デイリーニュース

  • アサンジ: 米政府によるウィキリークス摘発やマニングの「裁判ショー」は 内部告発者を脅すため

    米政府の大量の極秘文書をウィキリークスへ公開したブラッドリー・マニング陸軍上等兵の裁判が来週6月3日にも始まります。マニングは「公になって然るべき」だと感じていたという極秘文書などを不当に使用した罪は既に認めていますが、より重い罪である敵対勢力のほう助に関しては否認しています。現在ロンドンのエクアドル大使館に保護されているウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジはマニングの裁判を「人々がジャーナリストと話をしたり、公の場で発言することを怖がるように仕向けるための「裁判ショー」だと言います。アサンジはいまもスウェーデン送還を避け続けていますが、その法的立場に関しても話します。彼はスウェーデンに戻れば、そこから米国に送還され、すでに大陪審が秘密裏に彼を告発しているとされている米国で、マニングが漏洩した外交通信文書を公開した罪で自らが起訴されるのを恐れているのです。 

    dailynews date: 
    2013/5/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジュリアン・アサンジ: アノニマスのハッカーへの司法取引は 報道や市民運動への弾圧の一部だ

    ハッキング活動家団体アノニマスのジェレミー・ハモンドが、民間諜報会社ストラトフォーやFBI、その他の機関をハッキングした罪を認めました。ハモンドは自分の目的は政府や企業が密室で行っていることに光を当てることだったと言います。彼の活動でストラトフォー社の約500万通のEメールが最終的に内部告発サイト、ウィキリークスに掲載され、この民間諜報企業がどのように活動家たちを監視し、自らの顧客のためにスパイ活動を行っていたかが明らかになりました。ハモンドは自身の声明の中で、彼が司法取引に応じて罪を認めたのは、禁固30年を求刑しかねない過度の追訴を避けるためだったとしています。彼はすでに15カ月間勾留されており、独房にも数週にわたって監禁されています。ロンドンのエクアドル大使館に身をよせているウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジに話を聞きます。アサンジは、ハモンドの訴追は「有力な政治活動家や報道の情報源とされる者たちへの」より広範な弾圧の一部だと話します。

    dailynews date: 
    2013/5/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • パート2:アリス・ウォーカーが語るアクティビズム、同姓婚、アンジェラ・デイビス、オバマ、70歳を迎えること

    作家で詩人、活動家のアリス・ウォーカーに、彼女の新刊2冊について聞くインタビューを続け、もう一人の世界的に著名な作家で活動家、学者のアンジェラ・デイビスについての新ドキュメンタリーの抜粋を放送します。ウォーカーに、新刊The Cushion in the Road: Meditation and Wandering as the Whole World Awakens to Being in Harm’s Way(『瞑想座布団を持って:危険の増す世界と瞑想と放浪』)のサブタイトルの意味についてと、同姓婚、オバマが二期目に入ってこれまでしたことについての彼女の考えを聞きます。「彼が二期目に立候補しないようにと願ったことがありました。なぜなら、今私たちが見ていることを見たくなかったからです」と、彼の「米国内外の大富豪層との居心地の良い関係」と、多くの罪なき人々を殺した無人機へ寄せる信頼を引き合いに出しながら、ウォーカーは言います。

    dailynews date: 
    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 『瞑想座布団を持って』:詩人で作家のアリス・ウォーカーが世界的アクティビズムの中で自らの内面への旅に向き合う

    伝説的な作家で詩人、活動家のアリス・ウォーカーから彼女の新刊The Cushion in the Road: Meditation and Wandering as the Whole World Awakens to Being in Harm’s Way(『瞑想座布団を持って:危険の増す世界と瞑想と放浪』)について話を聞きます。同作の中で彼女は、人種差別、パレスチナ、アフリカ、オバマの大統領任務など、彼女の人生と仕事の上での主要テーマの多くを語っています。一連のエッセイは、世界へ深く関わろうとする一方で静かな思索にふけることを望む、彼女の相反する願望を描いてます。また、彼女は新しい詩集The World Will Follow Joy: Turning Madness into Flowers.(『世界は喜びに従う:狂気を花に変えること』)を出版したばかりでもあります。さらに、彼女の人生についての映画Alice Walker: Beauty in Truth(『アリス・ウォーカー:真実の中の美』)は5月31日に米国で封切られます。

    dailynews date: 
    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • オバマ 政治資金集め役で大富豪のペニー・プリツカーを商務長官に指名  反労組とサブプライムへの関与にもかかわらず

    大富豪の実業家で、過去にはオバマの資金調達に一役買っていたペニー・プリツカーは、彼女自身のビジネスのやり方が問題視されているにも関わらず、商務長官になることがほぼ決まりつつあります。プリツカーと彼女の家族は、シカゴを拠点とする企業であり、プリツカー家によるサブプライムローンの拡大後に破綻した「スペリアー銀行」(Superior Bank)を所有していました。15億ドル以上の純資産を持つプリツカーは、米国史上最も裕福な閣僚の一人になります。彼女はハイアット・ホテル・チェーンを創業した家系の出身です。同チェーンは、彼女と労働組合との衝突によって厳しい視線にさらられています。米労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)は、ハイアットは、強引な業務外部委託、低賃金、ハウスキーバーの酷使など、広範囲に渡る労働虐待を行ってきたと言います。イン・ディーズ・タイムズ誌(In These Times)の上級記者デイビット・モバーグから話を聞きます。彼の最新記事は、3 Troubling Things To Know About Billionaire Penny Pritzke

    dailynews date: 
    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • シカゴが50校の公立校を閉鎖へ:歴史的な大規模廃校は民営化の実験?

