デイリーニュース

  • 「社会主義が唯一の答え」ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイについて社会主義者市議が語る

    社会主義者のシアトル市議会議員、クシャマ・サワントにパキスタンの教育活動家で社会主義支持を表明しているマララ・ユスフザイのノーベル平和賞受賞決定について聞きました。2012年、銃を所持したタリバンの男がスクールバスに乗り込み、ユスフザイは頭部を銃撃されましたが、彼女は生き延び、女の子が学校へ行く権利を求める運動を継続しています。ユスフザイは英イングランドで療養中の傍ら、パキスタンのラホールで開かれた同国のマルクス主義者の会合に「社会主義が唯一の答えだと思っており、この戦いを勝利の結末に導くよう全ての同志に呼びかけます。これのみが私たちを偏狭と搾取から解き放つのです」とのメッセージを送りました。「彼女は当を得ていると思う。西洋の残忍な帝国主義の標的になり続けているあらゆる場所にとって…これらのありとあらゆるものに対する解決策はどこにあるのでしょうか。唯一の解決方法は資本主義を拒否するということに基づいているものなのかもしれません」とサワントは話します。サワントはユスフザイと共にノーベル平和賞を受賞した児童労働問題をめぐって活動してきたインドの子どもの権利活動家、カイラシュ・サティアティについてもコメントをしています。

    dailynews date: 
    2014/10/13(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 米祝日コロンブスデーの廃止を求める声 シアトルが「先住民の日」を制定

    本日は、1492年にいわゆる「新世界」にクリストファー・コロンブスが到着したのを記念する連邦の祝日、 コロンブスデーです。ですがこの祝日は、ヨーロッパの植民地化や先住民の搾取、奴隷貿易のきっかけをつくった男を褒め称えているとして長い間、アメリカ先住民の人々の悲しみや怒りをかき立ててきました。シアトル市議会は6日、先住民族活動家を奨励するため、10月の第2月曜日を「先住民の日」として祝う決議を満場一致で採択し、コロンブスデーを祝わない他の多くの都市や州の仲間入りをしました。「我々は、探検家とよばれたヨーロッパ人によってアメリカ大陸で起こされた植民地化と支配という絶対的な恐怖を認識していることを確認しようとしている。コロンブスはその主たる扇動者の一人だった」と先住民の日を記念する決議の起草者の一人である社会主義者のシアトル市議会議員、クシャマ・サワントは述べます。彼女は社会的・経済的正義活動家の全国組織ソーシャリスト・オルタナティブの一員です。

    dailynews date: 
    2014/10/13(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「 ファーガソン・オクトーバー」セントルイスで数千人がデモ 警察改革とダレン・ウィルソン逮捕を求める

    武器を持っていない黒人の青年マイケル・ブラウンが殺害されてから2か月、ミズーリ州ファーガソンでの抗議行動参加者は州兵などによる弾圧に立ち向かい、青年を射殺した警察官ダレン・ウィルソンの逮捕を求めて路上に繰り出してきました。彼らの運動によりファーガソンは、警官の残忍さと人種偏見に対する運動の中心地となりました。デモクラシー・ナウ!はこの週末、何千人もの人がセントルイスに集まり、ブラウン殺害事件への正義と全国の警察業務改革を呼びかけた4日間の行動「ファーガソン・オクトーバー」の現場へ行きました。「私たちが知っている人たちや愛している人たちは、法を犯した際に説明責任を負います。だから法を犯したのであればその人は、仮に我々が支払った青いボタンアップシャツを着ていたとしても、説明責任を負うべきでしょう」と、活動家でドラマ『グレイズ・アナトミー』のスター俳優のジェシー・ウィリアムズは話します。また、セントルイスの住民や、全国各地からファーガソンへ来た抗議行動参加者にも話を聞きます。「ここにいる人はみんな、傷つけられ、殺害され、逮捕され、あるいは強制退去された親族や誰かの代表としてここにいるんです」とシカゴ労働協働のリチャード・ウォレスは話します。

    dailynews date: 
    2014/10/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「長い旅路が終わろうとしている」 デトロイトの伝説的なアクティビスト グレース・リー・ボッグズがホスピスに

