デイリーニュース

  • 「#どうでもよくないムスリムの命」:ノースカロライナ射殺事件被害者を遺族と友人が追悼 憎悪犯罪説を退ける警察の見解を否定

    ネット上に宗教への反感を書き込でいた犯人により射殺された、3人のムスリム学生の追悼をするため、2月11日夜、チャペル・ヒルのノースカロライナ大学キャンパスに数千人が集まりました。殺されたのは19歳のラザン・ムハマド・アブ=サラと、21歳のユーソル・ムハマド・アブ=サラの姉妹 、そしてユーソルの23歳の夫ディア・バラカットです。殺人容疑者クレイグ・スティーブン・ヒックスは、3件の第一級殺人罪で起訴されています。ヒックス容疑者は、自身のフェイスブックのページに宗教に対する反感を頻繁に書き込んでいて、「平等を求める無神論者」(Atheists for Equality)という団体の支持者でもありました。11日、警察はこの殺人事件は、駐車スペースを巡るいざこざが動機となったと発表。しかしラザンとユーソルの父ムハマド・アブ=サラは、今回の射殺事件は憎悪犯罪だと語っています。今回のチャペル・ヒルの殺人事件では国際的な抗議が巻き起こり、ハッシュタグ「#どうでもよくないムスリムの命」(#MuslimLivesMatter)が、ソーシャルメディア上で広がりました。11日にはフェイスブックに、「3人の勝者たち」(Our Three Winners)と名づけられた被害者3人の追悼コミュニティページが開設されました。

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    2015/2/12(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 機密漏えいの元CIA職員裁判 政府の狙いは調査報道記者と内部告発者の分裂?

    1月、バージニア州の連邦陪審は、元CIA職員ジェフリー・スターリングを、スパイ容疑を含む9件の重罪で有罪としました。検察は、スターリングがニューヨークタイムズ紙のジャーナリスト、ジェームズ・ライゼンに、イランの核プログラム妨害を目的した秘密作戦に関する機密情報を漏らしたと非難しています。ライゼンは後に、この危険な作戦が、不用意にイランの核開発の役に立つところだったかもしれないとを明かしました。スターリングの支持者は彼を内部告発者と呼びますが、検察側は、このリークはスターリングがCIAに対する恨みを晴らすために行ったとしています。スターリングの判決は4月に言い渡される予定です。スターリングの刑は、最長数十年に渡る可能性があります。この裁判を取材したノーマン・ソロモンに話を聞きましょう。「私たちは調査報道記者と、内部告発者を支持しなくてはなりません。政府により、両者を分裂させるようなことを許してはならないのです」とソロモンは言います。ソロモンは、スターリングとライゼンの支持を広める運動をはじめた「ルーツアクション.org」(RootsAction.org)の共同創設者でもあります。

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    2015/2/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • イラク戦争の虚偽発言でNBCキャスターが停職になるも 真のメディア・スキャンダルは 日々吐き出される嘘に

    米国の放送局、NBCはキャスターのブライアン・ウィリアムズを、2003年のイラクでの出来事について虚偽の発言を行ったとして6か月の無給の停職処分に処しました。ウィリアムズは2月第1週、ロケット弾の攻撃を受け緊急着陸したヘリコプターに搭乗していたという発言が偽りだったことが発覚したのを受け謝罪しています。複数の米軍兵士がウィリアムズの発言に公式に異議を唱え、ウィリアムズは被弾したヘリとは遠く離れたところにいたと指摘しました。ウィリアムズは間違えたのは「あやふやな記憶」のせいだったとしています。しかし声明でNBCは、ウィリアムズの発言は「間違いであり、ブライアンのような立場にある人間のものとしては全く不適切だった」と発表。War Made Easy: How Presidents and Pundits Keep Spinning Us to Death(『よく分かる戦争――われわれを死に導く大統領と政治評論家』)の著者、ノーマン・ソロモンに話を聞きます。

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    2015/2/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 終わりなき戦争? 空爆開始から半年を経て オバマ大統領が ISIS抗戦拡大決議案を議会に提出

