デイリーニュース

  • G20抗議運動を取材中のジャーナリストが警官に暴行・逮捕される

    トロントのG20サミット会場にて警察に逮捕された数百人の抗議行動参加者の中には、ジャーナリストらも含まれていました。ジェシー・ローゼンフェルドはフリーランス記者で、ロンドンのガーディアン紙の取材をしていました。ジェシーはオルタナティブ・メディア・センターのジャーナリストでもあります。ローゼンフェルドは26日夜にノボテル・ホテル前でサミット抗議デモを取材していたところをカナダの警察官に逮捕、拘束されました。
    dailynews date: 
    2010/6/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ナオミ・クライン:本当の犯罪現場はG20サミット会場内だった

    トロントの街頭で数千人が抗議活動を行っている一方で、G20サミットでは各国首脳が、自国の財政赤字を2013年までに半減させるという異論の多い目標で合意しました。ジャーナリストのナオミ・クラインに話を聞きました。「サミットで実際に起こったのは、世界のエリートたちが、自分たちが飲めや歌えやのドンチャンさわぎをした後の、宴会の請求書を貧しく弱い立場の人たちに突きつけたということです」と、クラインは語りました。

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    dailynews date: 
    2010/6/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • G20サミット会場周辺で600人逮捕、トロント警察

    カナダのトロントで開かれたG20首脳会議では、抗議の街頭デモ参加者が600人以上も逮捕されました。機動隊が警棒やプラスチック弾、催涙ガスなどを使用したのは、トロントの歴史が始まって以来のことです。1万9000人以上もの治安要員が市内に配備され、G20サミット会場となったトロント・コンベンションセンターの周辺には、長さ4マイルにわたる防衛柵が設けられました。警備費用は10億ドルと空前の規模と推定されています。バンクーバー・メディアCOOPのフランクリン・ロペスが、トロントの街頭からレポートしました。

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    dailynews date: 
    2010/6/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • コンゴが独立50周年を迎える中、同国および隣国のルワンダで高まる人権侵害

    2010年6月30日は、ベルギーによる植民地支配からコンゴが独立して50周年にあたります。1960年6月30日、独立コンゴ政府の新首相パトリス・ルムンバは植民地主義による奴隷制の終焉とコンゴの新たな出発、アフリカ大陸全体の解放を宣言しました。しかし、特に最近起きた、コンゴを代表する人権活動フロリベール・チェベヤ殺害のような、打ち続く暴力と高まる政治的抑圧が、コンゴ民主共和国独立50周年の祝祭に影を落としています。一方、隣国のルワンダでも、大方の予想では現職のポール・カガメ大統領が再選されるであろう、8月に予定されている選挙に向けて抑圧が高まっています。
    dailynews date: 
    2010/6/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ジョン・ピルジャー:ジャーナリズムに対する闘いが存在する

    ローリング・ストーン誌がアフガニスタン駐留米軍のスタンリー・マクリスタル司令官についての記事を掲載し、結果的に彼がオバマ大統領に解任されてから1週間が経ちました。記事が発表されて以来、ローリング・ストーン誌と記事を書いた記者マイケル・へースティングスはジャーナリズムのいわゆる“基本原則”に違反したとして主流メディアの中で非難を浴びています。しかし調査ジャーナリストでドキュメンタリー映画制作者のジョン・ピルジャーは、ヘイスティングスは単に本物のジャーナリストがするべきことをしただけだと言います。

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    dailynews date: 
    2010/6/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 連邦陪審 元シカゴ警察警部ジョン・バージに拷問に関する偽証で有罪を宣告

    元シカゴ警察警部ジョン・バージに初めて拷問疑惑が向けられてから数十年後、連邦陪審は彼が拷問によって囚人に自白をさせていたことについて偽証したとして有罪判決を下しました。バージは100人以上のアフリカ系アメリカ人への組織的な拷問を監督していたことへの責任を長年にわたって問われてきました。2008年にようやく、連邦検事は拷問ではなく偽証罪でバージを起訴しました。5週間に及ぶ裁判後の6月28日午後、ジョン・バージは虐待について嘘をついたとして、偽証と司法妨害の訴因全てについて有罪判決を受けました。彼は最高で45年の禁固刑となる可能性があります。
    dailynews date: 
    2010/6/29(Tue)
    記事番号: 
    1
  • KKKメンバーからイラク戦争反対論者さらにはオバマ支持者へ 「原理と名誉」の人ロバート・バード上院議員をしのぶ

