デイリーニュース

  • 拷問 傭兵 少年兵動員の疑いがあるにも関わらず 米国はUAEに270億ドルもの武器を提供

    現在も進行中のイエメンでの破壊行為に米国製の武器がいかに貢献しているかを、「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト」(Arms and Security Project)を率いるウィリアム・ハートゥングと見ていきます。ハートゥングは、イエメンにおけアラブ首長国連邦(UAE)の役割に関する新たな報告書を執筆しました。“'Little Sparta': The United States-United Arab Emirates Alliance and the War in Yemen(「小スパルタ」――米国・UAE同盟とイエメン戦争)というタイトルです。「人権保護のための大学ネットワーク」(University Network for Human Rights)のルハン・ナグラ事務局長と、「人権保護のためのムワタナ組織」(Mwatana Organization for Human Rights)のラディア・アル=ムタワケル議長にも話を聞きます。二人は先日、イエメンで民間人犠牲者を出している爆撃の米国および欧州の役割に関する調査報告書を発表しました。

    dailynews date: 
    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    4
  • イエメンでの戦争犯罪? サウジ主導の攻撃で米国と英国製の武器で民間人約1000人が死傷

    イエメンは世界最悪の人道上の危機に直面しています。サウジ・アラビアおよびアラブ首長国連邦(UAE)主導でイエメンに対して行われたこの戦争で、多くの民間人が殺害されましたが、この戦争における米国よび欧州の役割を立証した主要報告書が発表されました。この報告書はイエメンを拠点とする人権保護組織を含めた複数の組織が3月6日に発表したもので、2015年4月から2018年4月の間に行われた27回の連合軍攻撃で、少なくとも民間人203人が死亡、749人が負傷したとしています。報告書は27回の攻撃の内、22回で米国製の武器が使用されたと見ています。残りの5回の攻撃では英国製の武器または米・英両国で生産された部品が使用されました。「人権保護のための大学ネットワーク」(University Network for Human Rights)のルハン・ナグラ事務局長と、「人権保護のためのムワタナ組織」(Mwatana Organization for Human Rights)のラディア・アル=ムタワケル議長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 米議会では長い間 米・イスラエル関係に疑問を呈することが許されなかったが それは変化しつつある

    米下院の民主党は3月7日、反ユダヤ主義を非難する決議を投票します。この決議は、明確に名指しはしていないものの、ミネソタ州選出の新人イルハン・オマル下院議員が先日、米国とイスラエルの関係に疑問を呈したことを直接非難する目的であると見られています。民主党進歩派の抵抗により、決議は6日に無期限延長となりましたが、ステニー・ホイヤー下院院内総務は翌日、非公開ミーティングで投票を決行すると発表したと報道されています。退役大佐でベトナム戦争にも従軍経験のある作家、ボストン大学国際関係および歴史学名誉教授のアンドリュー・ベイセヴィッチに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アンドリュー・ベイセビッチ:米・サウジ関係は中東情勢が不安定となっている主な原因

    本日は最近の米・サウジ関係について見ていきます。米上院外交委員会は、3月6日ジョン・アビゼイド退役陸軍大将の駐サウジアラビア大使の承認公聴会を行いました。その2日前の4日、トランプ政権は、10月にイスタンブールのサウジ領事館内で殺害されたワシントンポスト紙のコラムニスト、ジャマル・カショギの殺人事件捜査について上院議員への非公開の報告を行いましたが、議員たちは新たな情報は全く提供されなかったと非難しています。一方、ニューヨークタイムズ紙は、米国市民権を持つ医師がサウジで拘置され、拷問を受けた事件の新たな詳細を報道しました。この医師ワリード・フィタイヒはハーバード大学出身の医師で、2017年から罪状もなく起訴されることもなく拘留されています。退役大佐でベトナム戦争の従軍経験もある作家であり、ボストン大学の国際関係および史学の名誉教授でもあるアンドリュー・ベイセビッチと、「国際政策センター」(Center for International Policy)の「軍備と安全プロジェクト(Arms and Security Project)」のディレクターであるウィリアム・ハートゥングに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/3/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • グレッグ・グランディン 新著『神話の終わり:開拓精神から国境の壁へ』を語る

    米上院は、米南部メキシコ国境に沿って壁を建設するというトランプ大統領の国家緊急事態宣言を覆す決議をすると見られていますが、歴史家グレッグ・グランディンに、彼の新しい本The End of the Myth: From the Frontier to the Border Wall in the Mind of America(『神話の終わり:開拓精神から国境の壁へ』)について話を聞きます。グランディンはこの本の中で次のように書いています、「壁は建設されるかもしれないし、建設されないかもしれない。しかし、たとえそれが議会とホワイトハウスの間の絶え間ない交渉の駒として、予算の話だけの幻影に終わるとしても、合衆国の南部国境に沿って走る長さ2万マイル、高さ30フィートのコンクリートと鋼の帯の約束だけで目的は十分に果たされるのだ。それはアメリカの新しい神話であり、 開拓神話終焉の記念碑となるだろう。かつて歴史を逃れた、あるいは少なくとも歴史を飛び越えたと信じていた国家が、いまや歴史の罠にはまり、かつて自分達は 未来への先導者だと自負していた国民は、今や過去の囚人となってしまった。壁の約束はその象徴だ。」グレッグ・グランディンはニューヨーク大学の教授であり、ピューリッツァー賞の最終候補にもなりました。

