デイリーニュース

  • 全米黒人地位向上協会(NAACP)を去る ベンジャミン・ジェラスの今後の抱負

    ベン・ジェラスが5年の任期を終えて全米黒人地位向上協会(NAACP)の会長職を辞します。在職中は死刑制度や投票権、さらに警察による人種プロファイリングの問題など多くのキャンペーンを率いて多忙な時を過ごしました。ジェラスに引退後の計画について聞きます。家族と過ごす時間を増やし、若者を教育したり新たな政治行動委員会を創設してみたいとジェラスは言います。

    dailynews date: 
    2013/9/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「私はトロイ・デイヴィス」処刑から2年 支持者や家族は死刑廃止運動を続ける

    2年前の2011年9月21日、ジョージア州は警察官マーク・マクフェイル殺害事件で有罪となったトロイ・デイビスの死刑を執行しました。警察関係者以外の証人9人のうち7人までが証言を翻すなど、デイビスが殺したとする証拠に重大な疑義が生まれていたにも関わらず、刑は執行されました。トロイ・デイビスの妹キンバリー・デイビスは、兄の無実を証明し、全米の死刑廃止に向けた家族を挙げた戦いについて、「戦いは終わっていません。実際のところは始まったばかりであり、まだまだ道のりは長いのです」と話します。全米黒人地位向上協会(NAACP)会長を辞任するベンジャミン・ジェラスと、ジェン・マーロウにも話を聞きます。マーロウはトロイの長姉マルティナ・デイビス=コレイアとともにI Am Troy Davis(『私はトロイ・デイビス』)という本を書きました。マルティナは10年にわたる乳がんとの戦いの末、2011年12月に他界しました。それに加えて、デモクラシー・ナウ!が特別中継した死刑執行の夜の模様と、トロイの葬儀についても再放送します。

    dailynews date: 
    2013/9/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 2周年を迎えたウォール街占拠運動 現在も分派組織が99%のための活動を継続

    ウォール街占拠運動が経済格差についての論調に変化を起こしてから2年が経過しました。ニューヨーク市のズコッティ公園より発生した運動の遺産が今でも数々のグループにより受け継がれている様子を見ていきたいと思います。「残り98パーセント」(The Other 98 Percent)の運動コーディネーターで、占拠運動の時期、全体会議と広報会議ミーティングのまとめ役を務め、「選挙運動有色人種連盟」(Occupy People of Color Caucus)のメンバーだったニコール・カーティーに話を聞きます。加えて「非暴力で行こう」(Waging Nonviolence)サイトの編集を務め、ハーパーズ・マガジン、ネイション誌、ニューヨーク・タイムズ紙、カトリック・ワーカー紙に、長期に渡り占拠運動の記録を寄稿してきたネイサン・シュナイダーにも話を聞きます。シュナイダーは新著Thank You Anarchy: Notes from the Occupy Apocalypse(『無秩序に感謝:占拠運動黙示録』)で、占拠運動の最初の1年の歴史を綴りました。

    dailynews date: 
    2013/9/19(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「米国で起こっているのはジェノサイド」:シカゴの銃撃被害者の母親 蔓延する銃暴力を批判

    12人が犠牲となったワシントン海軍工廠銃撃事件を受けて、「ニュータウン・アクション同盟」(Newtown Action Alliance)のメンバー多数を含む、数十人の銃規制活動家が9月18日、連邦議会前に集まり、銃購入の際に全米共通で行う身元調査を拡大させる法案復活を求めました。スピーチを行った中には、2010年にシカゴの祖母の自宅前のポーチで射殺された、当時18歳のディーノ・ウールドリッジの母、シャンドラ・ロビンソンもいました。「私たちは空っぽの家に帰らなくてはなりません。なぜなら本来銃を持ってはいけないはずの人間によって、私たちの子供たちが奪われてしまったから。」と、ロビンソンは訴えました。「これは一時的流行で済ませられません。米国で起っているのはジェノサイドです」シカゴのロビンソンに話を聞きます。彼女はシカゴで、反暴力運動家として、また「急進的終末の時国際長老会議」(Radical End Time Ministries International)の伝道者として活動しています。

    dailynews date: 
    2013/9/19(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「われわれの社会はどうなるのか?」:銃暴力への取り組みの失敗について 元NRA会員が語る

