デイリーニュース

  • バーニー・サンダース議員:米国は少数独裁国家となる瀬戸際にある

    共和党大勝利の中間選挙について、バーモント州の独立上院議員バーニー・サンダースに感想を聞きます。「私が恐れているのは、シチズンズ・ユナイテッド判決が米国政治に及ぼした影響と、コーク兄弟やその他の億万長者が先例のない巨額な金を選挙に費やすことが出来る体制です」と、サンダースは言います。「私は米国が、一握の億万長者が経済だけでなく政治もコントロール出来る、少数独裁形式の社会へ向かう瀬戸際にあるのではないかと恐れています。我々はそれと戦わなければなりません」

    dailynews date: 
    2014/11/5(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 2008年のオバマ当選を助けた草の根運動 残り2年の任期中に浮上してオバマに圧力をかけられるか?

    オバマ大統領は2期大統領を務めた過去3人の大統領、ロナルド・レーガン、ビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュと同様、最後の2年は対立政党が議会を制するという苦境に立たされました。「強い反対を受けても、大統領は2期の最後の1/4期の方向性を明確にする力があるのです」と、ネィション誌の政治記者のジョン・ニコラスは言います。「私が恐れているのは、オバマ大統領が共和党にその方向性の決断を許してしまうかもしれないということです。これは草の根運動にとっては非常に重要な時期となります」

    dailynews date: 
    2014/11/5(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 気候変動否認派の大勝利: 共和党は上院を制した後 環境保護庁の規制を標的に 

    米議会の両院で新しく指揮権を得た共和党の議題には環境規制の緩和が含まれます。これにはオバマ大統領が設定した石炭発電所による温室効果ガス制限も標的となっています。「ネイション・インスティチュート調査基金」(Investigative Fund of the Nation Institute)のリポーターで、リパブリック・レポート」(Republic Report)で政治と金についてブログを書くリー・ファンに、今後の展望を聞きます。「共和党が両院を制する幸運にあやかることができたのは、非常に少数の化石燃料企業が支援した多額の選挙資金から恩恵を受けたからなのです」とファンは言います。「次期議会では上院と下院の重要な委員会で、公然と気候変動を否認する議員たちが主導権を握るでしょう」

    dailynews date: 
    2014/11/5(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シチズンズ・ユナイテッドの上院議員: 中間選挙で共和党が圧勝 ミッチ・マッコーネルが多数党院内総務に

    4日の中間選挙では、共和党が上院の過半数以上の議席を獲得し、すでに過半数を超えていた下院でもさらに議席を増やして、ここ8年来初めて米議会を制しました。共和党候補者は少なくとも13のうち10の接戦上院レースに勝ち2007年以来初めて上院で過半数を超えました。ケンタッキーの上院議員ミッチ・マッコーネルは、全米で最も注目を集めた選挙で、民主党のアリソン・ランダーゲル・グライムスを破り、上院の多数党院内総務となります。マッコーネルは金融再建計画に反対し、シチズンズ・ユナイテッド(Citizens United)判決の支持を主導しました。シチズンズ・ユナイテッド判決は、無制限の資金が使われる選挙への門を開き、今回の選挙では40億ドルという中間選挙としては過去最高の大金が投入されました。ケンタッキーの選挙戦とマッコーネルが多数党内総務となる上院について、ルイビルのフリーランスジャーナリストのフィリップ・ベイリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/5(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 共和党が上院で過半数奪回の可能性があるものの、州選挙では右派の議題は否決の見通し

    11月4日の中間選挙では下院の各議席が争われますが、接戦になるのはわずか数十の選挙区だけです。どっちに転ぶかわからない上院の支配を左右するのは、約10の主要州に絞られます。共和党は上院を再度制するために6議席を増やすことが必要ですが、直前世論調査ではわずかに民主党を上回る結果なっています。いくつかの選挙戦は大接戦で、決選投票になるかもしれません。その場合、11月4日中に上院の勝敗が決まらない可能性もあります。共和党が公共支出のさらなる削減や、米環境保護庁の石炭火力発電所からの排出量制限を含む環境規則の撤廃、地球温暖化に取り組む委員会の管理といった公約を掲げる中、上院の支配は重要問題です。しかし、上院の結果がどうであれ、民主共和両二大政党の現職知事が有権者の反動に直面する中、米国全体ではさまざまな結果が生じると予想されます。今回の中間選挙ではまた、数々の主要問題をカバーする147の住民投票が行われます。アラスカ、アーカンソー、ネブラスカ、サウスダコタの4州では最低賃金の引き上げについて投票されます。この4州はすべて共和党州ですが、それにもかかわらず、こうした法案は可決されると世論調査では出ています。ネイション誌の寄稿者であるジョン・ニコラスとリー・ファンに主要問題を要約してもらいます。

    dailynews date: 
    2014/11/4(Tue)
    記事番号: 
    4
  • “黒い金”による TV広告を使った史上最高額の中間選挙: 選挙資金は制御不能

