オバマ大統領は、アメリカ最長の戦争を収束させると約束していたましたが、密かにアフガニスタンでの米国の役割を拡大させていました。ニューヨーク・タイムズ紙によると、米軍が直接戦闘に関わることを確実にする機密命令にオバマが署名していたのです。さらに、この命令で米国のジェット機や爆撃機そして無人機が、戦闘任務でアフガニスタン軍を支援することが可能になります。また、状況によっては、アフガニスタン全土でアフガニスタン軍の作戦を支援するため、米国による空爆の権限を認めているということです。この決定は、オバマが今年の春、米軍は2015年からアフガニスタンでの戦闘に参加しないと表明したことと矛盾しています。9月に就任したアフガニスタンの新大統領アシュラフ・ガニもまた、拡大した米軍の役割を支持しており、前任者のハミッド・カルザイが導入した米軍による空爆や共同襲撃の制限を緩和させたと伝えられています。和平活動家で10年間アフガニスタンで人道援助を行っているハキーム医師に話を聞きます。また、アフガニスタンから帰国したばかりの「クリエイティブな非暴力への声」(Voices for Creative Nonviolence)のキャシー・ケリーにも話を聞きます。