デイリーニュース

  • 『シティズンフォー』: NSA内部告発者エドワード・スノーデンの物語の内幕を捉えたローラ・ポイトラスの新作映画

    「現段階では、私の言葉を信じてと言うしかない。私は諜報機関に所属する上級公務員です。こうやってコンタクトを取ること自体、非常に危険だということをわかってほしい……あなたの時間の無駄になるようなことはありません。」これは、エドワード・スノーデンが映画製作者ローラ・ポイトラスにあてた最初のメッセージのひとつです。これらのやり取りから始まった協力体制がが後に米国家安全保障局(NSA)が敷いた巨大な監視網を暴露することとなりました。数ヶ月後、ポイトラスは香港のホテルの一室でスノーデンとはじめて会います。ポイトラスは、スノーデンが、ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドとユアン・マカスキルにことの詳細を語る様子を20時間以上撮影しました。これまでほとんど公開されていなかったこのときの映像が、ポイトラスの新作Citizenfour(市民4)の中心となっています。ポイトラスに同作についてと、自身が経験した政府の監視について話を聞きます。この映画はポトラスが「9/11三部作」として制作してきた、イラク戦争についてのMy Country, My Country(『わが祖国、わが祖国』)、キューバのグアンタナモ湾米軍基地についてのThe Oath(『誓い』)の三部目の作品です。

    dailynews date: 
    2014/10/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー 「米国が国際法に従ったら素晴らしいのに」と国連で

    先週、世界的に名高い言語学者で活動家のノーム・チョムスキーが国連総会ホールでイスラエル・パレスチナ問題について重要な演説を行った後、エイミー・グッドマンが800人の聴衆の前でチョムスキーにインタビューを行いました。チョムスキーは「パレスチナ人の自然権行使をめぐる国連委員会」の後援によるイベントで演説を行いました。「米国が取れる一つの重要な行動は、自国の法律に従うことです。もちろん米国が国際法に従うならそれに越したことはありませんが、それは無理な注文でしょう。」とチョムスキーは言いました。

    dailynews date: 
    2014/10/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー 国連にて米国のイスラエル支援とパレスチナ国家妨害を激しく非難

    国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長は、イスラエルが最近のガザ攻撃中に国連施設を破壊した件について調査する計画を発表する中、世界的に知られた反体制派でマサチューセッツ工科大学名誉教授のノーム・チョムスキーが国連総会ホールで行った演説を放送します。これは「パレスチナ人の自然権行使をめぐる国連委員会」の後援によるイベントの一環でした。「1976年1月に始まったパターンが今日まで続いています〔訳注:1976年1月国連安全保障委員会にパレスチナとイスラエルの二国家をそれぞれ承認することで紛争を解決する決議案が提出され、アラブ諸国やPLOはこれを支持した〕。イスラエルはこうした条件での和平を拒絶し、長年にわたり軍事、経済、外交、思想面での絶間ない断固とした米国の支持のもと、膨大な資源をつぎ込んでその実現を全力で阻止しています」と、チョムスキーは述べます。

    dailynews date: 
    2014/10/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ムミア・アブ=ジャマールが刑務所の中から発言、囚人たちを黙らせるペンシルバニア州の新法

    共和党所属のペンシルベニア州知事トム・コルベットは、囚人の言論の自由の権利を踏みつぶすと批評家らが言う法案に署名し法律として成立させる予定です。議員らは10月第3週、同州の最もよく知られた囚人の一人を標的にする一つの方法として、同法案を可決したと率直に述べました。この囚人はジャーナリストで元ブラックパンサー党員ムミア・アブ=ジャマールです。彼は1982年にフィラデルフィアの警官を殺害したことで有罪になりましたが、長年無罪を主張し続けています。10月14日の夜遅く行われた投票で、ペンシルバニア州議会は「再犠牲者化救済法」(Revictimization Relief Act)を全会一致で可決しました。同法によって、囚人や元犯罪者が公衆の前で話すのを許すことが犠牲者の「精神的苦痛」につながると判事が認めた場合、彼らの公衆演説を検閲ことが許されることになります。この法案は、アブ=ジャマールが10月初旬にバーモント州のゴダード大学で卒業生に向けて事前に録音された卒業式のスピーチを行った後で提出されました。同法案へのアブ=ジャマールの反応を放送し、刑務所からのアブ=ジャマールのコメントを1992年以来録音し放送している「刑務所ラジオ」(Prison Radio)の創設人であるノエル・ハンラハンから話を聞きます。

