トランプ大統領は6月30日(日)、米国史上初めて現職の大統領として、北朝鮮に足を踏み入れました。トランプが南北の軍事境界線にある非武装地帯(DMZ)を訪問したのは、北朝鮮指導者の金正恩(キム・ジョンウン)と面談するためでした。そこで金正恩がトランプに、1953年から北朝鮮と韓国を分けてきた境界線をまたぐよう招待したのです。トランプはこれを受け、北朝鮮側に足を踏み入れ、約20歩進みました。DMZでの面談後、トランプと金正恩は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との3者会談に臨みました。トランプと金正恩との会談は、核交渉が決裂した2月以来となります。今後数週間のうちにさらなる核交渉の開始が予定されていると伝えられています。ラトガース大学の朝鮮史准教授のスージー・キムと、朝鮮戦争の終結を目指すグローバルな女性運動「ウィメン・クロスDMZ」(非武装地帯を越える女性たち)」の創設者で代表を務めるクリスティン・アンに話を聞きます。