ピュリッツァー賞に輝くジャーナリストで非営利組織「調査報道記者と編集者」(Investigative Reporters and Editors)の会長も務めるデビッド・ケイ・ジョンストンに、AP通信の編集者や記者の通話記録を米司法省が収集していたことが大きく問題化している件について話を聞きます。この措置が取られたのは、イエメン拠点のアルカイダによる米国行きの飛行機の爆破計画を米諜報機関がいかに阻止したかをAP通信が報じた時、記事の情報源を割り出すための捜査の過程のことでした。「これは現政権の非常に問題のある一面です。報道機関に敵対的なのです」とジョンストンは言います。「彼らは市民のための政府というより、一企業であるかのごとく振舞っています」。