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    2014/10/21(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 元国連特別報告者リチャード・フォーク:パレスチナの闘いに政治的正統性がもたらす希望

    イスラエル政府は10月20日、国連の自由権規約人権委員会の前に珍しく姿を現しましたが、同国の代表団はイスラエルによってほぼ半世紀の間占領されているヨルダン川西岸とガザ地区の状況に対して責任を認めることは拒否しました。イスラエルに、その占領地内での行動の責任を取らせるために6年を費やした法律専門家に話を聞きます。リチャード・フォークは国際連合人権理事会のパレスチナ人権の特別報告官とのとしての任期を終えたばかりです。イスラエルとパレスチナ問題および国連の報告者としての経験についての彼の文章は、新刊Palestine: The Legitimacy of Hope(『パレスチナ:正統性に望みを』)にまとめられています。

    dailynews date: 
    2014/10/21(Tue)
    記事番号: 
    2
  • イスラム国によるコバニ攻撃を無視してきた米国 大規模空爆とトルコと敵対するクルド系勢力への武器供与を始める

    ジョン・ケリー国務長官は10月初め、シリアにあるクルド人の町コバニは「戦略の対象」ではないので、米国は「イスラム国」がこの町を掌握することを妨害する行動は取らないだろうと述べました。しかし、報道映像がトルコ-シリア国境で「イスラム国」の戦闘員が大っぴらに町を攻撃しているのを伝えると、米国主導の有志連合はシリア軍事作戦中最大の空爆で応戦しました。米国主導の有志連合はさらに、数週間に渡ってその実行を拒否していた、シリアのクルド人への武器や支援品の空中投下を始めました。トルコは現在、イラクのクルド人部隊が戦闘に参加できるようシリアとの国境を開放すると述べています。トルコ政府はこれまで、コバニにいるシリア・クルド勢力とトルコの宿敵である「クルド労働者党(PKK)」がつながっていることから、彼らを援助することに反対してきました。この複雑な状況を解説してもらうために、国際法の長年の教授で元国連特別報告者のリチャード・フォークから話を聞きます。彼は4ヶ月のトルコ滞在から米国に戻ったばかりです。

    dailynews date: 
    2014/10/21(Tue)
    記事番号: 
    1
  • メディアで可能性を広げる銃士たち:障がいのある米露映画製作者が 国境を越えた奮闘の日々を描く

    「メディアで可能性を広げる銃士たち」(Media Enabled Musketeers)を紹介します。これは障がいを持つロシアと米国人が一団となり、映画を通して障がい問題の関心を高めようとしているグループです。彼らは、障害を持つ人々が日常的に直面する課題──アクセシビリティ、愛、夢、そして偏見を巡る問題──を描いた短編映画を10本以上製作しました。その中の一本Don’t Look Down on Me(『見下すのはやめて』)はユーチューブでヒットとなり260万回以上再生されました。同作品は、ニューヨーク在住で、小人症の最も一般的な原因である軟骨形成不全症を患うジョナサン・ノヴィックが隠しカメラを使い、日常的に向けられる偏見と無神経な行動を暴きます。同グループの作品クリップを紹介しながら、この米露プロジェクトがいかにして障がい者の日常に対するよりよい理解を提供し、米露2国間の架け橋となるのか、関係者4人に話を聞きます。

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    2014/10/20(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「女性はオンラインの世界で排斥されている」フェミニストのアニタ・サーキージアン、ビデオゲーム批評で脅迫を受ける

