国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトンが米国がイラン周辺に空母打撃群と爆撃部隊を配備すると発表したことを受け、イランは「心理戦」だとして米国を非難しています。ボルトンは5月5日夜の声明の中で、この動きは「米国や同盟国の国益に対するいかなる攻撃に対しても容赦ない軍事行動で対処するという明確かつ間違えようのないメッセージをイラン政府に送る」ことを意図していると述べました。パトリック・シャナハン国防長官代行は5月6日、今回の配備はイラン政府軍による信用に値する脅威」のためであると述べましたが、詳細は言及しませんでした。ニュースサイトの「アクシオス」(Axios)は、この脅威はイスラエルからもたらされた情報を元にしていると報じています。トランプ政権は、画期的なイラン核合意から2018年に米政府が離脱して以来、イランへの圧力を徐々に強めています。米国は4月にはイランの精鋭部隊、イスラム革命防衛隊(IRGC)をテロ組織に指定しました。トランプ政権はさらに、米国の制裁措置を一部の国が回避し、ペナルティーを受けずにイランの原油を買い続けることを許容していた免除措置を終わらせると述べました。