    92歳で亡くなったウエストバージニア選出の民主党の上院議員ロバート・バードの遺体は今日、安置されます。バードは1958年に上院に初当選して以来、先例のない上院9選を果たしました。1940年代、彼はウエストバージニア州の白人至上主義組織クー・クラックス・クラン(KKK)の著名なメンバーで、同組織の地区クランの重要な地位である「高貴なキュクロプス (exalted cyclops)」にまで昇進したほどです。このため彼は米軍における人種隔離制度撤廃に反対した他、1964年の公民権法審議の際にも議事妨害をしました。バードはその後、自身のKKKへの参加を嘆かわしい誤りだったとして謝罪しました。2008年の大統領選挙ではオバマを支持し、2003年にはイラク侵攻を進める当時のブッシュ大統領を先頭に立って批判しました。チャールズ・オグルトリーは「人はどう生まれたかによってではなく、どう生きたかによって判断される。結果的に彼は巨人であり勇者だったのだ」と言います。
    dailynews date: 
    2010/6/30(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ハーバード大法学教授チャールズ・オグルトリー 新著『有罪推定:ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニアの逮捕とアメリカの人種・階級・犯罪』を語る

    ハーバード大学の指導的なアフリカ系アメリカ人教授ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニアが昨年、白人警官によって逮捕されたことに対する独立委員会による再調査結果が今日、ハーバード大学の所在地であるケンブリッジ市警から発表される予定です。この一件は全米ニュースになり、人種関連の議論も全米に広がってついにはホワイトハウスまで関与する問題となりました。ハーバード大法学教授チャールズ・オグルトリーは同事件で一貫してこのゲイツ教授の法律顧問を務め、他の人種プロファイリング事件とともにこの事件についてまとめた新著を出版しました。新書は The Presumption of Guilt: The Arrest of Henry Louis Gates, Jr. and Race, Class and Crime in America(『有罪推定:ヘンリー・ルイス・ゲイツ・ジュニアの逮捕とアメリカの人種・階級・犯罪』)です。
    dailynews date: 
    2010/6/30(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 米連邦最高裁判事に指名のケイガン 承認公聴会での質疑続く 政治傾向や銃所持から従軍問題そして中絶まで

    連邦最高裁判事に指名のエレーナ・ケイガンに対する上院司法委員会の承認公聴会は29日に始まり、今日も続きます。初日のケイガンは批判に対し果敢に反論していました。15年前、ケイガンはこの最高裁判事承認プロセスを、被指名者が単に「陳腐な言葉を繰り返す」だけの「退屈で空疎な茶番」と呼んだことがあります。多くの目には、今回のケイガンもこの筋書きから目立って離れるものには見えませんでしたが、民主・共和両陣営の上院議員とのやり取りの中にはいくつかの白熱した瞬間があったことも確かです。何カ所か抜粋して放送するとともに、ハーバード大学の法学教授チャールズ・オグルトリーのコメントをお送りします。彼はケイガンの25年にわたる知り合いでありオバマ大統領の特別顧問でもあります。
    dailynews date: 
    2010/6/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 元海兵隊員で国務省職員のマシュー・ホー アフガニスタン戦争をめぐって辞職した初の米国官僚

    009年9月、マシュー・ホーは、アフガン戦争に抗議して辞職したことが公になった初の米官僚です。辞職当時、彼はパキスタン国境のザーブル州で米国の上級文官として勤務していました。ホーの辞表には次のように書かれていました。「私はアフガニスタンにおける米国駐留の戦略的目的に対する理解と確信が持てなくなりました。私は、我が国の現在の戦略および計画されている今後の戦略に対して疑問と迷いを抱いています。私の辞職の理由は、我々がこの戦争をどのように遂行しているかではなく、なぜ、何をめざして戦っているかにあります。」
    dailynews date: 
    2010/7/1(Thu)
    記事番号: 
    3

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