デイリーニュース

  • テキサスの移民収容所を訪問した弁護士「誰かが死んでもおかしくない」 混乱・病気・危険に直面する移民の子どもたち

    AP通信は先週、テキサス州エルパソ市近郊クリントにある国境警備隊の施設で少なくとも250人の移民の幼児、児童、10代の若者が十分な食料や水、衛生設備なしに1カ月近く監禁されていると報じました。衝撃的な報道に怒りの声が高まっています。子どもたちはシャワーを浴びたり、清潔な服に着替えたりすることができない状態が数週間続いており、病気と混乱が広がっていると同施設を訪れた弁護士は語っています。この報道と同じ週、トランプ政権は国境で拘束されている子どもに政府が歯ブラシやせっけん、ベッドを提供する必要はないと連邦裁判所に主張しました。別の報道によれば、他の多くの移民収容所も同様に劣悪な状況にあります。テキサス州クリントの施設で拘束されている子どもに接見した弁護士のウォレン・ビンフォードに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/6/24(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国支援の治安部隊に母を殺されたルクレシア・マックがグアテマラ議会のメンバーになる

    詐欺と汚職が目立つグアテマラの総選挙で、ルクレシア・エルナンデス・マックは、同国で政治に希望を与える数少ない新人議員の1人です。彼女は革新政党モビエント・セミラ(Movimiento Semilla)からグアテマラ議会に立候補し、当選しました。グアテマラの最高選挙裁判所は20日(木曜)、先週の日曜日(16日)の大統領選挙及び議会選挙の後に浮上した詐欺疑惑の中で、再集計を行うと発表しました。エルナンデス・マックはグアテマラの著名な人類学者ミルナ・マックの娘です。ミルナ・マックは1990年9月11日、36年にわたる残虐な内戦の中で米国主導のグアテマラ治安部隊に殺害されました。ヘルナンデス・マックは2016年、グアテマラの保健省を率いる初めての女性となりましたが、グアテマラ現大統領ジミー・モラレスが国連支援のグアテマラ免責防止国際委員会はもはや歓迎されないと発表した後、辞任しました。彼女が収めた歴史的な勝利について、グアテマラの元検事総長テルマ・アルダナとルクレシア・エルナンデス・マックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/6/21(Fri)
    記事番号: 
    3
  • グアテマラ大統領選挙から締め出されたテルマ・アルダナ 国中が汚職に「捕まっている」と発言

    グアテマラの最高選挙裁判所は20日(木曜)、16日(日曜)に実施された大統領選挙及び議会選挙の後に浮上した詐欺疑惑の中で票の再集計を行うと発表しました。同国の中道左派党モビエント・セミラ(Movimiento Semilla)が推す主要大統領候補の一人だったテルマ・アルダナ前検事総長は、この選挙に出馬することを禁じられ、殺害の脅迫と逮捕令状を出されたことで国外に逃げることを余儀なくされました。グアテマラの最高検察官時代、アルダナは、CICIGとして知られる国連支援のグアテマラ免責防止国際委員会と共に、汚職容疑をかけられた何百人もの政治家や実業家の調査に力を貸しました。アルダナは、自分に対する刑事告発は、グアテマラの汚職防止運動における彼女の働きに対する報復だと言います。今週の初め、アルダナと話をしました。

    dailynews date: 
    2019/6/21(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ボルトン&ポンペオが戦争推進を続ける傍らトランプはイラン攻撃を取り止める

    危険が高まりましたが、報じられたところによると、トランプ大統領は一度承認した軍事攻撃を突然中止させました。その動きがあったときには、すでに作戦は初期段階が進行中で、軍艦と軍用機がすでに攻撃態勢に入っている状態でした。テヘラン大学の教授で2015年のイラン核交渉に携わったモハンマド・マランディに、テヘランからお話しいただきます。また、イランに関する数冊の著書があるニューヨーク市立大学教授で歴史家のアーバンド・アブラハミアンにも話を聞きます。トランプがイランと戦争をしたいかどうかは結局のところ問題ではない、とアブラハミアンは言います。ボルトンやポンペオたちが出した「ホワイトハウスの長期的アジェンダ」の方がずっと攻撃的です。「要は彼らはイスラム共和国を破壊したいのです」。

    dailynews date: 
    2019/6/21(Fri)
    記事番号: 
    1

    https://www.democracynow.org/2019/6/21/trump_cancels_iran_strikes_after_... 米軍偵察ドローン(小型無人機)を墜落させた報復に米国がイランを爆撃する

