デイリーニュース

  • COVID-19感染が激増する中、トランプ大統領はファウチ医師とCDCを攻撃 何としても学校を再開する構え

    世界各国や米国では新型コロナウイルスの1日あたりの感染者数が過去最多を記録するなか、トランプ大統領とベッツィー・デボス教育長官は、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインを守るための計画もないまま、秋に学校を再開する強硬な構えを続けています。これについて救急医であるリーナ・ウェンは、「学校は安全に再開する必要があります。近道を通ろうとすると何が起こるか、私たちは既に経験しています」と述べます。一方、ホワイトハウスが米国を代表する感染症専門家アンソニー・ファウチ医師への攻撃を続けていることについてウェン医師は、「現時点でも感染がピークにすら達していないのではないかと危惧しています」と述べています。

    dailynews date: 
    2020/7/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「過去半世紀でもっとも重要な先住民関連の判決」 最高裁はオクラホマ州における部族主権を肯定

    連邦最高裁は、オクラホマ州のほぼ半分を占める東部地域がアメリカ先住民の土地であるという画期的な判決を下しました。19世紀に米国政府がマスコギー(クリーク)ネイションと交わした条約の効力を認めたのです。トランプの指名で最高裁判事になったニール・ゴーサッチ判事が最高裁のリベラル派の判事たちの側に回ったため5対4の僅差で下された判決は、州当局が州法や地元の法令に基づいて先住民を刑事訴追することはできないとしています。この爆弾判決はチェロキー、チカソー、チョクトー、セミノールなど他の先住民ネイションにも影響を与え、先住民の主権と条約の権利における大きな勝利です。「画期的な判決になります。おそらく過去半世紀でもっとも重要な先住民関連の訴訟の判決です」とオクラホマ州マスコギー(クリーク)ネイションの市民でありカンサス大学教授のサラ・ディア弁護士は言います。「決定文の文言はオクラホマ州をはるかに超えて影響を及ぼします」。

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    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 「絶対恐怖の家」メアリー・トランプの本はトランプ一族がソシオパスを育てた経緯を明らかに

    大統領の姪メアリー・トランプは新刊本の中で、ドナルド・トランプを「ソシオパス」(反社会性パーソナル障害者)と呼び、機能不全の家族で育ったことで貪欲さと残酷さが助長されたと説明しています。ドナルド・トランプの弟のロバートは、この本が機密保持契約に違反しているとして出版差し止めを要求していますが、出版元のサイモン&シュースターによれば、すでに600,000部が7月14日の発行日より前に配本されています。30年間にわたりトランプについて報道してきた調査報道ジャーナリストのデイビッド・ケイ・ジョンストンは、この本は「非常に重要」であり、トランプがどのようにホワイトハウスまで上り詰めたかを知るのに役立つと言います。彼は、『DCレポート』(DCReport.org)の創設編集者です。

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    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 最高裁はトランプ大統領の完全免責を否定するも納税申告書の選挙前開示は絶望的

    最高裁判所は、トランプ大統領の法の下での絶対的な免責という主張を7対2の票決で却下しました。最高裁判決は、マンハッタン地区の大陪審が大統領の納税申告書を見ることができるとしていますが、選挙前に一つでもトランプの納税記録が開示される可能性は低いままです。 「法的には、トランプは大きな損失を被りましたが、政治的には、裁判所の外で大きな勝利を得ました」と、『DCレポート』(DCReport.org)の創設編集者で調査報道記者のデイビッド・ケイ・ジョンストンは言います。

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    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ブラジルの疫学者 ボルソナロのCOVIDの対応を非難

    米国に次いで世界で2番目に深刻なCOVID-19の大流行に直面するブラジルで、トランプの盟友で極右のジェイル・ボルソナロ大統領が陽性と診断されました。数カ月にわたりコロナウィルス流行の深刻さを軽視してきたあげくのことであり、厚生大臣は2カ月ちかく空席のままです。「政治指導者の劣化が感染症蔓延の主要なリスク要因です」とブラジルの疫学第一人者セザール・ビクトラは言います。彼はペロタス連邦大学の国際健康平等センター(Center for Equity in Health)のコーディネーターです。

    dailynews date: 
    2020/7/10(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ベルギーの王女 コンゴにおけるベルギー王家の残酷な植民地支配の過去を非難 賠償金支払いを呼びかける