    著名なフェミニストのビデオゲーム評論家アニタ・サーキージアンは先週、ユタ州立大学でスピーチを予定していましたが、会場で「米国史上最悪の乱射事件」をおこすという脅迫メールが同大学に届いたため中止に追い込まれました。脅迫メールには「フェミニストに人生をめちゃくちゃにされたから、その復讐をしてやる」とありました。送信者はマーク・ルピンと署名、これは1989年のモントリオールの乱射事件で女性14名を殺害した犯人の名前で、被害者の大半は女性の工学系の学生でした。サーキージアンは、ユタ州法ではキャンパス警察は市民が銃を携帯することを阻止できないと言われたため、スピーチを中止しました。「ゲーマーゲート(Gamergate)」と呼ばれるこの事件について、また、繰り返し暴力的脅迫を受けているにもかかわらず続けている、ビデオゲームに登場する女性キャラクターに対する女性嫌悪や性差別、暴力を指摘するキャンペーン運動について、話を聞きます。「ネット上のハラスメント、特にジェンダー問題に関わるネット上のハラスメントが多発しています」とサーキージアンは言います。「女性たちは追いやられている、オフラインへと排斥されているのです。これはゲームの世界だけの話ではなく、広範囲なオンラインの世界、特に男性優位の業界に参加したり仕事したりしている女性たちに起こっているのです」

    dailynews date: 
    2014/10/20(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 接戦だが低投票率が予想される米中間選挙 コロラド州上院議員選が米議会の主導権を左右する

    本日はコロラド州デンバーからの放送です。11月に行われる米国中間選挙で、コロラド州の上院議員選挙が米議会にどう影響を及ぼすかを考えます。 世論調査によると、 共和党候補のコリー・ガードナーと民主党現職のマーク・ユーダルの形勢は互角となっています。トラクターのセールスマンを父に持ち、下院議員 として2期を務めたガードナーは、ユダルが医療制度改革法(the Affordable Care Act)を支持したことを非難、ユーダル一族の政治的な縁故関係も批判しています。一方、ユーダルはガードナーが右寄りになりすぎていると批判し、特に人権は受胎とともに始まると宣言したコロラド州の「パーソンフッド」住民投票への支持を批判しています。州外の団体から数百万ドル規模の資金がこの選挙に投入されたと言われています。ガードナー対ユーダルの選挙戦ならびに中間選挙の主要ポイントについてマイク・リトウィンに聞きま す。リトウィンは元デンバー・ポスト紙のベテラン政治コラムニストで、現在はコロラド・インディペンデント紙へ寄稿しています。

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    2014/10/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 警察による残虐な殺害事件: 陪審員 留置所で殺害された伝道師の家族へ歴史的高額の賠償金を授与

    コロラド州デンバー市では警察による残虐な事件が続いていますが、連邦陪審はこの度、デンバー市の留置所内の登録所で殺害されたホームレスの伝道師の遺族に対し、歴史的賠償金460万ドルを授与する判決を下しました。被害者マービン・ブッカーは警官にわしづかみにされて倒され、数人の警官がその上に乗ってのど攻めにされ、テーザー銃で撃たれた後死亡しました。検死官はブッカーの死を殺人と断定しましたが、検察官は関与した保安官代理らの訴追を見送りました。また、デンバー市保安官事務所はブッカーが他人に危害を及ぼす恐れがあり、拘束が必要だったと主張して 警官たちを懲戒処分にしませんでした。この事件は、警察当局による職権乱用の歴史を浮き彫りにし、丸腰の10代の少年マイケル・ブラウンがミズーリ州ファーガソンで警察官に殺害された事件以来、地域的また全米的に高まっていた警察改革への要求に弾みをつけるものとなりました。本日は法執行機関の責任を求める運動の第一人者、新契約キリスト教 会(the New Covenant Christian Church)とアルファ・オメガ牧師会(Alpha and Omega Ministries)のレジナルド・ホームズ牧師に話を聞きます。もう一人のゲストはデンバー・ポスト紙の元記者で、現在はコロラド・インディペンデント紙の編集者となっているスーザン・グリーンです。

    dailynews date: 
    2014/10/17(Fri)
    記事番号: 
    1

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