デイリーニュース

  • ウクライナは欧米とロシアの代理戦争か? 戦闘が拡大する中、米国がウクライナへの武器供与を検討

    国連は、2014年2月のウクライナのビクトル・ヤヌコービッチ元大統領追放後にウクライナ東部で始まった戦闘における同年4月以来の死者数を5300人超に引き上げました。それに加え、150万人以上が住む場所をなくしています。戦闘が激化する中、オバマ政権は、ロシアが後ろ盾となっている反政府勢力と対峙しているウクライナ軍に直接武器を供与することを現在検討しています。米政府はすでに殺傷力のない軍装備品をウクライナに供給していますが、政府高官の間では、ライフルから対戦車兵器までの武器を送ることに意見が傾いていると報じられています。ウクライナで米国と欧州の同盟国が果たしている役割をふまえて、元ソビエト連邦指導者のミハイル・ゴルバチョフは、西側諸国がロシアを新たな冷戦に引きずり込んだと非難しました。ニューヨーク大学とプリンストン大学のロシア研究と政治学の名誉教授であるスティーブン・コーエンに話を聞きます。

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    2015/2/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • デイブ・ザイリンがNFL今シーズンの悪いニュースを振り返る:ドメスティック・バイオレンス、相次いだ脳しんとう、スーパーボウルでのシーホークスの失態

    アメリカのナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の波乱の2014-2015シーズンは1日、ニュー・イングランド・ペイトリオッツがスーパーボウルでシアトル・シーホークスに劇的な勝利を収め、終わりを迎えました。特にドメスティック・バイオレンスに対する対処の悪さなどをめぐり、NFLに対して注がれる視線が厳しさを増す中で、1日の試合は今シーズンを締めくくりました。ロジャー・グッデルのコミッショナー任期中、ドメスティック・バイオレンスの疑いをかけられた選手の半数以上が、リーグからの処分を受けませんでした。NFLは選手の安全、特に脳しんとうについての対処に関しても非難を受けています。今も記録的な数のファンが集まっている一方で、今では10人中4人の親が自分の子どもたちにフットボールをさせることをためらうと述べています。本日は、ネイション誌のスポーツ編集者でシリウスXMラジオのエッジ・オブ・スポーツ・ラジオのホストを務めるデイブ・ザイリンに話を聞きます。また、物議をかもしているNFLの話題の他に、スーパーボウル終了間際にシーホークスがスターRBのマーショーン・リンチにボールを託さず、敗北の原因となったリスキーなプレイを選んだ出来事についても話します。

    dailynews date: 
    2015/2/2(Mon)
    記事番号: 
    3
  • エジプトが拘束中のアルジャジーラ記者3人のうち1人を釈放 世界中で起きるジャーナリストへの暴力

    アルジャジーラのジャーナリストのピーター・グレステがエジプトの刑務所から400日ぶりに釈放されました。グレステとアルジャジーラの同僚2人、モハメッド・ファハミとバハール・モハメドはテロの罪で有罪判決を受けましたが、でっち上げだとして抗議の声が広がっていました。グレステは1日、釈放後にキプロスへ渡りましたが、ファハミとモハメドはいまだ拘禁されています。「私たちはこの知らせを聞いてほっとしました」と国境なき記者団の米国代表のデルフィン・ハルガンドはグレステの釈放について語り、「だがわれわれは偽の罪でエジプトで拘禁されている全ての記者が釈放されるよう活動を続ける必要がある」と述べています。ハルガンドは、フランスやイラクで起きたジャーナリスト襲撃事件や、昨年シリアで拉致された日本人記者後藤健二さんの「イスラム国」による惨殺など、2015年1月に世界中のジャーナリストたちに向けられた暴力についても話しました。後藤さん殺害の動画はこの週末に出現しました。

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    2015/2/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ギリシャ急進左派連合 歴史的勝利受けて「悪質」緊縮策への反対方針を推進

    ギリシャで歴史的な勝利を収めた急進左派連合(SYRIZA)の財相が、反緊縮策の方針を推進する欧州歴訪を始めました。ギリシャ政府が巨額の債務の再交渉と国際的な金融支援策の見直しを求める中、エコノミストだったヤニス・バルファキス財相は「抜本的な」変化を約束しました。ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、ギリシャが債権者と合意に達することを確信していると話しています。本日は、2012年に行われたバルファキス財相へのインタビューの一部をお送りし、ニューヨーク市立大学の社会学教授でRemaking Scarcity: From Capitalist Inefficiency to Economic Democracy(『希少性の再構築:資本主義の非効率性から経済の民主主義まで』)の著者であるコスタス・パナヨタキスに話を聞きます。パナヨタキスはSYRIZAによる歴史的な政権獲得と、ギリシャ経済の再建に向けてSYRIZAが直面している課題について説明します。

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    2015/2/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「革命の先駆者」: ブラックパンサー党の台頭とFBIが彼らに仕掛けた闘い

    全米各地で警察による暴力と責任を問う動きが高まっていますが、本日は50年前に同じ問題に立ち向かった運動を振り返ります。残りの時間を使って、サンダンス映画際で初公開されたばかりの新作ドキュメンタリー、The Black Panthers: Vanguard of the Revolution (『ブラックパンサー:革命の先駆者』)を取り上げます。この作品は、希少なアーカイブ映像とブラックパンサー党の指導者たち、一般メンバー、ジャーナリスト、さらには、警察とFBIのスパイなどのインタビューを通して、ブラックパンサー党の歴史を描いています。映画から幾つかの抜粋をご覧いただくと同時に、映画の登場人物の一人で、ブラックパンサー党の広報担当官だったキャスリーン・クリーバーに話を聞きます。クリーバーは、現在エモリー大学の法学教授です。また、この映画のディレクターであり、数々の受賞歴があるスタンリー・ネルソンにも話を聞きます。本作品は劇場公開され、2015年後半に公共放送PBSでも放送される予定です。  画像著作権:theblackpanthers.com

