロ以来、極右の過激派が他のどのイデオロギー集団のメンバーよりもはるかに多くの人間を殺していることが判明しています」と、「南部貧困法律センター」(Southern Poverty Law Center)の上級アナリストのカシー・ミラーは言います。ネオナチの武装集団「ザ・ベース」(The Base)がいかに拡大し、オンライン上で十代の若者を勧誘しているかに対するBBCの新たな調査について、ジャーナリストのアリ・ウィンストンにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人とラテン系の男性5人が街中で首つり状態で発見 リンチの疑いも

    人種差別主義と警察の残虐行為に対する大規模抗議が続いています。数週間で少なくとも5人の男性(黒人4人とラティーノ1人)が街中で首をつられた状態で発見されました。ドキュメンタリー映画『オールウェイズ・イン・シーズン』(Always in Season)のジャクリーン・オリーブ監督に聞きます。2014年、アフリカ系アメリカ人のティーンエイジャー、レノン・レイシーが公園のブランコで首をつられた状態で発見された事件を通して、リンチの歴史を検証した映画です。オリーブ監督は最近の首つり事件について、「徹底捜査に値する事件です。それらを歴史的文脈の中に位置づけ、3日の捜査で終わらせず、全体としてみることが必要です」と述べています。

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    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「ロバート・E・リーは残虐な奴隷主」:活動家がルイジアナの学校の改名を呼びかけ 拡散される

    ネットで拡散されたビデオを放送します。ルイジアナ州バトン・ルージュの地域活動家ゲーリー・チャンバース・ジュニアは、南北戦争時の南部連合軍司令官を務めたロバート・E・リー将軍にちなんで名づけられたリー・ハイスクールは差別的な命名だとして、校名の変更を同校の教育委員に強く要求しました。チャンバースは6月18日の委員会での様子を映したビデオで、奴隷制を擁護した人物ではなく奴隷制および差別主義と闘った人々の名誉をたたえる名前を選ぶべきだと主張しました。チャンバースはまた、コニー・バーナード教育委員についてふれ、同委員はかねてよりロバート・E・リーの擁護者であり、会議中にオンライン・ショッピングをしていることを指摘しました。

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    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • トランプの再選戦略の中身 差別用語と新型コロナウイルス検査の抑制による感染危機の軽視

    米国では新型コロナウイルスによる死者が12万人に近づき、警察の残虐行為とレイシズムに反対する民衆の大抗議が続く中、トランプ大統領が選挙集会でした発言に非難が集まっています。トランプ大統領は参加者が少なかったオクラホマ州タルサの選挙集会で、「カンフルー」(kung flu カンフーのもじり)などの差別的な言葉を繰り返し、抗議者を罵倒しました。ニューヨーク・タイムズ・マガジン常勤ライターのエミリー・バゼロンは、「分断させようとする巨大な衝動が顕わになりました。これまではトランプに有利に働きました。今回も変えるつもりはないでしょう」と言います。

    dailynews date: 
    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプが連邦検察幹部を解任 ウィリアム・バー司法長官が「帝王的大統領」制の拡大に動く

    週末におこなわれた土壇場の対決の末、トランプ政権は大統領の複数の側近への捜査を指揮したニューヨーク州南地区連邦検察事務所のジェフリー・バーマン検事正を解任しました。ウィリアム・バー連邦司法長官がトランプを守るために取った異例の措置について、バー司法長官の調査報道をしてきたニューヨーク・タイムズ・マガジン誌のライター、エミリー・バゼロンと話します。「バー司法長官は、大統領には強力な行政権限があると信じる人物です。巨大な権限が大統領のもとに集中する一種の帝王的大統領です」とバゼロンは述べます。

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    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 1921年のタルサ人種虐殺の傷は99年後の今も「癒されていない」

    トランプ大統領は新型コロナ大流行が始まって以来はじめての選挙運動の集会を、オクラホマ州タルサ市で土曜日に開催します。しかし、現地ではCOVID-19感染者が急増にしています。トランプ大統領は当初、この集会を「ジュンティーンス」(アフリカ系アメリカ人の奴隷制からの解放を祝う6月19日の記念日)に行うと、人種差別と警察の残虐行為に対する全国的な抗議運動のさなかに発表しましたが、大きな反発を受けたため開催日程を土曜日に変更しました。それに加えて、タルサは、1921年に白人暴徒が「ブラックウォールストリート」として知られた繁栄するアフリカ系アメリカ人ビジネス地区グリーンウッドで300人もの人々を殺害し、米国史上でも有数の犠牲者を出した虐殺事件の現場です。この歴史と、いまも蔓延する人種差別について、公民権弁護士ダマリオ・ソロモン=シモンズと話します。彼はタルサに住むグリーンウッド虐殺事件の最後の既知の生存者の法定代理人を務めており、また2016年にタルサで白人警官によって射殺された黒人テレンス・クラッチャーの遺族の弁護士でもあります。テレンス・クラッチャーの妹ティファニー・クラッチャー医師もタルサから番組に参加します。

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    2020/6/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 6月19日は「ジュンティーンス」 黒人解放を祝うとともに「奴隷制という恐ろしいシステム」を記憶するための日

    6月19日はジュンティーンスと呼ばれる記念日で、1865年に米国で最後まで奴隷身分に置かれていた黒人が奴隷解放を知らされた日を祝います。国民の祝日として記念すべきだという動きが高まる中、作家で歴史家のジェラルド・ホーンと話します。彼は、6月16日の物語は「従来示されてきたよりもはるかに複雑です」が、この日についての認識が高まったことは、「奴隷制という恐ろしいシステムを余すところなく思い出す機会を与えています」と言います。

    dailynews date: 
    2020/6/19(Fri)
    記事番号: 
    2

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