  • タナハシ・コーツ:「ジョー・バイデンは大統領になるべきではない」

    民主党の大統領候補となるべく予備選を戦うジョー・バイデンは、寄付集めのイベントで70年代から80年代にかけて人種差別主義者である上院議員らとの「礼儀正しい」関係を懐かしい思い出として披露し批判されています。6月18日にニューヨーク市カーライル・ホテルで行われたイベントで、バイデンは人種差別主義者だったミズーリ州選出民主党上院議員の故ジェームズ・イーストランドと、ジョージア州選出のハーマン・タルマージ上院議員との関係を懐かしがりました。報道によればバイデンは、「私はジェームズ・O・イーストランドと党員集会で一緒だった。…彼から「ボーイ」と呼ばれたことはない。私のことは「サン(son)」と呼んだ」と語りました。バイデンはまた、「ハーマン・タルマージは知りあった中でも一番意地の悪い男の一人だった。それでも、少なくとも彼との間にはある程度の礼儀があった。仕事となれば協力し合った」と語りました。コーリー・ブッカー上院議員、カマラ・ハリス上院議員、バーニー・サンダース上院議員、エリザベス・ウォーレン上院議員、ビル・デブラシオ市長を含む多くの民主党大統領候補がバイデンを批判しています。

    dailynews date: 
    2019/6/20(Thu)
    記事番号: 
    3
  • タナハシ・コーツ:賠償は奴隷制度のみならず 数百年に渡る窃盗と人種差別による恐怖への償いだ

    6月19日、米下院で奴隷への賠償に関する歴史的公聴会が行われましたが、そこで証言した著名な作家タナハシ・コーツに永遠の負の遺産としての米国奴隷制度、賠償に関する会話が過去5年間に米国でいかに進化したか、そして上院多数党院内総務ミッチ・マコネルに対する反論となった「H.R.40」法案支持の証言について話を聞きます。コーツは「アメリカは奴隷制度の上に成り立っていた」と語ります。

    dailynews date: 
    2019/6/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 作家タナハシ・コーツ 歴史的下院公聴会で奴隷への賠償を主張

    6月19日、下院司法委員会小委員会は米国の奴隷への賠償に関する歴史的公聴会を開きました。このトピックに関する公聴会は10年以上開かれていませんでした。この日は「ジューンティーンス」(Juneteenth)と呼ばれる記念日で、1865年6月19日はテキサス州ガルベストンの奴隷たちが、リンカーンが発行した奴隷解放宣言により奴隷制度がようやく廃止されたことを知った日です。また今年は大西洋を横断した奴隷貿易400周年でもあります。議会は今「アフリカ系米国人賠償提案のための調査および発案法」(Commission to Study and Develop Reparation Proposals for African-Americans Act)いう名の法案を検討しています。これは数十年間、ジョン・コニャーズ元下院議員が推し進めてきたものの実現しなかった法案を、ヒューストンの民主党下院議員シーラ・ジャクソン=リーが引き継ぎ提出したものです。この法案の名称「H.R.40」は、解放された奴隷に約束されたものの実現することのなかった「40エイカーの土地とラバ1頭」にちなみます。公聴会を前に共和党の上院多数党院内総務ミッチ・マコネルは、「150年前に起こったことで、今生きている人間には責任のないことへの賠償が良い案とは思えない」と発言しました。

    dailynews date: 
    2019/6/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「殺されるかと思った」:4歳の少女が人形を万引きした嫌疑で警官が家族に銃を突きつける

