マイケル・ムーア「米国は破産なんてしてない」 ウィスコンシン州労働デモで演説

2011/3/7(Mon)
Video No.: 
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13分

 相次ぐ労働運動に対する攻撃に対抗して行われたウィスコンシン州のデモでの、マイケル・ムーア監督の応援演説を中継します。米国は破産などしておらず、数百人が人口の半分を合計した以上の富が、まともに税金も払わないわずか四百人の「ムバラク」の手中にある米国の社会構造そのものが問題だと明解に指摘し、「まともな仕事⇒まともな給与⇒生活のための消費⇒雇用」という実経済の循環を再建すること、「若い世代のための教育⇒新しい発想⇒起業・雇用促進⇒税収増」という財政の基本を取り戻すことこそが求められている、と力強く呼びかけます。(斉木)

*マイケル・ムーア (Michael Moore):映画監督・作家
ゼネラルモーターズによる大量解雇が招く故郷の崩壊をブラックユーモアで描く『ロジャー&ミー』以来、多国籍企業の利害に振り回される米国の政治と経済の病理を、20年間一貫して追及し続ける、おそらく記録映画史上もっとも影響力のある映画作家。最新作は2010年公開の『キャピタリズム~マネーは踊る~』。
公式サイトwww.michaelmoore.com (英語のみ)

Credits: 

字幕翻訳:斉木裕明 校正・全体監修:中野真紀子 サイト:丸山紀一朗