デイリーニュース

  • 米最高裁LGBTQの人々への職場差別を禁止 判決の影響で諸変化が生まれる可能性

    米国連邦最高裁判所は6月15日、職場での性別による差別を禁じた1964年の公民権法第7編が同性愛者とトランスジェンダーの人々にも適用されるとする、歴史的な6対3の判決を下しました。この判決のほんの数日前に、医療保険制度改革法(Affordable Care Act)に定められたトランスジェンダーの人々への保護を、トランプ政権が覆したばかりです。「これは本当に歴史的な判決です」と、全米自由人権協会(ACLU)のLGBT & HIVプロジェクトのトランスジェンダー正義 副責任者のチェイス・ストレンジオは言います。「この判決は、住宅、教育、医療、そして信用取引の面で、連邦の公民権関連の法律を変える影響を持つでしょう」。ドキュメンタリー・シリーズ「トランスラッシュ」(TransLash)の制作者であるジャーナリストのイマラ・ジョーンズからも話を聞きます。

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    2020/6/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「警官は私を傷つけたかった」 ニューヨークのデモ参加者、警官に地面に突き倒され病院搬送

    ニューヨーク市で、警察官が女性嫌悪の暴言を口にしながら非暴力のデモ参加者を乱暴に突き倒す様子を映したビデオが拡散し、この警官が暴行、器物損壊罪、ハラスメント、脅迫の容疑で刑事告発されるという異例の展開となっています。5月29日にブルックリンでおこなわれた警察の暴力に対する抗議デモで受けた攻撃や、発作が起きた様子、脳しんとうで病院に運ばれたことについて被害者のドーンヤ・ザイヤーに聞きます。彼女の弁護士の一人、タハニエ・アボウシとも話します。

    dailynews date: 
    2020/6/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 警察に反偏見を教える訓練官、デモで警官にそけい部を撃たれる 「訓練が機能していないのは明らか」

    人種差別と警察の暴力に対する抗議が全米で続くなか、長年にわたり、サンノゼで非白人に対する潜在的差別を避けるよう警察を指導してきたにもかかわらず、そのサンノゼ警察の警官に発砲された地域活動家、デリック・サンダーリンと話します。発砲は5月29日におこなわれたレイシズムへの抗議デモで起きました。警察官がサンダーリンの股間に向けてゴム弾を発射、睾丸が破裂し、生殖能力に影響することが懸念されています。

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    2020/6/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • レイシャード・ブルックス殺害 自分の車の中で眠りこんだ武器不携帯の男性をアトランタ警官が射殺 

    米アトランタでは、飲食店「ウェンディーズ」の駐車場で、警察官がアフリカ系アメリカ人レイシャード・ブルックスを射殺したことへの抗議が巻き起こっています。検死結果によるとブルックスは現場から走り去るときに背後から銃撃されており、郡検視官は殺人と判定しました。ブルックスの殺害は、米国全土で人種差別と警察の暴力に対する抗議が続くさなかの出来事です。アトランタ市の警察本部長は既に辞任し、ブルックスを射殺した警察官は解雇されました。「ブルックスに起こったことは、残念ながら米国の全ての地域で繰り返し目撃されてきたことです。本来警察が現れるべきではない場面に、第一対応者として警官が呼ばれる事態を私たちは見続けています」と言うのは、「サザナース・オン・ニュー・グラウンド」(Southerners on New Ground)共同責任者メアリー・フックスです。この組織は、「ナショナル・ベイルアウト・コレクティブ」(National Bail Out collective)と「ムーブメント・フォー・ブラックライブズ」(Movement for Black Lives)の一部門を担っています。

    dailynews date: 
    2020/6/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • パート4:アンジェラ・デイビス 民主党も共和党も企業資本主義の虜 それでも投票によりトランプを「永久に追放」すべし

    「どちらの政党も、この国に必要な未来を代表するものではありません。両党とも企業資本主義とつながったままです」と、アンジェラ・デイビスは2020年の選挙について語ります。 「最近のデモに特徴的な大きな熱意の一部を、選挙の舞台で活かすような工夫をすべきです。そのためには、選挙は急進的な政治表現には最適な場でないと認識する必要があります」。

