デイリーニュース

  • 法と秩序? 共和党全国大会3日目 警察による暴力を無視し さらなる分断を促すマイク・ペンス副大統領

    共和党全国大会3日目には、マイク・ペンス副大統領が登場し「法と秩序」の保護とジョー・バイデンへの攻撃に終始しました。ペンスは警察暴力や全米で抗議運動が巻き起こるきっかけとなった最近の警察による発砲事件に触れませんでした。また、ウィスコンシン州ケノーシャで白人がデモ参加者2人を殺害したとみられる事件についても黙殺しました。スピーチの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「試合は中止に」:BLM支持を表明してプロ・スポーツ選手がボイコット 各スポーツ・リーグの試合が中止に

    プロ・スポーツ選手たちが「黒人の命も大事(BLM)」と警察による暴力反対運動への支持を表明して、一丸となって試合をボイコットし、バスケットボール、野球、サッカーのリーグの試合がことごとく中断される状況となりました。これは前代未聞の出来事です。この抗議運動と組織的な警察暴力の存在を認めるよう求める声は、テニス界でも起こっています。ネイション誌のスポーツ部記者でポッドキャスト「エッジ・オブ・スポーツ」の司会デイブ・ザイリンに話を聞きます。ザイリンは、今回の動きは人種正義を求め「スポーツ界に起こったストライキの波」だと言います。「これはただのボイコットとは違います。彼らは自分たちの労働を提供しないと決めたのです」とザイリンは言います。「これは全米各地で起こっている人種正義運動の単なる一例ではありません。労働運動全体への挑戦だと思います」(画像クレジット:NBAエンターテイメント)

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「狩りをするように乱射」:ケノーシャの白人武装集団を警察は見て見ぬふりをしているとウィスコンシン州議会議員デイビッド・ボーウェン

    警官によるジェイコブ・ブレイク銃撃事件をきっかけに全米で大規模な抗議運動が巻き起こっています。この事件が起こったウィスコンシン州ケノーシャでは、白人の少年が「黒人の命も大事(BLM)」運動のデモ参加者に向けて発砲、2人を殺害しました。この17歳の少年カイル・リッテンハウスは、自称民兵組織の一員で熱心なトランプ支持者でもあります。彼はウィスコンシン州から逃亡した先のイリノイ州アンティオークで、殺人容疑で逮捕されました。ケノーシャで人種正義を求めるデモに参加した、民主党のウィスコンシン州議会議員デイビッド・ボーウェンは、白人至上主義者の集団が警察から止められることもなく自由にデモ参加者を標的にするのを「実際に目撃」したと言います。また、警察はリッテンハウスを、2015年にサウスカロライナ州の黒人教会で銃を乱射し黒人信者9人を殺害したディラン・ルーフと同じように「特別に丁重に扱った」とも言い、武器を持たない黒人に対しては発砲することが多いのに、武装し殺人を犯したリッテンハウスに対しては何こともなく逮捕したといいます。「これはウィスコンシン州と米国で警察を変えるべきという証拠2点なのです」とボーウェンは言います。(画像クレジット:フリオ・ローザス/townhall.com)

    dailynews date: 
    2020/8/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『憎悪を扇動する人』の著者ジーン・ゲレーロ、トランプ大統領の取り巻きで、白人国家主義の移民政策を主導するスティーブン・ミラーを批判 

    トランプ大統領の上級顧問スティーブン・ミラーは、移民コミュニティや移民制度に対して同政権が行っている前代未聞の攻撃の政策立案者です。ミラーをメインテーマにした新著Hatemonger: Stephen Miller, Donald Trump, and the White Nationalist Agenda.(『憎悪を扇動する人-スティーブン・ミラー、ドナルド・トランプそしてホワイト・ナショナリスト・アジェンダ』)の中で著者のジーン・ゲレーロは、ミラーを米国政府の最上層部に白人中心の国家主義のイデオロギーを持ち込んだ危険な人物であると評しています。「この思想が移民政策を形作っています」と、ゲレーロは指摘します。ミラーは、ユダヤ人移民の子孫で、十代のころから多文化主義との闘いにのめりこみ、その後、右翼政治の階段を着実に登って、ドナルド・トランプのもっとも信頼できる部下の一人になりました。移民の子どもたちを両親から引き離すことなど、トランプ大統領がすすめるもっとも悪質な反移民政策の多くは、ミラーの業績だと言われいています。「スティーブン・ミラーがターゲットにしているのはもっぱら家族です。スティーブン・ミラーの狙いは、国家安全保障でもなく、犯罪者を締め出すことでもありません。

    dailynews date: 
    2020/8/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 共和党全国大会の第2夜 トランプ大統領の家族と忠実な支持者がスピーチ 新型コロナウイルスによる死亡者数を無視し、選挙法に違反

    ノースカロライナ州シャーロットでの共和党全国大会の第2夜、数々のスピーチが行われましたが、米国の公衆衛生が壊滅的な打撃を受けていることや、国の経済が危機に直面していることについて、ほとんど黙殺しました。全米では、新型コロナウイルスによる米国の死者数が18万人近くにのぼり、何千万人もの米国人が失業し、食料と住宅の支払いに苦労しているのが現状です。第2夜の演説を抜粋して放送します。中東でのトランプ大統領の行動の称賛、ジョー・バイデンが大統領になるとどんな悲惨が起きるかという警告などです。連邦職員がその地位を党派的政治活動に利用することを禁止するハッチ法(the Hatch Act)に違反していると思われるスピーチもいくつかありました。

    dailynews date: 
    2020/8/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ウィスコンシン州ケノーシャで、警察がジェイコブ・ブレークを銃撃した事件をめぐって抗議していたBLMデモ参加者に武装民兵が発砲、2人が死亡

