デイリーニュース

  • トランプが北朝鮮入り この歴史的訪問は朝鮮戦争の終結を促すか

    トランプ大統領は6月30日(日)、米国史上初めて現職の大統領として、北朝鮮に足を踏み入れました。トランプが南北の軍事境界線にある非武装地帯(DMZ)を訪問したのは、北朝鮮指導者の金正恩(キム・ジョンウン)と面談するためでした。そこで金正恩がトランプに、1953年から北朝鮮と韓国を分けてきた境界線をまたぐよう招待したのです。トランプはこれを受け、北朝鮮側に足を踏み入れ、約20歩進みました。DMZでの面談後、トランプと金正恩は韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との3者会談に臨みました。トランプと金正恩との会談は、核交渉が決裂した2月以来となります。今後数週間のうちにさらなる核交渉の開始が予定されていると伝えられています。ラトガース大学の朝鮮史准教授のスージー・キムと、朝鮮戦争の終結を目指すグローバルな女性運動「ウィメン・クロスDMZ」(非武装地帯を越える女性たち)」の創設者で代表を務めるクリスティン・アンに話を聞きます。

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    2019/7/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ストーンウォール追悼:蜂起から50年 指導者たちがLGBTQ権利運動の原点を振り返る

    50年前の今日、1969年6月28日の真夜中を過ぎた午前1:30、ニューヨーク市警察がグリニッジ・ビレッジのクリストファー通りにある、ストーンウォール・インというゲイやトランスジェンダーが集まるバーに、抜き打ちで取り締まりに入りました。警官が客の何人かを外に引きずり出し始めると、LGBTQコミュニティは反撃し、3日間の暴動に発展しました。この歴史的な抵抗は今日のLGBTQ権利運動の発端となり、「ストーンウォールの反乱」として知られるようになりました。1989年にデイヴ・アイセイが制作したラジオドキュメンタリーRemembering Stonewall(『ストーンウォールを思い出す』)から、ストーンウォールの反乱の蜂起者だった人たちの声を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/6/28(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 民主党大統領候補者は全員が無届け移民への医療提供を支持 移民の非犯罪化では分裂

    最高裁判所は2つの重要な判決を下しました。1つめは共和党の勝利で、極端なゲリマンダリング(特定の政党や候補に有利なように選挙区の区割りをすること)の継続が可能になります。もう1つは、トランプ政権がつとなりました。カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員が、無届け移民の若者たちに一時的な労働許可を与え、国外強制退去から保護するプログラム「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals program:DACA)を就任1日目に復活させると発言したからです。サウスベンド市長のピート・ブーティジェッジは、トランプ政権の移民家族引き離し政策(zero tolerance policy)を「全くの間違い」だとし、家族引き離しの根拠となっている移民の犯罪化について話しました。ほとんどの候補者は、移民の犯罪化と国境での移民家族の引き離しの問題に対処するため、それぞれ異なるプラットフォームを用意していますが、1つだけ全員が一致するのは、米国に住む無届の人々にも医療を提供することです。賛同するかどうか聞かれた時、候補者全員が挙手したのです。

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    2019/6/28(Fri)
    記事番号: 
    3
  • カマラ・ハリス候補 1970年代の学校のバス送迎と人種統合に反対したバイデン候補と論戦 「あの少女は私です」

    民主党大統領候補による初の討論会の第2夜は、最有力候補のバイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員の直接対決が期待されていましたが、実際に27日の討論会を圧倒したのは、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員でした。ハリス候補は、バイデン候補の最近の発言をめぐって論戦を繰り広げました。その発言はバイデン候補が1970年代に、デラウエア州が学校における人種統合を進めるためにバスで生徒を送迎しようとしたのに反対して、上院の人種隔離主義者の議員たちと協力したことについてのものでした。「カリフォルニアに、公立学校の統合のために第二クラスに入れられ、毎日学校にバスで送迎されていたある少女がいました。その少女とは私のことです」とハリス候補は述べました。人種正義を推奨する組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)の代表、ラシャド・ロビンソンに話を聞きます。

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    2019/6/28(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ゲリマンダリングについての最高裁判決は共和党の大勝利「大規模な不正選挙」を保証

    最高裁判所は2つの重要な判決を下しました。1つめは共和党の勝利で、極端なゲリマンダリング(特定の政党や候補に有利なように選挙区の区割りをすること)の継続が可能になります。もう1つは、トランプ政権が2020年の国勢調査に市民権を問う項目を追加することを差し止める判決です。マザー・ジョーンズ誌の上級記者であり、タイプ・メディアセンターの報道フェロー、そしてGive Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『我々に投票させよ:投票権を求める現代米国の闘い』)の著者であるアリ・バーマンに話を聞きます。連邦裁判所には党派的なゲリマンダリングの訴えを取り上げることができないという判決は、「将来、大規模な不正選挙をやり易くすることがほぼ確実」と彼は言います。

    dailynews date: 
    2019/6/28(Fri)
    記事番号: 
    1
  • エリザベス・ウォーレン上院議員:米政府と経済には構造改革が必要