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    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    4
  • パート3:アンジェラ・デイビス トランプの集会は人種虐殺の地タルサで奴隷制廃止の日に行われると酷評

    トランプ大統領は、オクラホマ州タルサ市で6月19日に予定される集会を皮切りに、屋内開催の選挙イベントを再開します。6月19日は、アフリカ系アメリカ人が奴隷身分から解放された1965年の出来事を祝う日、ジュンティーンス(Juneteenth)として知られています。トランプが予定する選挙集会はまた、タルサ人種暴動の99周年にも重なります。これは1921年[5月31日から6月1日かけて]タルサ市で起きた事件で、白人住民が何百人ものアフリカ系の隣人を殺害した、米国史上でもっとも悪質な人種差別に基づく虐殺事件の一つです。有名な学者で活動家のアンジェラ・デイビスは、トランプが体現するのは「過去に戻りたいと願う米国人の一セクターであり、白人の優越性や女性蔑視のかたまりだ」という認識が重要だと述べます。人種差別と国家暴力に反対する歴史的な蜂起を考えると、「私たちはホワイトハウスの現在の住人が代表するような勢力によって引き留められるわけにはいきません」。

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    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • パート2:アンジェラ・デイビス 旧南部同盟英雄の彫像の撤去は奴隷制と人種差別の歴史の清算を反映

    ここ数週間、米国各地の都市で続いている人種差別を象徴する記念碑の破壊と撤去は、「歴史的な人種差別の容認がこの国を今日の状態にまで推し進めた」ことを、遅まきながら清算する動きの一環だと、アンジェラ・デイビスは言います。「人種差別は、奴隷制度を廃止した後ただちに問い直すべきことでした」。

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    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 蜂起と廃止:アンジェラ・デイビス 運動構築を語る 「警察予算縮小」と今後の方向性

    警察の残忍性と黒人差別に対する大衆抗議は引き続き米国内や他の国々で吹き荒れています。権力の回廊でも街頭でも過去の審判が強いられる事態になっています。 5月25日ミネアポリス市でジョージ・フロイドが警察によって殺害されたことを契機とする大規模な抗議行動が、警察のあり方と構造的な人種差別についての世論を劇的に変化させ、「警察予算を縮小せよ」が運動の集約的な要求となりつつあります。この歴史的な瞬間について、著名な学者で活動家のアンジェラ・デイビスをゲストに話し合います。「現在のように、大衆の意識が急速に変化し、根本的な変化の方向に進むことが突然可能になるような状況がいつ生じるかを知ることはできません」と彼女は言います。「現在のような激しいデモを長期にわたって維持することはできません。私たちは、ギアを入れ替えて、異なる場を使ってこれらの問題を訴える準備もしておく必要があります」。

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    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 警察との激しい対立の後 シアトルのデモ参加者が警察署周辺で自治区を宣言

    ワシントン州シアトルでは、警察が抗議デモに暴力で応戦した後、参加者たちが6ブロックをバリケードで囲み「自治区」であると宣言しました。対立が数日間続く中、警察がバリケードを撤去し東部地区警察署ビルを放棄したため、デモ隊はこの地区に移動し、そこを「自由キャピトル・ヒル」と名付けました。シアトルで、抗議デモと警察による弾圧を生でストリーミングしてきた市民ジャーナリスト、オマリ・ソールズベリーに話を聞きます。(画像クレジット:オマリ・ソールズベリー)

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    2020/6/11(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 歴史家ロビン・D・G・ケリー:今の蜂起が可能なのは 人種正義の組織が長年にわたり基礎を築いてきたおかげ

    警察暴力と人種差別に反対するデモが全米で続いていますが、歴史家でUCLAアフリカ系米国人学教授のロビン・D・G・ケリーに話を聞きます。「現在の状況は偶然の産物ではありません」とケリーは言います。これは人種正義のオーガナイザー達が、このような機会が訪れた時のために、過去10年間基礎を築いてきたおかげだと指摘します。「問題は、これが持続可能かという点です」(画像クレジット:E・マッキー)

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    2020/6/11(Thu)
    記事番号: 
    3

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