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    2015/1/30(Fri)
    記事番号: 
    2
  • コードピンク ヘンリー・キッシンジャーの市民逮捕を試みる ベトナム、ラオス、チリ、東ティモールでの戦争犯罪で

    反戦団体「コードピンク」の活動家たちが、29日、元米国務長官であるヘンリー・キッシンジャーの市民逮捕を試みました。彼が世界規模の安全保障の課題に関して証言するため上院軍事委員会に出席した時のことです。キッシンジャーは、ベトナム戦争中にリチャード・ニクソンおよびジェラルド・フォード両大統領政権で、国務長官および国家安全保障問題担当補佐官を務めました。アリゾナ州選出の共和党上院議員ジョン・マケインは、抗議者たちを厳しく非難し、米国議会警察に抗議者たちの排除を求めました。

    画像著作権: facebook.com/codepinkalert/photos

    dailynews date: 
    2015/1/30(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ロバート・レッドフォード 老いを描いた新作映画と 失墜した伝説的ジャーナリストを演じる予定の次作を語る

    高く評価されている監督で俳優のロバート・レッドフォードに、ニック・ノルテと共演し、サンダンス映画祭で初公開される新作映画A Walk in the Woods(『森を歩く』)についてはなしてもらいます。この映画はアパラチア山道を歩くことと、年をとることをテーマとしたコメディです。「残された時間をどう使いますか? なにもせず、座って過ごすのですか?」とレッドフォードは問います。「バスローブを着てポーチの揺り椅子に座り『こうすればよかった、ああすればよかった』なんて嘆くことにはなりたくないはずです。だから、できる限りのことをして人生を過ごすのです」また、政治ドラマTruth(『真実』)で、CBS局の元ニュースキャスター、ダン・ラザーを演じる計画についても語ります。この回顧録では、ベトナム戦争中にテキサス州空軍兵だったジョージ・W・ブッシュ前大統領が特別扱いされたと報道したラザーが、テレビ局をクビになった顛末が語られています。「CBSはブッシュ政権との良好な関係を望んでいた。彼らはラザーに撤回を求めたのです」レッドフォードは1月はじめに起こったシャルリー・エブド(Charlie Hebdo)誌襲撃事件についても語ります。

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    2015/1/29(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「希望を胸に始めた」:ロバート・レッドフォード サンダンス映画祭設立を語る

    監督、俳優であり、サンダンス映画祭の創設者ロバート・レッドフォードに、今年31周年を迎える同映画祭の歴史について話を聞きます。サンダンス映画祭は、現在では約5万人が参加する、米国の大映画祭の一つです。しかし30年前の設立当時は事情がずいぶん違いました。「初回に集まったのはせいぜい150人程度でした。映画館1館で、確かドキュメンタリー10作品、映画20作品を上映した。それが現在では、もう少しで手に負えなくなりそうなほど大規模に成長したのです」とレッドフォードは言います。サンダンス映画祭が映画を作る側、そして撮影される側両方の女性、有色人種や若者たちを支援していることについても話を聞きましょう。サンディエゴ州立大学の最新の研究報告書Celluloid Ceiling(「映画界の天井」)によれば、2014年、興業収益上位250作品の93パーセントは男性監督の作品でした。女性監督の作品は7パーセントで、98年に比べ、2パーセント減少しています。

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    2015/1/29(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ロバート・レッドフォードとウィル・フェレル出演 コロラド川の保護を巡るパロディ動画 「川に水を戻せvs海を陸に寄せろ」

    米国西部の大きな水源であるコロラド川保護の方法をめぐって、ロバート・レッドフォードとウィル・フェレルが対決するパロディ動画の一部を放送します。加えて、レッドフォードが、息子のジェイミー・レッドフォードと共に製作、ナレーションも担当したドキュメンタリーWatershed(『流域』)についても話を聞きます。コロラド川は、源となるロッキー山脈からカリフォルニア湾まで、1500マイル近くを流れます。その水の大半が農業および地方自治体用に途中のダムによって取水され、現在では川はカリフォルニア湾に到達できるかできないかといった状態となっています。流域の南部に暮らすアメリカ先住民とメキシコ人コミュニティは「日干しにされているようなものです。同地では農業を営むのは不可能なため、移住せざるを得ないのです」とレッドフォードは言います。

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    2015/1/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 石油を掘るのはやめるべき:ロバートレッドフォード 共和党による気候変動否定と キーストーンXLパイプラインを語る

    ユタ州パークシティで開催されているサンダンス映画祭よりの中継です。アカデミー賞受賞監督で俳優、、長年の環境保護活動家でもある、同映画祭の設立者ロバート・レッドフォードとのインタビューを時間いっぱいお送りします。まずは、1月第3週に米上院の半数近くの議員が、人的要因による気候変動の存在を正式に認めることに否決票を投じたことについて話してもらいましょう。「気候変動否定派の人々は、変化を恐れているのだろうと思います。変化を見たくないのでしょう」とレッドフォードは言います「議会には、私たちの社会を1950年代に押し戻そうとする連中があまりにも多い」。また、新しい議会の過半数を占めている共和党多数派が、論議の的となっているキーストーンXLパイプライン建設を認可しようとしていることについても話してもらいます。「私は石油業界での経験も豊富です」と、油田で働いた経験もあるレッドフォードは言います。「石油は地中に残したままにすべきだと思います。地球を維持できなる程、環境が汚染されてしまうところまで来ているのです。」

    dailynews date: 
    2015/1/29(Thu)
    記事番号: 
    1

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