    ワシントン海軍工廠銃撃事件から3日が経ち、死者12名を出したアーロン・アレクシスによる凶行の捜査が進められています。議員らは、暴力事件の経歴を持ち、精神障害もあったにもかかわらず、なぜアレクシスが基地の警備を通過できる資格を持ち続けていたのかを問うています。しかし一方、議会では新たな銃規制法を成立させようという動きは、ほとんどありません。「米国は岐路に立っています。われわれ社会はどうなるでしょう」と問うのは、The Last Gun: How Changes in the Gun Industry Are Killing Americans and What It Will Take to Stop It(『最後の銃:銃産業の変化に殺される市民とそれを止める方法』)の著者トム・ディアスです。ディアスは全米ライフル協会(NRA)の元会員で、今も銃の愛好家です。

    dailynews date: 
    2013/9/19(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 33年前に米国がかろうじて回避した核ホロコースト しかし今も破滅の危険が

    33年前の9月18日、米国は自国領土内での核ホロコーストの発生を辛くも回避しました。いわゆる「ダマスカス・アクシデント」です。アーカンソー州ダマスカス郊外のミサイル発射基地で大陸間弾道弾タイタンⅡが事故を起こしたのです。通常の保守点検作業中、若い作業員が重さ4キロの工具をサイロ内で落としてしまいました。それがミサイルの外殻を突き破って可燃性のロケット燃料の大規模漏出を引き起こしました。タイタンⅡの先端部にはかつて米国ミサイルに搭載された中で最強の熱核弾頭が載っていました。広島を破壊した爆弾の600倍の威力があったのです。事故からの次の9時間、空軍のグループは決死の覚悟でミサイルを大規模爆発から救おうと奮闘しました。爆発すれば計り知れない被害が必至でした。その詳細がエリック・シュロッサーの新著Command and Control: Nuclear Weapons, the Damascus Accident, and the Illusion of Safety(『指揮と統制:核兵器、ダマスカス・アクシデント、そして安全幻想』)に書かれています。同書は、米国国内での核爆発事故や、偶発的な戦争勃発まで間一髪の状態になったことが、どのくらい頻繁に起きてきたのかを検証してします。

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    2013/9/18(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ビル・マッキーベン:キーストーンXL石油パイプラインを拒否すればオバマは彼の気候政策の評価を救えるだろう

    350.comの共同創設者でディレクターのビル・マッキーベンが21日に行われる全米的なキーストーンXL石油パイプラインへの抗議行動「Draw the Line(けじめを付ける)」について話します。16日にはすでに、テキサス州ヒューストンで議論の的となっているこのプロジェクトを推し進めるトランスカナダ社のオフィス前で抗議した13人が逮捕されています。マッキーベンは Oil and Honey: The Education of an Unlikely Activist(『石油と蜜:見込みのない活動家を教育する』)という新著を出したばかりです。マッキーベンは、オバマがキーストーンXL の建設を承認するか否かの決断を保留しているのは歴史的なチャンスだと話します。「もし(オバマが)キーストーン・パイプラインにノーを突きつけたら彼は世界で初めて『建設は相成らん、なぜなら気候に悪影響があるからだ』と表明する指導者となれます」とマッキーベンは言います。「そうしたらコペンハーゲン以降行き詰まっている気候交渉が再開されるきっかけになるかもしれません……よくオバマは自分の議会の愚かしさを非難していて、それは的を得ています。が、キーストーンに関しては自分自身で決定をくださなくてはならないことになってしまった。ですからここはひとつ正しい決断を下したほうがいいのです。」

    dailynews date: 
    2013/9/18(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 千年洪水:地球温暖化がコロラドの前例のない豪雨を悪化させた?

