ノースダコタ州では、数百人の先住民活動家による抗議が広がり、数百万ドルのパイプライン建設計画が中止に追いこまれました。予算38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインは、ノースダコタ州からイリノイ州まで50万バレルのバッケン原油を輸送する予定でした。しかし、スタンディング・ロック・スー族のメンバーは、同パイプラインは数千人が居住する指定保留地だけでなく、下流に住む数百万人の水源でもあるミズーリ川を汚染する恐れがあると主張しています。4月1日、スタンディング・ロック・スー族のメンバーは、「聖なる石」(Sacred Stone)と名付けられた抗議テントを設置しました。7月下旬に米国陸軍工兵司令部がパイプライン建設計画を承認して以来、彼らは自らの身を呈し、また馬も使い建設を阻止しようとし、少なくとも28人が逮捕されました。