    米国の「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)運動は、世界的に人種差別と植民地支配の歴史を見直すきっかけとなっていますが、ベルギーでも体系的な人種差別への取り組みと暴力的植民地支配の過去への償いを要求する運動が盛り上がっています。フィリップ国王は、レオポルド2世時代のコンゴにおけるベルギーの残虐な植民地支配に対して「遺憾の意を表明する」という前代未聞の声明を発表しました。レオポルド2世はコンゴを私的領地として扱い、王の命令により数百万人のコンゴ人が奴隷となり殺害されました。「これは消されてしまった歴史なのです」と、ベルギー系コンゴ人ジャーナリストで活動家のジア・アブラサートは言います。ベルギー王室の一員でレオポルド2世の甥の孫娘であるマリー=エスメラルダ王女にも話を聞きます。ベルギーは重要な一歩を踏み出したものの、「これからもっと先に進まなければならない」と王女は語ります。

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    2020/7/9(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 次のパンデミックを阻止する方法:疫病の大流行は気候変動危機と農業の工業化と関連性があると国連報告書

    パンデミックによる空前の世界的な公衆衛生の緊急事態が続いていますが、新しい国連報告書は、次のパンデミックを阻止するため、人類は自然環境に対する圧力を緩める必要があると言います。COVID-19と呼ばれる新型コロナウイルス感染症は、人畜共通の起源、つまり動物から人間に伝染したもので、この報告書はこのような病気は、農業の工業化や気候変動危機を含む人類の活動が原因で、伝染の頻度が増しているとしています。「我々は症状に注目するよりも、原因に目を向けました」と、新報告書の主執筆者でケニアの国際家畜研究所(International Livestock Research Institute)獣医伝染病学者、イギリス資源研究所(Natural Resources Institute)食品安全学教授のデリア・グレースは言います。

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    2020/7/9(Thu)
    記事番号: 
    2
  • バイアグラには「イエス」避妊には「ノー」 米最高裁 トランプ政権の主張を支持しオバマケアで義務化された避妊手段の無料提供に制限をかける

    米最高裁は、雇用主は従業員への避妊手段の無料の提供を、宗教または道徳観の理由で、拒否できるとするトランプ政権の主張を支持する判断を示しました。生殖権にとって大きな打撃です。オバマ政権が導入した医療保険制度(通称「オバマケア」)では、雇用者に従業員の避妊薬や避妊手段の自己負担をゼロにする保険適用が義務付けられていましたが、今後宗教上の理由で、それを例外対象とすることが出来ます。「非常にがっかりする判決でした」と、「全米女性司法センター」(National Women’s Law Center」代表兼CEOのファティマ・ゴス=グレーブスは言います。「例外対象となった人は、避妊薬の方法や費用を自分で見つけ負担することになるのです」

    dailynews date: 
    2020/7/9(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新型コロナウイルが浮き彫りにする「人種間における健康の大きな不平等」 最も差別をうけているのが黒人、ラティーノ、先住民

    新型コロナウイルスは、非白人系のコミュニティにより大きな打撃を与え続けています。連邦政府のデータによると、アフリカ系米国人とラティーノの人々が感染する確率は、白人の隣人と比べて3倍近く高く、感染によって死亡する確率は、白人の2倍になっています。「かなり大きな人種間の健康格差は以前からあったが、新型コロナウイルスがそれをいっそう深刻なものにした。パンデミックが発生した初期の数ヶ月間で経験したことは、人種間にある実に大きな健康の不平等がむき出しになり、しかも増幅したことです」と、ウチェ・ブラックストック医師は指摘します。ウチェは、ニューヨークの救急医療医で、保健サービスにおける人種差別と偏見と闘うために取り組んでいる会社、アドバンシング・ヘルス・エクイティ(Advancing Health Equity)の創設者でCEOを務めています。また、ピューリッツアー賞を受賞したニューヨークタイムズ特派員のシェリ・フィンク博士にも話を聞きます。

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    2020/7/8(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ニューヨーク市の二の舞?新型コロナウイルス感染者の「驚異的」な増加と格闘するテキサス州ヒューストンの医療従事者

    新型コロナウイルスの感染者が増加、入院患者が急増するなか、フロリダ、テキサス、アリゾナ、カリフォルニア各州では、病院のICU(集中治療室)のベッド数は限界にきています。8日、テキサス州は1日の感染者数が、過去最高の1万件を記録するというきびしさでした。「がく然としました。医療スタッフは、新型コロナウイルス患者のための治療室を、一つ、二つと、ひたすら継ぎ足しているのです」。テキサス州ヒューストン最大の病院からの、シェリ・フィンクのリポートです。シェリは医師で、ピューリッツァー賞の受賞経験もあるニューヨークタイムズ誌特派員です。

    dailynews date: 
    2020/7/8(Wed)
    記事番号: 
    2

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