デイリーニュース

  • グアテマラの汚い戦争を裁く:リゴベルタ・メンチュウが歓迎する大使館虐殺事件の判決と独裁者の裁判

    人権活動家たちの大規模な勝利として、グアテマラの裁判所は1980年のスペイン大使館虐殺事件に有罪判決を下しました。同裁判所は1月19日、政府の抑圧に抗議してグアテマラ市のスペイン大使館を占拠していた37人の農民活動家と学生組織者たちへの攻撃を命じたことに対し、元警察署長のペドロ・ガルシア・アレドンドに責任があるとの判決を下しました。1月19日の判決によると、アレドンドは大使館に火を放ち、活動家たちを焼き殺すよう命じた当の警察官だったといいます。彼は別の2件の殺人でも有罪宣告を受け、全部で90年の禁錮刑を言い渡されました。このスペイン大使館虐殺事件の犠牲者の一人は、先住民の農民指導者で、後にノーベル賞を受賞したリゴベルタ・メンチュウの父親であるドン・ビセンテ・メンチュウでした。グアテマラ市からリゴベルタ・メンチュウに、この歴史的な判決について話を聞きます。また、グアテマラの内戦についての3部作のドキュメンタリーの第3作が完成間近の映画監督パメラ・イエーツからも話を聞きます。同作品は、元独裁者のエフライン・リオス・モントの大虐殺の裁判が、グアテマラの非暴力抵抗運動をいかに力付けたかを検証しています。

    dailynews date: 
    2015/1/20(Tue)
    記事番号: 
    3
  • FOXニュースが謝罪する一方、ジェレミー・スケイヒルが語る偽りの「テロ専門家」と本当の戦争報道への課題

    FOXニュースは、パリでの攻撃の直後にイスラム教徒についての誤報を放送したことを謝罪しました。1月第4週末に自称テロリズム専門家のスティーブ・エマーソンは、英国のバーミンガム市全域を含む欧州の一部には、イスラム教徒でない人は近づかない完全にイスラム教化された地域があると放送中に主張しました。エマーソンは謝罪を余儀なくされましたが、いわゆる「行ってはいけない区域」についてのこの主張は、FOXニュースの他のゲストとキャスターたちによっても繰り返されました。「CNNマネー」(CNN Money)の集計によると、FOXニュースは4つの番組でイスラム教徒についての報道を謝罪する時間を取りました。オンライン雑誌『インターセプト』の共同創立者であるジェレミー・スケイヒルから、FOXニュースや他の大手ケーブルネットワークの中でのいわゆる「テロリズム専門家」の増加について話を聞きます。スケイヒルは、CNNとの最近の2回のインタビューの中で、「民間企業でも働き、我々が恐れるべきとする見解で金を稼いでいる分析家」をニュース大手などが使っていることを批判しました。

    dailynews date: 
    2015/1/20(Tue)
    記事番号: 
    2
  • イエメンでクーデター? ジェレミー・スケイヒルとアイオナ・クレイグが語る権力を掌握するための反政府勢力の攻撃とサウジの役割、アラビア半島のアルカイダ

    イエメンのアルカイダが発表した脅迫に世界が注目する一方、イエメン政府は崩壊寸前です。シーア派の武装組織フシとアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領政権の対立は、首都サヌアで過去数ヶ月で最悪の暴力的衝突を起こしました。フーシの戦闘員らはクーデターを狙ってイエメンの大統領府に進攻したと報じられています。この数日前には大統領の側近が戦闘員らに誘拐されました。政府側の戦闘員らはフーシと闘う一方、その暴動が1年前に比べ破壊的になる一方の「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)に対する米国支援の攻撃も行っています。AQAPがパリのシャルリー・エブド攻撃の犯行声明を出した数日後には、また新たな衝突がおきました。イエメン政府はクーデターによって倒されてしまうのでしょうか? 2人のゲストに話を聞きます。長年イエメンから報道し、最近までイエメンが公認した最後の外国人記者だったアイオナ・クレイグと、オンライン雑誌『インターセプト』の共同創立者で、AQAPがシャルリー・エブド社での殺人の責任者であることをスクープした記者であるジェレミー・スケイヒルです。スケイヒルは彼の著書とドキュメンタリー映画『汚い戦争:世界は戦場だ』のために、イエメンで幅広く取材してきました。

    dailynews date: 
    2015/1/20(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 独占:新たに発見された1964年のキング牧師演説 公民権、人種差別、南アフリカのアパルトヘイトについて語る