    ミシガン州デトロイトからの放送です。グレース・リー・ボッグズの近況をお届けします。デトロイト在の99歳のアクティビストで著作家、哲学者で、米国における正義を求める闘いの伝説的人物とみなされています。ボッグズは、生涯を通して、公民権、女性の権利、労働者の権利など、20世紀の主要な社会運動のすべてに参加し、何世代にもわたり地元のアクティビストに影響を与えてきました。1994年には、「人種と世代を超えた共同体」であるデトロイト・サマー(Detroit Summer)を共同で創設しました。デトロイト・サマーは、活動家の訓練の場として機能し、毎年全米各地から若者をひきつけています。ボッグズは、先月、転倒して以来、ほとんど寝たきり状態になり、デトロイトの自宅でホスピスケアを受けています。最近、自分のウェブサイトに「長い旅路が終わろうとしています。第2次大戦の開始と共に70年前に始まった旅路です」というステートメントを投稿しました。 番組では2011年に行ったボッグズとのインタビューの一部を放送し、長年の友人で、現在、ボッグズのケアにあたっている2人の友人の1人であるアリス・ジェニングスに話を聞きます。

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    2014/10/10(Fri)
    記事番号: 
    4
  • デトロイト市 数千人の住民に水道供給を停止で「人道的危機」に直面

    ミシガン州デトロイトから放送しています。この「五大湖の州」は、米国で最も長い淡水の沿岸線をもつ州のひとつです。ところが州民たちは、水を手頃な値段で使えなくなるのではないかという懸念を募らせています。デトロイト市の破算を監督する判事の一人が最近、市当局は水道料金を滞納する住民への水道供給停止を継続して良いという裁決を下したからです。この裁決に先立ち、判事は水へのアクセスは「強制力のある権利」ではないとの判断を示していました。市は数カ月前に数千戸に対する水道サービスの停止を開始し、住民や国連からの抗議を引き起こしました。報道によれば現在、デトロイトでは1日に350から400件の水道サービス停止が実施されています。同市の貧困率は約4割にのぼりますが、過去10年間で水道料金は119%、値上がりしました。住民の大半は、アフリカ系アメリカ人で、水道遮断の影響を被る人たちの3分の2は、子供のいる家族です。水道を使えなくなった住民の弁護団の主任 アリス・ジェニングスに話を聞きます。「ここで起こっているのは、人道的危機以外の何ものでもありません。トラックが軍隊式に町並みの片方の端から作業を始め、もう一方jの端まで来た時には、住宅の半分が水道サービスを遮断されているのです」とジェニングスは語ります。

    dailynews date: 
    2014/10/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ファーガソンの10月:マイケル・ブラウン殺害の正義な裁きを求め全国的な結集を訴える活動家たち

    ミズーリ州セントルイスで、武器を保持していないティーンエージャーを警察が射殺した事件に抗議するデモは、2日目の夜を迎えました。一方、週末には、2カ月前に近郊のファーガソンで起きた警察によるマイケル・ブラウンの殺害に対する全国的な行動が予定されています。このイベントの主催者たちは、ブラウンの家族に参加を呼びかけています。このイベントには、大衆のデモと市民的不服従行動が計画されており、コーネル・ウェストと俳優のハリー・ベラフォンテも出席の予定です。地元の活動家たちも参加します。地元の活動家たちは、マイケル・ブラウンを殺害した警官 ダレン・ウィルソンの逮捕、事件担当として特別検察官を任命すること、ファーガソン警察署長 トーマス・ジャクソンの解雇を要求しています。事件当初から抗議に関わってきたオーガナイザー3人に話を聞きます。テフ・ポーは、セントルイスのラッパーで活動家です。トーリー・ラッセルは、ハンズ・アップ・ユナイテッド(Hands Up United)のオーガナイザーの一人です。アシュリー・イエイツは、ミレニアル・アクティビスト・ユナイテッド(Millennial Activists United)のオーガナイザーです。「体制に向けたメッセージは、我々はやめない。何度でも戻ってくるということだ」とポーは言います。

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    2014/10/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • パキスタンの教育活動家マララ・ユスフザイ 史上最年少でノーベル平和賞受賞者に