    1週間以上にわたるコロラド州の大雨がやっとあがりました。この雨によって、専門家が「千年洪水」(千年に一度の洪水)と呼ぶ大洪水が起きました。先週、ボールダー郡の複数の場所では54cm以上の雨が降りました。同地域の平均年間降水量の2倍近い数字です。この洪水で少なくとも8人が死亡し同地域の家屋1600戸が倒壊、2万戸が何らかの損害を被りました。そのほかにも数十の橋や道路やハイウェーの主要部分が通行不能になっています。多くの住民たちは浸水や冠水で身動きがとれなくなりました。全体の洪水域は17の郡に及び、これはデラウエア州に匹敵する面積です。1週間に及ぶこの破壊的な洪水が終わって、コロラド州の住民は今度は汚染水の問題に直面しています。州の北東部には数千ものガス井や油井の基地があり、そこも押し寄せる洪水にやられたのです。2人のゲストに話を聞きます。ジム・プーランはコロラドの公共ラジオ局KGNUの記者兼プロデューサーです。もう1人は350.comの共同創設者でディレクターのビル・マッキーベンです。

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    2013/9/18(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「5番目の少女」:50年後も補償を求め続けるバーミンガムの教会爆破事件生存者

    50年前の1963年9月、クー・クラックス・クラン(K.K.K.)がアラバマ州バーミンガムの「16丁目バプティスト教会」を爆破し、デニス・マクネア、キャロル・ロバートソン、シンシア・ウェズリー、アディ・メイ・コリンズという4人の少女が死亡しました。この爆破事件は、画期的な「ワシントン大行進」(March on Washington for Jobs and Freedom)から1ヶ月も経たないうちに起こりました。9月第2週、彼女たちを追悼するために数百人が首都ワシントンDCに集まり、死亡した少女たちに議員らから議会名誉黄金勲章が授与されました。アディ・メイ・コリンズの妹で、爆破事件の“5人目の被害者”としてしばしば紹介されるサラ・コリンズ・ルドルフから話を聞きます。教会が攻撃されたとき、わずか12歳だったコリンズ・ルドルフは、ガラスの破片で負傷し、片方の目を失明し、数ヶ月入院しました。今でも彼女はバーミンガムに住み、爆破による身体的、精神的、感情的影響に苦しんでいます。彼女はいまだに、何の補償も受けていないと言います。

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    2013/9/17(Tue)
    記事番号: 
    3
  • モスクからサッカーリーグまで:イスラム教徒と活動家を標的にしたニューヨーク市警の極秘スパイチームの内幕

    ニューヨーク市警察(NYPD)は9.11以降、国家安全保障局(NSA)よりもある意味ではさらに攻撃性のある諜報活動を行ってきました。その中核にあるのが、アラブ系とイスラム教徒の米国人たちを標的にした、彼らの生活、仕事、信仰の場でのスパイ活動です。2010年までNYPDの「人口統計部」として知られていた部署は、極秘にイスラム教徒の学生グループに潜入し、モスクに情報提供者を送り込み、レストランや理髪店やジムで盗聴し、巨大な情報データベースを構築しました。このプログラムは、国内スパイ活動をすることを禁じられている米中央情報局(CIA)の協力の下に確立されました。1ヶ月前の8月には、NYPDが、十数のモスクを含む少なくとも50のイスラム系組織をテロリスト集団と見なしたことが明らかになりました。これによって彼らは、モスクに諜報員を送り込み、礼拝者らを偵察し、極秘の録音をするといった「テロ計画調査」(Terrorism Enterprise Investigations)と呼ばれる活動を実施することができます。NYPDのスパイ・プログラムを明らかにし、ピュリッツァー賞を受賞したAP通信の二人の記者、マット・アプッゾとアダム・ゴールドマンから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/9/17(Tue)
    記事番号: 
    2

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