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    2019/3/6(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ジャヤパル議員 「政府が今回の新たな文書の新規請求を阻止すれば民主党は召喚状を発行するつもりだ」

    議会はトランプ大統領による司法妨害や汚職その他の犯罪、および職権乱用の可能性について検証をしていますが、下院司法委員会は4日、大統領と彼の事業および彼の支援者たちに対する広範囲にわたる捜査を開始しました。 司法委員会は少なくとも81人の個人または団体に関連文書を請求、それへの回答期限は3月18日となっています。リストには大統領の二人の息子、ドナルド・トランプ・ジュニアとエリック・トランプ、娘婿で上級顧問のジャレッド・クシュナー、ウィキリークス、アメリカン・メディア・インクのCEOデビッド・ペッカー、司法省、連邦捜査局、トランプの慈善団体と民間警備会社ブラックウォーターの創設者エリック・プリンスが含まれています。プリンスは、教育長官のベッツィ・デボスの弟でもあります。下院司法委員会の委員を務めるプラミア・ジャヤパル議員に話を聞きます。

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    2019/3/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジャヤパル議員 「我々は、イルハン・オマル議員が米国の対イスラエル外交政策を批判する権利を擁護しなければならない」

    米国のイスラエルとの関係について、ミネソタ州選出イルハン・オマル下院議員が最近のコメントで疑問を呈したことへの反発として、下院議長のナンシー・ペロシをはじめとする民主党指導部は、3月第2週、反ユダヤ主義を非難する法案を下院に提出すると予想されます。それに対する批判を受けて、民主党指導部は法案に反イスラム教的偏見を非難する言葉も付け加えました。「最初の女性イスラム教徒が、議員として正当性をもって対イスラエル 外交政策を問いただす権利を我々は擁護する、ということを確認していきたいのです」と語るジャヤパル議員に、引き続き話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/3/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • プラミア・ジャヤパル議員 低コストで医療保障を皆に拡大するメディケア・フォー・オール

    100人を超える民主党議員が、連邦政府資金による皆保険制度(メディケア・フォー・オール)システムを設立し米国の医療制度を劇的に刷新する新しい下院法案を共同提案しています。この法案提出の背景には、3000万人もの米国市民が健康保険に加入しておらず、さらに数千万人もが十分な保険に入っていないか、保険料を払うのに苦労している現状があります。ワシントン州選出の民主党下院議員で、3月第1週にこの法案を発表したプラミア・ジャヤパルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/3/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『帝国の隠し方』:ダニエル・インマバーが語る米国領土の歴史

    プエルトリコやグアムなどの米国の海外領土やフィリピンなどの元領土、そして世界中に散らばる数百の米軍基地など、見過ごされがちな米国の一部分を検証した新刊のタイトルは<cite>How to Hide an Empire: A History of the Greater United States(『帝国の隠し方:米国領土の歴史』)です。この本の著者ダニエル・ インマバー に話を聞きます。彼は、「時代はそれぞれ異なるものの、米帝国の住人は、撃ち殺され、砲撃にあい、飢えさせられ、抑留され、財産を奪われ、拷問にあい、人体実験の対象にされてきました。彼らに起きなかったことと言えばその存在を広く知られることでした。」と、書いています。イマーバールはノースウエスタン大学の歴史学の准教授です。

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    2019/3/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ソマリアでの密かな米国航空戦の舞台裏 空爆の拡大で何人の民間人が死亡したのか?

    トランプ政権によるソマリアでの密かな航空戦の拡大が急速に進んでいます。シンクタンク、ニュー・アメリカ(New America)によると、2019年に入ってから少なくとも252人が米国による約24回のソマリア空爆で死亡しました。米国は2019年にソマリアで、オバマ大統領政権下でのどの年よりも多くの空爆をすでに行っています。航空戦に加え、米国防総省は多くの特殊部隊を含む約500人の米軍をソマリアに上陸させたと報じられています。米国は長年にわたり、アル・シャバブのメンバーを標的にすることによってソマリア政府を支援しようとしてきました。しかしこの取り組みはトランプ政権下で劇的に拡大し、議会の監視もほとんどなく、メディアも注目しないままとなっています。ナイロビ、ケニア、そしてソマリアの首都モガディシュで取材するフリーランスのジャーナリスト、アマンダ・スパーバーに話を聞きます。ネイション誌への彼女の新記事のタイトルは"Inside the Secretive US Air Campaign in Somalia"(「ソマリアでの密かな米国空爆の舞台裏」)です。

    dailynews date: 
    2019/3/5(Tue)
    記事番号: 
    1

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