    イラクとシリアでの米国による空爆開始から6か月、オバマ大統領は米議会に対し「イスラム国」(ISIS)に対する武力行使決議案を正式に提出しました。同決議案は、米国の作戦展開は3年までという期限を設けていますが、軍事行動の地理的な制限は設けていません。また同法案によって限定的な状況における地上戦の可能性も出てきます。同決議案では、軍事行動の対象として、「イスラム国」あるいは「『イスラム国』に参加、協力、あるいはその代わりに米国またはその同盟パートナーに敵意を表明する個人や組織、あるいは『イスラム国』に連なる後発組織」を包括できるような幅のある表現を使っています。また同法案は、2001年9月11日の1週間後に議会によって制定された、期限なしの「テロ組織に対する武力行使の承認」(AUMF)の温存も含みます。AUMFはアフガニスタン、ソマリア、パキスタンなどにおける米国の活動の正当化に使われ、オバマ大統領は以前はその廃止を求めていました。「公共情報精度向上研究所」(Institute for Public Accuracy)代表で、War Made Easy: How Presidents and Pundits Keep Spinning Us to Death(『よく分かる戦争――われわれを死に導く大統領と政治評論家』)を含む多数の著書があるノーマン・ソロモンに話を聞きます。

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    2015/2/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国人人質ケイラ・ミュラー追 悼 シリアやパレスチナ占領地で の人道支援活動

    ケイラ・ミュラーがシリアで死亡したことを家族が確認してから一日が過ぎ、今日はこの26歳の米国人援助活動家を追悼します。彼女を捕らえていた「イスラム国」は、彼女は先週のヨルダンによる空爆で死 亡したと述べました。ミューラーの家族は10日、彼女が死亡した証拠を受け取ったと語りましたが、どのように受け取ったのかは不明です。ミュ ラーは2012年後半、トルコとシリアの国境に移 動し、シリアからの避難民の支援活動をしていました。 それ以前にも、インドに逃れたチベット人、イスラエルのアフリカ人、被占領地域のパレスチナ人など海外での難民支援活動を続けてきま した。ミューラーは、2013年8月、シリア北部の病院を離れ たときに拉致されて失踪しました。 彼女が捕われていた間に書かれた手紙の中で、彼女は家族にこう伝えています。「私は暗闇にも光を見ました。そして学んだのは、たとえ牢獄に あっても、人は 自由でいられるということです。私は感謝しています。どんな状況でも、良いことが見つけられることが分かったからです。時にはそれを探す努力が必要ですが」。本日は2人のゲストに話を聞き ます。

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    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 数カ月にわたる抗議運動の末 NY 市の警察官が非武装の黒人男性を射殺したと して起訴

    警察官の免責に抗議するデモが何カ月も続いた末、昨年11月に非武装のアフリカ系アメリカ人のアカイ・ガー リーを銃殺したニューヨーク市の警察官が起訴さ れました。大陪審はピーター・リアン巡査を、殺人罪、 過失致死罪、暴行罪、職権乱用罪で 起訴する決定をしました。調書によると、リアンはブルックリンの公営団地をパトロールしていた際、左手に銃を右手には懐中電灯 を持って、ドアを開け薄暗がりの階段ホールに入りま した。彼の銃が発射され、ちょうど階段を降りてきたガーリーに当たったとされています。ウィリアム・ブラトン警視総監は、この発砲事件を「不運な事故」と呼び、ガーリーは「完全に無実だ」と 言いました。リアンは6分以上も警察無線に応答せず、労組の代表にアドバイスを聞くためにメールを送っていました。終いには近隣にいた住人が 救急車を呼び、ガーリーは病院に急搬されましたが、そこで死亡が確認されました。憲法上 の権利センター(Center For Constitutional Rights)の常務取締役ビンセント・ウォレンにこの起訴への反応を伺います。

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    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アラバマ州で同性カップルが挙式 差別の根強い土地の歴史に残る一こま