    エリザベス・ウォーレン上院議員は6月26日の米民主党大統領候補討論会で政府の構造改革を提案し、当選の暁には大学を無償化し、民間の健康保険を完全に廃止すると述べました。タイム誌の編集主幹でWinners Take All: The Elite Charade of Changing the World(『勝者が全てを手に入れる――世界を変えると言うエリートの見え透いた言葉遊び』)の著者アナンド・ギリダラダスに、討論会でのウォーレンの評価と2020年の大統領候補が直面する問題について話を聞きます。また、本日の大統領候補の討論会についての円卓会議を行います。参加者は気候変動活動を行う「サンライズ・ムーブメント」(Sunrise Movement共同創設者バーシニー・プラカーシュ、「シー・ザ・ピープル」の創設者エイミー・アリソン、「大衆民主主義センター」(Center for Popular Democracy)共同事務局長のアナ・マリア・アチーラです。(画像クレジット:NBCニュース)

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    2019/6/27(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 討論に割かれたのはたったの7分 活動家は気候変動に特化した討論会を要求

    米民主党大統領候補討論会がマイアミで行われましたが、「サンライズ・ムーブメント」(Sunrise Movement)の気候変動活動家は、首都ワシントンで気候変動を中心テーマとした討論会の開催を拒否した民主党全国委員会(DNC)への抗議活動を続けており、今もDNC本部前に居座っています。6月26日の2時間に渡る討論で、気候変動問題に割かれた時間はたった7分でした。

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    2019/6/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「シー・ザ・ピープル」創設者エイミー・アリソン:経済 人種 ジェンダー政策を支持の候補者が必要

    6月26日に行われた2020年民主党大統領候補討論会の第一夜では、経済、ヘルスケア、移民、銃規制、イラン外交、気候変動について討論されました。この討論会にはマサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員、ミネソタ州選出のエイミー・クローブシャー上院議員、そしてハワイ州選出のトゥルシー・ガバード下院議員の女性候補者3人が参加した歴史的な夜となりました。米国の主要政党の討論会に複数の女性候補が参加したのはこれが初めてです。非白人女性の政治参加を後押しする「シー・ザ・ピープル」(She the People)創設者エイミー・アリソンに女性候補、対アフガニスタンおよびイラン外交政策について話を聞きます。アリソンは第一湾岸戦争時に良心的兵役拒否を行使し名誉除隊されました。

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    2019/6/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 第一回米民主党大統領候補討論会 フリアン・カストロ移民の犯罪化を止める提案で他候補者に挑む 

    米民主党大統領候補の討論会がフロリダ州マイアミで行われました。討論会の会場は、保護者から引き離された2000人の子どもたちが収容されている民営の刑務所があるホームステッドから1時間も離れていない場所にあり、この刑務所はトランプの元首席補佐官で元海兵隊大将のジョン・ケリーが取締役を務めるカリバーン社が運営しています。討論会の前にエリザベス・ウォーレン上院議員とエイミー・クローブシャー上院議員がこの収容所を視察しました。討論では元住宅都市開発省長官フリアン・カストロが、同じくテキサス州出身の元下院議員ベト・オルークの移民政策を批判しました。討論の一部を放送するとともに、「大衆民主主義センター」(Center for Popular Democracy)のアナ・マリア・アチーラに話を聞きます。(画像クレジット:NBCニュース)

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    2019/6/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 第二次世界大戦の収容所体験者が語る:日系アメリカ人は子供の拘留のトラウマを知っている

    米南部国境沿いにある子供の移民収容所での非人道的で恥ずべき状況に関する数々の報告が続く中、第二次世界大戦中に日系アメリカ人の厳重警備収容所であったトゥーリーレイク隔離センターで生まれた日系アメリカ人の心理療法士サツキ・イナに話を聞きます。「何十年もの間、遵守し声をあげることなく暮らし、善良な市民であることを身をもって立証してきた私たちですが、その多くは、今こそ声をあげ、抗議し、抵抗し、かつてしてこなかったようなやり方でを発言すべき時が来たと感じています。なぜなら私たちは、これらの子供たちがどんな体験をしているかを知っているのですから」とイナは言います。「私たちは、家族が離れ離れにされること、収容されることによるトラウマの長期的な影響に苦しむことが、どのようなものかを知っています。人によっては4~5年も収容生活が続いたのです」

    dailynews date: 
    2019/6/26(Wed)
    記事番号: 
    5

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