10月第3週に発売される、妊娠中絶支持派運動の新たなビジョンを示す書籍を取り上げます。Pro: Reclaiming Abortion Rights(『支持 --中絶の権利を取り戻す』)で、ネイション誌のコラムニスト、カサ・ポリットは、過去数年に成立された多数の中絶医療制限の裏にある論理を解剖し、それらの制限が、根本的には安全ではなく女性のコントロールを目的としたものであると解き明かします。中絶医療を受けることがますます難しくなっている潮流を逆転させるには、中絶支持運動が中絶「嫌悪化」(awfulization)を終わらせなくてはならないとポリットは結論します。同書でポリットは「中絶は積極的に社会の役に立つと考えましょう。そしてそれを大声で唱えるのです。」と書いています。