    パキスタンの教育アクティビストのマララ・ユスフザイと、子供の権利を求めて活動するインドのアクティビスト カイラシュ・サティアティの二人が共同でノーベル平和賞受賞者に選ばれました。17歳のユスフザイは史上最年少のノーベル賞受賞者です。ユスフザイは、2012年にスクールバスに乗り込んで来たタリバン戦闘員に頭部を銃撃されましたが、一命を取りとめ、女子が学校教育を受ける権利を求める闘いを続けました。60歳のサティアティは、長年にわたり、児童奴隷と児童労働者の搾取に反対する国際的な運動で指導的役割を果たしてきました。ノーベル賞委員会は、声明文の中で「ヒンドゥ教徒とムスリム、インド人とパキスタン人が教育を擁護し過激な動きに反対する共通の闘いに参加していることの重要性を考慮した」と述べました。2013年7月12日の16歳の誕生日に、ユスフザイは国連に出席し、手術後初のスピーチを行ない、女子教育を求める自分の声を沈黙させようとするタリバンの努力に屈することはないと述べました。このイベントを期に、国連は、7月12日を「マララ・デー」と名付けました。番組では、その時の演説の一部を放送します。「無学、貧困、テロリズムに反対し、栄えある闘いを始めましょう。本とペンを手に取りましょう。それ以上に強力な武器はありません。1人の子供、1人の教師、1冊の本、1本のペンが世界を変える。

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    2014/10/10(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 『使者を殺せ』CIAとコカイン取引の繋がりを暴露し中傷されたジャーナリスト ゲイリー・ウエブを新作映画が再検証

    ハリウッドの新作映画Kill The Messenger(『使者を殺せ』)は、調査報道界でも最も激しい中傷を受けたジャーナリストのひとり、ゲイリー・ウエブの物語を描きます。ウエブは1996年のサンホセ・マーキュリー・ニュース紙(San Jose Mercury News)で、Dark Alliance(「暗黒の同盟」)と題された衝撃的な調査報道シリーズで、CIAとニカラグアの反政府右派勢力のあいだの、アフリカ系アメリカ人コミュニティを荒廃させるクラック・コカイン取引の繋がりを明かしました。この暴露記事は反対運動や議会の公聴会にも繋がり、大手メディアの激しい反応は、ウエブの記事nの信憑性を徹底的に疑うというものでした。ドキュメンタリーShadows of Liberty(『自由の影で』)より長編クリップを交えつつ、ウエブが同記事シリーズを発表する前にアドバイスをした、ベテラン調査報道記者ロバート・パリーに話を聞きながら、ウエブの物語を再検証します。

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    2014/10/9(Thu)
    記事番号: 
    3
  • シーア派民兵組織に同行したイラク人ジャーナリスト 「イスラム国」との戦いと 米の戦略が失敗の運命にある理由を語る

    「イスラム国」(ISIS)は米先導の空爆にも関わらず戦力拡大をつづけていますが、最近バグダッド近郊でスンニ派と戦うシーア派民兵組織に同行したガーディアン紙(The Guardian)のイラク人ジャーナリスト、ゲイス・アブドゥル=アハードに話を聞きます。「イラク政府に対する『イスラム国』の戦争は、様々な多数の小規模戦争の集まりなのです」とアブドゥル=アハードは言います。「それぞれが、イラクの中央政府に対する不満を抱えているが、『イスラム国』はそれをひとつの傘の下にまとめてみせた」アブドゥル=アハードは、米国とその同盟国が、「イスラム国」を一枚岩の組織と見なし戦いを挑めば必ず失敗すると主張します。「更に武器や資金を送り込んでも、戦争に油をそそぐだけです。イラクのスンニ派との社会契約が必要なのです」インディペンデント紙(The Independent)の中東担当記者パトリック・コーバーンにも話を聞きます。コーバーンの新著はThe Jihadis Return: ISIS and the New Sunni Uprising(『ジハードの復活 ――「イスラム国」と新たなスンニ派の蜂起』)です。

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    2014/10/9(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「イスラム国」がシリア国境の街コバニに前進 米国が直面する「軍事的大失敗」

    米軍がイラクで開始しその後シリアに拡大した空爆が始まってから2ヶ月が経ちましたが、「イスラム国」(ISIS)は占拠したほとんどの地域を支配し続けています。そして今度はトルコとの国境よりほんの6マイルの距離にある、シリアの街コバニを占領すると脅しています。コバニが「イスラム国」の手に落ちた場合、シリアとトルコの国境の半分以上を同グループが支配することになります。「コバニの陥落は軍事的大失敗の失敗の現われだといえるでしょう」と、インディペンデント紙(The Independent)の中東担当記者パトリック・コーバーンは言います。「この失敗はシリア国内だけではなく、イラクでも同じことがおこっているのです」

    dailynews date: 
    2014/10/9(Thu)
    記事番号: 
    1

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