    デモクラシー・ナウ!とパシフィカ・ラジオ・アーカイブスが、1964年12月7日に撮影されたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の新たな映像を独占放送します。この映像は、オスロでノーベル平和賞を受賞する数日前に、ロンドンで人種差別、公民権への戦い、そして南アフリカのネルソン・マンデラへの支持と反アパルトヘイトへの戦いについて演説を行ったもので、パシフィカ・ラジオのヨーロッパ特派員だったサウル・バーンスタインによって撮影されました。バーンスタインによるこの記録映像は、パシフィカ・ラジオ・アーカイブスの責任者ブライアン・デシャザーが最近発見しました。

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    2015/1/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ナイジェリア虐殺の証拠が明らかになるにつれ ボコ・ハラムと軍との共謀が疑われる

    衛星画像と生存者の証言から、ナイジェリア北部での、アムネスティ・インターナショナルが「壊滅的な破壊」と呼ぶ、大虐殺の証拠が明らかになっています。1月初めのボコ・ハラム武装勢力によるバガと周辺地域への襲撃による死者は数百人に及ぶとみられています。隣接する2つの村を事件の前後に撮影した衛星画像から、数千戸の建物が被害を受けたり破壊されたことがみてとれます。ナイジェリア軍は150人が死亡と発表していますが、実際には2000人にのぼる可能性もあります。ボコ・ハラムには週末に起きた爆弾をゆわえつけられた少女たちによる自爆攻撃の嫌疑もかかっています。ボコ・ハラムが270人あまりの女子の学童を誘拐し、ハッシュタグ「#BringOurGirlsHome」が世界の注目を集めてから9ヵ月がたちましたが、大半の少女たちの行方はいまも知れません。ボコ・ハラムの勃興について3人のゲストの座談会をお届けします。アドテイ・アクウェイは、アムネスティ・インターナショナルUSAの対政府交渉の代表です。ロナ・ペリガルは、ヒューマンライツ・ウォッチ アフリカ部門の副局長です。ホレイス・キャンベルは、シラキューズ大学のアフリカン・アメリカン研究と政治学の教授です。

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    2015/1/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ローマ教皇の気候行動への訴えでよみがえる「コモンズ」の概念 経済と社会を再考

    ローマ教皇フランシスコのフィリピン訪問続報です。フィリピンは地球温暖化の影響を最も強く受けている国です。バチカンはまもなく、気候変動に関する包括的な教義を史上初めて出すとみられていますが、今回の訪問はそれに先駆けて行われました。教皇は最近、「地球温暖化は人間の強欲と強奪が引き起こしたものだ」と繰り返し発言しています。番組のゲストは、アメリカ誌のコラムニスト、ネイサン・シュナイダーです。アメリカ誌は、イエズス会が全国的に発行しているカトリック週刊誌で、シュナイダーは同誌でカトリック教徒の気候変動への取組みの報道を担当しています。「(コモンズの概念)は、経済に関するもう一つの考え方を示すもので、カトリックの教えの中に伝統的にあったものです。教皇フランシスコは環境や創造について語っていますが、これは彼が発明したものではなく、現代の危機に対する彼の反応です。この考え方はずっと昔、聖書や創世記にまで遡ります」とシュナイダーは語っています。シュナイダーの最近記事は、「グローバルなカトリック教徒による気候運動、手遅れになる前に(A Global Catholic Climate Movement,None Too Soon)」です。

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    2015/1/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「人間による自然への平手打ち」 フィリピン訪問中のローマ教皇 気候変動への行動を訴える