    学年度の終わりが近づく中、シカゴでは、米国の一都市としては史上最大の規模で行われる学校削減政策のため、記録的な数の学校がその扉を永遠に閉ざそうとしています。シカゴ教育委員会は5月第4週、同市の50校の公立校を閉鎖することを投票で決定し、これにより、3万人の学生が影響を受けるとみられています。このうち約90%はアフリカ系米国人です。シカゴのラーム・エマニュエル市長は、同市の財政赤字額の半分にあたる5000億ドル以上を節約するとして、この廃校政策を推し進めました。「ラーム・エマニュエルには実質的な教育計画があるわけではないのです。経済発展計画としてやっているだけです」と、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領政権時に副教育長官を務めた本日のゲスト、ダイアン・ラビッチは言います。賛成派は、今回の廃校は、採算性が悪く活用もされていない学校を対象にしていると言います。しかし、保護者や教師、学生らから成る発言団体は、今回の廃校は1クラスあたりの生徒数が過密になる原因となり、新しい学校へ通学するために今までより長い距離を歩かなくてはならなくなる生徒たちを危険にさらすとして、抵抗しています。廃校の反対運動を主導することを助けた「シカゴ教職員組合」(Chicago Teachers Union)のバイス・プレジント、ジェシー・シャーキーにシカゴから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/5/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「戦争の英雄」、イラク戦争退役軍人の悲惨な体験を描いたライズ・アゲインストの歌

    デモクラシー・ナウ!2013年戦没者記念日特別編の最後は、Rise Against(ライズ・アゲインスト)の歌「Hero of War(戦争の英雄)」で締めくくります。シカゴを拠点に活動をしているパンクバンドのティム・マクラスは5月上旬、シカゴのNATO首脳会議の会場外のデモ参加者のためにこの反戦ソングを歌いました。この歌は、イラク戦争従軍中の経験を振り返る退役軍人を歌ったものです。「俺はドアを蹴破った、俺は指令を口に出して叫ん だ。子どもたちは、泣いていたが、俺は目的の男を捕まえた。俺は奴を連れ去った、袋を頭にかぶせて、奴の家族や友人のもとから」とマクラスは歌います。この歌の動画はオンラインで1300万回以上視聴されています。

    dailynews date: 
    2013/5/27(Mon)
    記事番号: 
    5
  • シカゴNATO首脳会議で「平和を願うアフガニスタン人」と米軍帰還兵が反戦デモ

    2012年5月20日に、シカゴで開催されているNATO首脳会議会場で行われた反戦デモは「反戦イラク帰還兵の会 」(IVAW)と「平和を願うアフガニスタン人」が 中心となって行われました。「我々はNATOに抗議するため、そして全てのNATOの代表に対して、私たちの祖国、国民に対するこの非人道的、違法、かつ野蛮な戦争を終わらせるよう要請するためにここへ来ました」と、「平和を願うアフガニスタン人」のスライア・サハールさんは話します。サハールさんは シカゴで行われたNATO抗議デモでアフガニスタン帰還兵グラハム・クランプナーと並んで行進しました。「私はこちらの米軍帰還兵、グラハムさんと並べるのをたいへん光栄に思います。占領、戦争に対して私たち共に声を上げている彼らの行いは、正しいと思います」。クランプナーは、「この戦争への協力はいっさい拒否する」と言います。

    dailynews date: 
    2013/5/27(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 占拠運動で瀕死の重症を負った退役軍人スコット・オルセン NATO首脳会議に反戦メッセージ

    2度のイラク従軍の後、去年「オークランドを占拠せよ」運動で警官の発砲で負傷し生死の境をさまよった帰還兵スコット・オルセンに、 シカゴで開催されているNATO首脳会議の会場で話を聞きます。オルセンは、20日に行われた反戦デモで4つのメダルを返還しました。 なぜ占拠運動に参加し、厳重な警備が敷かれている NATO首脳会議に抗議しているのかを聞かれ、「我々が正しいことをしているということを示すために、あらゆる努力をするつもりだ。彼らがどんなことをしようとも、我々には支えてくれる仲間がいるし、前に進んでいく」とオルセンは語っています。

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    2013/5/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 自殺したイラク戦争退役軍人母の訴え:「死者に名誉を、負傷者に治療を、戦争の中止を」

    シカゴのNATO首脳会議の場外仮設ステージでは、反戦を唱える退役軍人らが、NATOのボスニアからリビアまでの軍事活動ではためいた星条旗を折りたたみました。星条旗は「戦地で命を落とした、もしくは任務から帰還した後に自ら命を絶った何千人ものアメリカ人の棺にかけられた」旗を象徴するものです。彼らはこの旗を、2007年に米軍に入隊し、イラクでの2度目の従軍から帰還しあた2010年3月に自殺したデリック・カークランドの母親、マリー・カークランドに贈呈しました。「息子が自殺をしたと言わなければいけないことを恥ずかしいとは思いません。私は息子のメンタルヘルスの治療を怠った米軍を恥だと思います」とカークランドさんは話します。当初、軍は息子は戦死したと報告していました。

    dailynews date: 
    2013/5/27(Mon)
    記事番号: 
    2

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