    同性婚を禁止しようとするアラバマ州の訴えを連邦最高裁が却下 したため、アラバマ州は同性婚を許可する37番目の州となりました。ハンツビル、バーミングハム、モンゴメリーなど州の各地で婚姻許可を求める同性カップルが列を作りました。し かし10日現在、アラバマ州の67郡のうち44群が、同性婚の許可を出すことを拒否し続けています。これは、8日にアラバマ州最高裁判所長官 のロイ・ムー アが、判事や職員に対し結婚許可証を発行したり婚姻を認めたりしないよう命令を出したからです。ムーアは、地方裁判所は同性婚の禁止を却下し た連邦裁判所 の判定に従う必要はないと主張しています。現在のところ、同州の連邦判事が、遺言検認判事が結婚許可証を付与する必要があるかどうかを判定す る公聴会を設 定しています。結婚平等の支持者は、保守的な同州での最近の進展を歓迎する一方、多くの課題が残っていると警告しています。アラバマ州は LGBTであると いう理由で、雇用主が合法的に従業員を解雇することが出来る30州のうちの一つです。モンゴメリーで9日に結婚し、最初の同性カップルとしてモンゴメリーの歴史に名を刻んだトーリ・ウルフ=シッソンとシャンテ・ウルフ=シッソンに話を 聞きます。

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    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジム・クロウ法下の南部では4000件ものリンチがあったとの研究結果 米国は人種テロリズムの遺産にどう対応するか

    米国でのリンチの歴史とその伝承について、最新の報告書が衝撃 的な詳細を明らかにしています。郷土史家とリン チ被害者の子孫に対して5年に及ぶ徹底的な調査と聞き取りを行った「平等な裁きイニシアティブ」 (Equal Justice Initiative:EJI)は、1877年から1950年の間に南部の白人たちが、4000人近い黒人の男性、女性、子供達をリンチにかけたことを明らかにしました。これは従 来わかって いたよりもはるかに多い数です。報告書の詳細を見ると、1916年に電車に乗ろうとして、うっかり白人の少女にぶつかってしまったジェフ・ブ ラウンを群集 が襲撃した事件がありました。また、1940年の例では、白人警官に向かって「ミスター」と呼ばなかったという理由でジェシー・ソーントンが 集団リンチを 受けました。多くの場合、リンチはその地域の白人住民全体が 見守る中で行われました。本日は、EJIの創設者で代表のブライアン・スティーブンソン弁護士に話を聞きます。EIJは過去にリンチが起きた 場所に史跡標識を設置することを求めています。

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    2015/2/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ファーガソンの住民らが挑む、黒人を標的に罰金を科し逮捕する「現代版債務者監獄計画」

    ミズーリ州ファーガソンで白人警察官が武器を持たない十代の黒人少年マイケル・ブラウンを射殺してから2月9日で6ヶ月が経ちました。この射殺事件は、ブラウンの死への抗議と、その死が象徴するより広範な人種間の断絶の抗議に火をつけました。事件から半年が立ち、この断絶に正面から取り組もうという訴訟が行われようとしています。2月8日、十数人のセントルイスの周辺住民らがファーガソンとその近隣の郊外都市ジェニングスを相手取って集団訴訟を起こしました。住民らは、地元当局者らが、アフリカ系米国人らを標的に、逮捕し、罰金課金し、それを払えない人間を刑務所に入れる「現代版債務者監獄計画」を作っていると非難しています。2014年に行われた「アーキシティ・デフェンダーズ」(ArchCity Defenders)の調査によると、交通違反やその他の低レベルの違反で集中的に標的にされているアフリカ系米国人が支払った罰金が、セントルイス地域のいくつかの郡の歳入の大きな部分を占めていることがわかりました。ファーガソンでは、罰金と手数料が2014年度の2番目に大きな収入源でした。ファーガソンは2014年、一世帯につき平均3件近い違反切符を発行しています。これは同市の規模に対して相対的に州内最高の発行数となります。

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    2015/2/10(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ネタニヤフは何を考えていたのか? 選挙前にイランについて米議会で演説することをめぐり渦巻く批判

    イスラエルの選挙を前に、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が3月に米国議会でイランについて演説する予定になっていることが物議をかもしています。ロイター通信によると、イスラエル政府関係者らは現在、ネタニヤフが米国のテレビでゴールデンタイムに出演して演説するよりも、議会の非公開の会合で演説したほうがよいのではないかと検討している模様です。ネタニヤフ首相は共和党の下院議長ジョン・ベイナーによって招待されました。オバマ大統領は、イスラエルの選挙を目前にしたネタニヤフとは会談しないつもりだと述べています。退役空軍元帥でアメリカ欧州軍の元副司令官であるチャールズ・ウォルドとシカゴ大学教授で『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』の著者であるジョン・ミアシャイマーに分析してもらいます。

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    2015/2/10(Tue)
    記事番号: 
    2

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