デイリーニュース

  • シリア空爆の正当化に米国政府がどうテロ脅威をでっちあげ、メディアがどう協力したか

    米国がシリアでの軍事作戦を拡大する中、オバマ政権が空爆を正当化するのに引き合いに出した、謎めいた武装組織「コラサン(ホラサン)」について取り上げます。1か月前、誰もコラサンについて知りませんでしたが、今では米政府高官らはこの組織が米国にとって差し迫った脅威だと話しています。シリアへの空爆が始まったころ、米当局者は、コラサンが欧米への攻撃準備の「最終段階に近づいて」おり、攻撃は飛行中の旅客機の爆破である可能性が最も高いと話していました。グレン・グリーンウォルドとの最新記事The Khorasan Group: Anatomy of a Fake Terror Threat to Justify Bombing Syria(「コラサン・グループ:シリア空爆を正当化するための嘘のテロ脅威の分析」)を執筆したインターセプトのムルタザ・フセインに話を聞きます。

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    2014/9/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「生き延びるだけでは不足です」 マーシャル諸島の詩人 国連気候サミットで訴える

    9月23日に開催された国連気候サミットで披露された印象深いスピーチで本日の番組を締めくくりましょう。マーシャル諸島共和国のキャシー・ジェトニル=キジナーは、自分の子に宛てた手紙として書いた詩を、世界首脳を前に朗読しました。「プラチナで出来た肩書きの背後に隠れて、私たちなど存在しないふりをしたい人たちがいる。マーシャル諸島、ツバル、キリバス、モルディブ、そしてフィリピンの巨大台風、パキスタンやアルジェリア、コロンビアの洪水、ハリケーン、地震、そして高潮など、ありはしないと。それでも、私たちを見て手をさしのべている人たちもいる」。

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    2014/9/26(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ホルダー司法長官の複雑な遺産:投票権擁護者 報道の自由の敵 ウォール街の味方

    エリック・ホルダー司法長官は25日、6年近く務めてきた司法省トップの座を降りる意思を表明しました。後任が指名・承認されるまでは、職務を続けます。司法長官としてのホルダーの業績については、賛否両論です。全米黒人地位向上協会法的擁護&教育基金(NAACP Legal Defense & Educational Fund)は、ホルダーが司法省の公民権局の刷新に果たした役割、ならびに投票権に関して取ったリーダーシップを評価し、米国史上最良の司法長官の一人だと絶賛しています。一方、アメリカ自由人権協会(ACLU)は、安全保障関連の問題に関するホルダーの業績を批判しています。ACLUは、ホルダーの在任中に、司法省がイエメンで無人機による米国民の殺害を承認し、国家安全保障局(NSA)の大衆監視プログラムを承認し、ブッシュ政権の高官を拷問の容疑で訴追せず、情報漏えい者に対する訴追件数はそれまでの司法省が行ってきた総数を上回っていると指摘しています。ジョージタウン大学教授のマイケル・エリック・ダイソン、パブリック・シチズンのロバート・ワイスマン、NAACP法的擁護&教育基金のレスリー・プロール、憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)のバハール・アズミーに話を聞きます。

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    2014/9/26(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 環境を汚す奴らより民衆の声を聞け:グリーンピース事務局長クミ・ナイドゥー 世界的気候蜂起を語る

    「民衆の気候マーチ」(The People’s Climate March)では対地球温暖化への行動を求め世界中から集まった数十万人がニューヨークで街頭デモを行いましたが、その後の9月第4週に行われた国連気候サミット(United Nations climate summit)では各国の首脳らが行動の約束を伴わないまま、話し合いを進めました。この国際的に気候に注目が集まった週、そして次に何が起こるかについて、グリーンピース・インターナショナル事務局長クミ・ナイドゥーに話を聞きます。気候サミットの前日、グリーンピースは「環境を汚す奴らより民衆の声を聞け!」というメッセージを、国連ビルの側面に投影しました。ここでグリーンピースが活動の主要な焦点としているのは北極です。バン・キムン国連事務総長との会見で、グリーンピースは北極圏の長期的保護を求める600万件の署名を渡しました。科学者の報告によれば、北極は世界平均二倍を超える速さで温暖化が進んでおり、グリーンピース及びその他組織は、同地域での石油探索禁止を求めています。

    画像クレジット:マイケル・ネイグル/グリーンピース

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    2014/9/25(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 独占:ハンスト後に釈放されたエジプト人ジャーナリスト 獄中の同僚のためのキャンペーンの一環で来米

    5か月間のハンガーストライキの後、エジプトの刑務所より釈放されたアルジャジーラのジャーナリスト、アブダラ・エルシャミに、テレビ、ラジオ報道上の世界独占インタビューを行います。エルシャミは、罪状なしで10ヶ月拘束された後、6月に釈放されました。拘束期間中、エルシャミは体重の約3分の1を失いました。エルシャミは、未だエジプトで拘禁されているアルジャジーラの同僚の釈放を呼び掛けるためにニューヨークに来ています。9月24日エルシャミは、エジプトのアブドルファッターフ・ア=シシ大統領がスピーチを行う国連に向かう道すがら、シシ大統領支持者たちから熱いコーヒーを浴びせかけられました。オバマ大統領と会談を予定しているシシ大統領は、軍用装備品を含み、米に更なる支援を要請する予定だと報じられています。ヒューマン・ライツ・ウォッチはオバマ大統領に、同会談の場で、エジプトで幅広く行われる政治的反対派やジャーナリストの拘束、大量死刑判決、2013年7月および8月の治安部隊による1000名以上のデモ参加者殺害における責任不問など、人権弾圧がつづけられていることを公式に批判するよう求めています。