    アフリカ系アメリカ人の一家族がアリゾナ州のフェニックス市を訴えています。4歳の娘がファミリー・ダラー[アメリカの百円ショップ]の一店舗で人形を万引きした嫌疑で、警察官が家族に銃を突きつけました。ソーシャルメディアで広がったビデオの中では、複数の警察官が家族に銃を向け叫んでいます。中の一人は4歳の少女の父親ドラボン・エイムズに対し顔面を撃つと脅迫すらしています。このビデオはネット上で急拡散を続けています。少女の母親、アイーシャ・ハーパーが、子どもを抱いているから両手を上にあげることはできない、自分は妊娠中であるといっているのが聞こえます。フェニックスの市長と警察署長はこの事件について謝罪し、警察官の対応を批判しました。フェニックス市の活動家によれば、同市の市警は警察官による暴力や殺人がはびこっており、今回の事件は最新の一例にすぎません。2018年にフェニックス市では警察官の発砲事件が前年の2倍近くにあたる44件発生しており、同規模の市の中では全米最多でした。ドラボン・エイムズ、アイーシャ・ハーパー、そして家族の代理人ジャレット・モーピンから詳しく聞きます。家族は17日、市に対して1千万ドルの訴訟を起こしました。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アレクサンドリア・オカシオ=コルテスの当選から1年 ティファニー・カバンがクイーンズ地区の地方検事選挙に立候補し支配層に挑戦

    アレクサンドリア・オカシオ=コルテスがニューヨーク市で、民主党下院の超大物ジョー・クローリーを破って2018年の民主党予備選に勝利し、ニューヨーク市の政治機構を一夜にして逆転させてから1年近くがたちました。以来、オカシオ=コルテスは、アウトサイダーから一転して、アメリカ中央政界において最も有力な政治家の一人となりました。もう一人の若い候補がクイーンズ区で歴史的大逆転を狙っています。同性愛ラティーノの31歳の公設弁護人[連邦、州、郡、市などに公務員として雇用され、貧困な被告人のための刑事弁護を専門に行う弁護人]ティファニー・カバンがクイーンズ区の地方検事選に立候補しています。彼女は、保釈金制度の廃止[裁判前、保釈金が払えないために有罪の確定がないにもかかわらず収監が続く容疑者の存在が問題となっている]、軽犯罪の起訴の廃止、性労働の非犯罪化、悪徳地主、不正な警官や入国税関管理局(ICE)の追及を掲げて選挙戦をたたかっています。カバンが選出されれば、クイーンズ区の刑事司法制度に大きな転換をもたらすばかりでなく、全米に新たな先例を打ち出すことになるでしょう。勝利には、いずれも制度改革を唱える7人の候補者による混戦を勝ち抜かなければなりません。候補者の中には、クイーンズの民主党エスタブリッシュメントの支持を受けたクイーンズ区長メリンダ・カッツもいます。民主党の予備選挙は6月25日。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • IT巨大企業があなたの財布を狙う戦争:フェイスブックが仮想通貨計画を公表 まきおこった猛反対

    フェイスブックが新しいグローバルに通用する仮想通貨リブラを発行する計画を発表しましたが、これは世界の金融システムを作り変えてしまいかねない動きの一つです。フェイスブックは18日、一年以上をかけて密かに計画を続けてきた仮想通貨についての詳細を公表しました。同社が来年、提供開始を予定しているリブラには、ビザ、マスターカード、ペイパルやウーバーなどの大企業が参画します。フェイスブックは、「数十億人に力を与えるシンプルな国際通貨と金融インフラ」を作りたいと述べています。この計画は既に金融規制当局や議員から猛烈な反対を受けています。民主党上院議員シェロッド・ブラウンは、「フェイスブックは既に大きすぎ力が強すぎる。そして同社はその力を使って、ユーザーのプライバシーを保護することなく、顧客データを食い物にしている。フェイスブックが監査されることなくスイスの銀行から危険な新仮想通貨を運営することを許すことはできない」とツイートしました。「アメリカン・プロスペクト」誌の編集長デイビッド・ダヤンから詳しく聞きます。彼が「ニュー・リパブリック」誌に書いた最近の記事のタイトルは、「あなたの世界を支配するためのIT巨大企業の最終戦争」(“The Final Battle in Big Tech’s War to Dominate Your World.”)です。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    1

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