    史上最高額の資金が動いている今回の中間選挙ですが、投票率は過去数年で最低レベルになるかもしれません。支出は推定40億ドルという記録的な額にもかかわらず、投票率は2006年と2010年の40%を下回ると見られています。支出額の4分の1に当たる約10億ドルは匿名の、いわゆる黒い金団体からのものです。その資金は、そのほとんどが中傷キャンペーン広告である、200万件に及ぶテレビ広告の制作費に当てられました。この黒い金の追跡をしようとしている一人の記者、リー・ファンから話を聞きます。「ネイション・インスティチュート調査基金」(Investigative Fund of the Nation Institute)の報告者として、ファンは「リパブリック・レポート」(Republic Report)でお金と政治についてブログを書いています。

    dailynews date: 
    2014/11/4(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 投票者に対する新たな抑圧法 主要な選挙を左右する可能性と、今後起きる時代の逆行

    「全米黒人地位向上協会」(NAACP)の元代表で「南部選挙基金」(Southern Election Fund)の現会長であるベンジャミン・ジェラスは2014年に入ってから、有色人種の有権者の中に起こった有権者登録の大きな動きが南部主要州の勢力の均衡をいかに変えるかを示す報告を発表しました。しかし、こうした取り組みは、有権者が投票するのを難しくするような一連の面倒な有権者ID法という障壁に直面しています。これらのID法は「投票権法」(Voting Rights Act)の主要部分を無効にした米国最高裁判所の判決が支える形となっています。「共和党は彼らが勝利しようとしている州での投票者に対する抑圧を強化しているわけではありません」と、ジェラスは言います。「彼らは支配を失うことを恐れている州で投票者抑圧を強化しているのです。この状況は、ちょうど時代が逆行しているかのようです」。

    dailynews date: 
    2014/11/4(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ジョージア州で有権者4万人が行方不明? 有色人種地域での有権者登録運動で集めた名前が名簿から欠落

    上院の勝利が焦点となっている11月4日の中間選挙で、有権者登録を巡る大きな論争が接戦区の一つに影響を与えることになりそうです。ジョージア州では4万件以上の有権者登録が行方不明になったと言われています。そのほとんどは、主に民主党を支持する有色人種のコミュニティを代表するものです。このことが共和党の上院勝利を助けることになるでしょうか? ジョージア州の下院少数党院内総務であるステーシー・エイブラムスから話を聞きます。彼女の団体「新しいジョージア・プロジェクト」(New Georgia Project)が提出した何万もの有権者登録は現在行方不明です。エイブラムスはジョージア州下院を率いる最初のアフリカ系アメリカ人で、ジョージア州議会の両院を通じて、女性としてはじめて党の代表となりました。「全米黒人地位向上協会」(NAACP)の元代表で「南部選挙基金」(Southern Election Fund)の会長であるベンジャミン・ジェラスからも話を聞きます。

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    2014/11/4(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人差別再び:州間の「クロスチェック」プログラムが数百万人の投票権を奪う恐れ

    中間選挙前日ということで、黒人とヒスパニック、アジア系アメリカ人を中心に数百万人の有権者から投票権を奪う恐れのある新たな有権者ID法について、調査報道記者のグレッグ・パラストの報告をお送りします。現在、州間有権者登録クロスチェック・プログラムには27州が参加しています。このプログラムの支持者は不正投票の防止に不可欠だと主張していますが、民主党寄りの有権者の投票を阻止するために用いられていると批判する人もいます。すでに何万人もの人が有権者名簿から削除され、さらに数百万人の人が危機にさらされています。6か月間にわたる調査に基づき、パラストの取材はアルジャジーラ・アメリカで放送されました。パフィン基金特別研究員のパラストは、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー本Billionaires & Ballot Bandits: How to Steal an Election in 9 Easy Steps(『億万長者と選挙泥棒:選挙を乗っ取る9つのかんたんな方法』)を執筆しています。

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    2014/11/3(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「ママ・アフリカ」を讃えて:アンジェリーク・キジョー 南アフリカ人歌手で活動家のミリアム・マケバを追悼

    グラミー賞受賞シンガーソングライターのアンジェリーク・キジョーに、著名な南アフリカ人歌手で活動家のミリアム・マケバの追悼イベント企画について話を聞きます。「ママ・アフリカ:ミリアム・マケバへのトリビュート(Mama Africa: A Tribute to Miriam Makeba)」は、ニューヨーク市のカーネギーホールで5日に上演される予定です。ユニセフ親善大使のキジョーは自叙伝Spirit Rising: My Life, My Music(『スピリット・ライジング:私の人生、私の音楽』)の著者でもあります。彼女の最新アルバムEVE(『イヴ』)は、アフリカの女性たちに捧げたものです。

    dailynews date: 
    2014/11/3(Mon)
    記事番号: 
    2

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