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    2014/9/25(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 警官によるウォルマートでの黒人青年射殺事件不起訴に 一方店内ビデオと警察への通報内容は矛盾

    オハイオ州大陪審は、ジョン・クロフォードを射殺した白人警官の起訴を否決しました。8月、22歳のアフリカ系アメリカ人クロフォードが銃で他の客を威嚇しているという通報をした人物があり、その後クロフォードはウォルマート内で射殺されました。実際にはクロフォードは、同店で販売されている未装填のライフル型BBガンを棚から手に取ったのでした。新たに公開された監視カメラ映像で、警察への通報者の説明と実際に起こったことには大きな食い違いがあるのが明らかになっています。現在、米司法省は、クロフォードの公民権が侵害されなかったか連邦による事件の見直しをすると発表しています。2人のゲストをお招きしました。ウォルマートに監視カメラ映像公開を求める運動を仕掛けた全米組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)事務局長ラシャド・ロビンソンと、今回の射殺事件に対する抗議活動を組織してきたオハイオ学生協会(Ohio Student Association)の創設メンバーのジェームズ・ヘイズです。

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    2014/9/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「リーダー達は当てにならない」: 国連気候変動サミットでの実行力のなさを受けて、民衆が主導権を握る運動が始まる

    史上最大の「民衆の気候マーチ」(People’s Climate March)から2日後の23日、120カ国以上の世界の指導者達が1日のみの国連気候変動サミットのためニューヨークに集まりました。これは2015年にパリで開催予定の200カ国による気候変動サミットに先立ち開かれたものです。パリでは代表団が地球温暖化ガス削減の最終合意を試みる予定です。一連の演説では、指導者達は地球温暖化を遅らせ、海洋温度上昇を2℃以下にとどまらせることへの同意を示しましたが、同意には法的拘束力はありません。さらに中国、インド、ロシアなど最大炭素排出国の指導者達は、このサミットに参加しませんでした。しかし、このサミットで結ばれた誓約の中で一つ注目できるのは、30カ国以上が2030年までに森林破壊を終わらせるという最終期限を設けたことです。うまくいけば、毎年約80億トンの温室効果ガスを削減できることになります。これは世界中の10億台の車の排気ガスに匹敵する数字です。しかし、世界で最大の連続熱帯雨林を持つブラジルは、自国の法律と目標に抵触するという理由で署名を拒否しました。本日は二人のゲストをお迎えしています。

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    2014/9/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シリアの停戦なき内戦 米国主導の攻撃は 世界最悪の危機に更なる無秩序を招く

    シリアの過激派を標的にした米国主導の爆撃は、米防総省高官がこの任務が何年もかかることを認識する中、激しさを増しています。23日、米国と多国籍軍は「イスラム国」標的に向け200以上の空爆を行いました。最新の空襲は、何十万人ものクルド人が、「イスラム国」と繋がる過激派から逃れるため逃亡したトルコ国境付近を襲いました。活動家たちはこの空爆で市民が殺されたと伝えています。インデペンデント紙の中東特派員でありThe Jihadis Return: ISIS and the New Sunni Uprising (『ジハードの復活:ISISおよび新スンニ派の蜂起』)の著者パトリック・コウバーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/9/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ヴァンダナ・シヴァ、ウィノナ・ラデューク、デスモンド・ダサが語る国連気候変動サミットに対する世界的な草の根の反応

    歴史的な「民衆の気候マーチ」(People’s Climate March)から2日後の9月23日、世界各国の首脳が国連の気候変動サミットのためにニューヨーク市に集まっています。オバマ大統領をはじめ、各国の100人以上の首脳が参加する予定です。しかし、中国、インド、カナダなど、いくつかの主要な大気汚染国の首脳は会議に参加しません。同サミットは、長く、いまのところ成功していない過程の一環で、このあと2015年にパリで開かれる気候交渉の前哨戦です。パリでは、各国が地球温暖化を引き起こす排出量を限定する義務的な取り決めへの道を探る予定です。第一線で活躍する3人の環境活動家に話を聞きます。インドのヴァンダナ・シヴァ、南アフリカのデスモンド・ダサ、ミネソタ州北部の「ホワイト・アース保留地」(White Earth Reservation)のウィノナ・ラデュークです。

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    2014/9/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「ウォールストリートをあふれさせよう」運動 地球温暖化における巨大金融の責任を追及する座り込みで100人が逮捕される

    ニューヨーク市で史上最大の気候マーチの翌日、9月22日、同市ウォールストリート周辺で抗議者らが集会を開きました。目的は、地球温暖化と気候変動の原因となっている大気汚染を引き起こしている燃料産業における金融業界の役割を強調することです。この抗議行動は、125カ国の首脳が約5年前のコペンハーゲン以来初めての政府高官レベルの気候協議に参加する、9月23日の国連の気候変動一日サミットを前に行われました。「ウォールストリートをあふれさせよう」(Flood Wall Street)と叫びながら、青い服を着た数百人が米国証券取引所から数ブロックのブロードウェイ沿いで座り込みの抗議を行いました。抗議者らは、警察が催涙ガスを使い100人近くを逮捕し始めるまでの8時間以上にわたって、通りを占拠しました。デモクラシー・ナウ!は、街頭でこの抗議行動を取材しました。デモに参加した人々の声を番組の取材映像でご覧ください。

    dailynews date: 
    2014/9/23(Tue)
    記事番号: 
    2

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