ヒラリー・クリントンとクリントン財団をめぐる疑惑が拡大しています。民主党全国委員会のドナ・ブラジル暫定委員長は28日、国務長官だったクリントンがクリントン財団の寄付者らと会っていたことを弁護し、「共和党の候補が寄付者や支持者、活動家と会っても面会と呼ばれるだけだ。民主党候補がそれをすると利害相反と呼ばれる」と語りました。ドナ・ブラジルのコメントは、ヒラリー・クリントンが国務長官だったある時期に、クリントンが会った民間人の半分以上がクリントン財団の寄付者だったことを明らかにしたAP通信の調査報道を受けたものです。AP通信の調査記事は、国務省のスケジュールの公開を求めた3年に及ぶ戦いを経て可能となりました。アナリストは、ヒラリー・クリントンが電話または面会によって会っていた154人のうち少なくとも85人は財団の寄付者だったとしています。ピュリッツァー賞を受賞したジャーナリストで調査報道サイト『インターセプト』のグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。グリーンウォルドの最新記事は、"Why Did the Saudi Regime and Other Gulf Tyrannies Donate Millions to the Clinton Foundation?"(サウジ政権と湾岸専制諸国はなぜクリントン財団に数百万ドルを寄付したか)です。