    数週間前、ローマ教皇フランシスコは世界各地の12億人のカトリック教徒に気候変動に対して行動を起こすよう訴えました。現在、教皇はフィリピンを訪問中で、同国に壊滅的な被害をもたらした台風の被災者に会見する予定です。フィリピンは1億人の人口の8割がカトリック教徒であるアジア最大のキリスト教国です。教皇は17日にタクロバン市に向かい、台風「ハイエン」(フィリピン名は、「ヨランダ」)の被災者たちと昼食を共にします。マニラからフィリピンの気候変動事務官ナデレブ・”イェブ”・サニョに話を聞きます。サニョは、最近まで国連気候変動会議でフィリピンの気候変動交渉官として活躍し、気候変動とフィリピンに壊滅的な被害をもたらした台風とのつながりを指摘しました。サニョは、教皇をエスコートするエコボランティア自転車グループの代表でもあります。このグループは、教皇が通過する沿道の清掃を監視し、カトリック教会の浪費ゼロ政策実施の徹底をはかります。

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    2015/1/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 海上の女たち:海上診療所開設で中絶禁止に挑む オランダ人医師にインタビュー

    新たな連邦議会と米各地の地方議会の共和党議員らが、新たな中絶規制に向け動こうとしている中、世界中の中絶を違法とする国々に、安全な中絶医療を提供してきたオランダ人医師の物語を見ていきます。新しいドキュメンタリー映画、Vessel(『船』)は、「海上の女たち」(Women on Waves)の創設者レベッカ・ゴムパーツ博士を追っています。彼女は船を仕立て、各国の法律が適用されない国際水域上で中絶医療の提供を始めた人物です。ゴムパーツは後に、流産を促す薬の入手と、安全な服用を助けるオンライン支援サービス「インターネット上の女たち」(Women on Web)も創設しました。ゴムパーツと、同ドキュメンタリーを監督したダイアナ・ウィッテンに話を聞きます。

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    2015/1/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • グアンタナモ収容所での「自殺」は偽装された殺人? 米軍軍曹が死と同拘置所のCIA極秘施設について明かす

    今月13周年を迎えるグアンタナモ湾の米軍収容所を巡る大きな謎の一つ、囚人3人が亡くなった2006年6月9日の夜何が起ったのかについて見ていきます。米国防総省は、ヤセル・タラル・アル=ザハラニ、サラー・アハメド・アル=サラミ、マニ・シャマン・アル=ウテイビの3人全員が自殺したと発表しました。しかし実際は、彼らは同収容所のCIA極秘施設で拷問され死亡しだのでしょうか? 当番組独占放送として、グアンタナモ基地の2等軍曹で、新著Murder at Camp Delta: A Staff Sergeant’s Pursuit of the Truth About Guantánamo Bay(『キャンプ・デルタでの殺人――グアンタナモ湾の真実を追った2等軍曹』)を執筆したジョーゼフ・ヒックマンにインタビューを行います。先日、新報告書Guantánamo: America’s Battle Lab(「グアンタナモ――米国の戦闘実験室」)を発表したばかりの、シートン・ホール大学法学部政策研究センター(Seton Hall University School of Law’s Center for Policy and Research)理事長マーク・デンボー教授にも話を聞きます。

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    2015/1/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 独占:「エコテロリスト」の10年早い釈放 連邦政府、密告者の役割を示す証拠を隠す

    次はデモクラシー・ナウ!の独占インタービューです。10年早く釈放された環境活動家のエリック・マクディビットに話を聞きます。この釈放は、マクディビットが恋に落ちたFBI密告者が彼を罠にかけたという重要な証拠を公開せず保留していたことを、連邦検察官が認めたため、判事が命令したものです。 2008年マクディビットは、ニンバスダム湖を含むカリフォルニアのいくつかの場所へ爆弾を仕掛ける陰謀を企てたとして懲役19年を宣告されました。弁護士によれば、マクディビットは「アナ」と名乗る十代の密告者によって罠にかけられたと言うことです。彼女はマクディビットに食事、住居、そして爆弾を作る説明書などを提供して、違法な行動を行うよう圧力をかけました。8日に成立した和解の一部として、連邦検察官は事件の重要な証拠を隠蔽したことを認めました。それらの証拠には、FBIが密告者に「うそ発見器」でのテストを受けるよう要請した書類も含まれていました。検察側の重要証人についての証拠は、裁判の後、彼の支持者が情報公開法による情報開示を要請し入手した無数の文献の中で見つかりました。サクラメントから彼の釈放後初のインタビューをお届けします。彼のパートナーであり「サクラメント囚人サポート」のメンバーであるジェニー・エスキベルとマクディビットの弁護士のベン・ローゼンフェルドにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/1/14(Wed)
    記事番号: 
    3

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