    ウィスコンシン州ケノーシャでは、車に乗り込もうとしていた、武器を持たない黒人男性を、警察官が背後から7回にわたって銃撃した事件で抗議行動が続いています。ジェイコブは下半身不随になるだろうといわれています。報道によると、ジェイコブは、けんかを仲裁しようとした後、立ち去ろうとしたところを、警察官に撃たれました。銃撃場面をジェイコブの幼い3人の子どもたちが目撃していました。抗議行動が行われた25日、状況はさらにエスカレートしました。少なくともひとりの白人が、「黒人の命もたいせつ」(Black Lives Matter)運動の抗議参加者に向かって発砲したのです。これにより2人が死亡、1人が負傷しました。「ブレークに正義を」と訴えるデモ参加者に対し、警察が暴力的な取り締まりを行っているさなかの出来事でした。ウィスコンシン州のマンデラ・バーンズ副知事に話を聞きます。ブレークに対する警察の対応は完全に不当なものであるとして、バーンズはこう批判しています。「どんな警官であれ、あの映像を見て、警察の取り締まりはこうあるべきだなどと、言えるはずがありません。警察の取り締まりの在りように大きな問題があることを、警察、保安官部署が認識することが必要です」。

    dailynews date: 
    2020/8/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「人道的悲劇」カリフォルニア州が囚人消防士に依存していることを山火事が露呈

    気候変動によって加速する山火事がカリフォルニア州を覆いつくし、記録的な熱波と致命的なパンデミックの中、数万人の消防士たちが火災と闘うために州全土に派遣されています。カリフォルニアの前線にわずか時給1ドルで通年派遣されている1300人以上の囚人消防士たちが、いかに火災と闘っているかを検証しましょう。州刑務所での新型コロナウイルスの大流行によって消火活動に関われる囚人消防士の人数が限られており、多くの人が奴隷制と呼ぶ搾取的システムによる囚人労働に、加速する一方の山火事シーズンの制御を州がいかに頼っているかを露呈しています。「彼らは、囚人消防士が足りないとは口にしません。消防署の骨格を成しているのは囚人消防士なのに」と、1月に釈放されるまでサン・クエンティン州立刑務所で消防士だったラシード・ロックハートは言います。

    dailynews date: 
    2020/8/25(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「トランプは異常ではない」経験豊かな共和党の戦略家スチュワート・スティーブンスが人種差別は共和党の「原罪」と発言

    献身的な共和党支持者たちが共和党大会に集結している一方で、トランプ大統領打倒を求める、かつて共和党運営に関わっていた人たちのグループが、激戦州の有権者を標的にした400万ドルの広告キャンペーンを始めました。この反トランプ広告は、無尽蔵の資金を調達し使うことができるスーパーPAC(特別政治活動委員会)の1つである「ザ・リンカーン・プロジェクト」(The Lincoln Project)によって資金提供されています。長年の共和党の政治コンサルタントで、ザ・リンカーン・プロジェクトのシニア顧問でもあり、5回の共和党大統領選挙戦で戦略家を務めたスチュワート・スティーブンスに、トランプによる共和党の乗っ取り、トランプの再選を阻止する、いわゆる「トランプ反対」(Never Trump)の共和党員たちによる取り組み、スティーブンスが「近現代の共和党にとって人種は原罪である」という理由について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/8/25(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 共和党大会 トランプによる根拠のない不正選挙の主張 社会主義と労働組合についての警告で開幕

    ノースカロライナ州シャーロットの共和党大会は、ジョー・バイデンが大統領になれば米国が破壊される可能性があるという切迫した警告によって開幕しました。2期目の候補に正式に指名された後にトランプ大統領が行った異例の演説の抜粋を放送します。その中で彼は、、民主党員たちは大統領選の不正選挙を計画をしていると証拠もなく主張しています。米国の新型コロナウイルスの死者数が17万7000人を超えているにも関わらず、トランプのパンデミックへの対応を夜通し繰り返し称賛した他の演説者たちの抜粋も放送します。

    dailynews date: 
    2020/8/25(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 極右「ディープ・ステート」陰謀論を展開するQAnonをトランプが擁護 FBIも危険視

    共和党全国大会が開催されます。同党が「キュー・アノン」(QAnon)として知られる極右の陰謀論者を公式に活用していることを取り上げます。QAnonとは、トランプ大統領が、児童売春を目的とした人身売買業者である悪魔崇拝のエリート秘密結社の陰謀と密かに闘っている、などの説を展開している団体です。トランプ大統領は、この陰謀論を信じる者のツイートをリツイートしてきましたが、最近になって初めて、QAnon信者は「愛国者だ」と述べました。メディア監視団体「メディア・マターズ(Media Matters)」代表アンジェロ・カルソネは、QAnon信奉者が11月の選挙に20人立候補しているとし、「もはや見過ごすことのできない規模で拡大しています」と言います。

    dailynews date: 
    2020/8/24(Mon)
    記事番号: 
    3

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