デイリーニュース

  • クレイグ・ホルマン:トランプ政権は「史上最高のスキャンダルまみれ政権」になろうとしている

    ドナルド・トランプは大統領選挙遊説中、自身の税金を明らかにすることを拒否しました。「パブリック・シチズン」(Public Citizen)のクレイグ・ホフマンは、トランプが抱える相反する膨大な数の利害のためにトランプ政権にはスキャンダルが待ち受けていると言います。「こうした利害の相反を何とかする手段が取られなければ、トランプ政権は人々に記憶に残るうちで最もスキャンダルにまみれた政権の1つになる可能性が高い」とホルマンは主張します。

    dailynews date: 
    2017/1/3(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 警告も国民への報告もなしに下院共和党員たちが倫理監視局の解体を可決

    共和党優位の新議会が1月3日に開かれました。下院共和党員たちは、最初の取り組みの1つとして、以前起きた共和党の倫理スキャンダルを受けて採用した改革を取り消し、議会倫理局を骨抜きにすることを可決しました。同法案は、議会倫理局という調査機関から権限と独立性を奪い、議会の内部調査で議員たちにより多くの権限を与えるものです。団体「パブリック・シチズン」(Public Citizen)の選挙資金と政府の倫理を担当する政務ロビイストで、2008年に設立された議会倫理局が始動するのを助けたクレイグ・ホルマンに話を聞きます。彼は「議会倫理局によって下院で取られた倫理行動は文字通り4倍になりましたが、同局は今後機能しなくなるでしょう」と言います。

    dailynews date: 
    2017/1/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー&ハリー・ベラフォンが語る:トランプ、サンダース、KKK、反抗心など

    デモクラシー・ナウ!は12月5日、デモクラシー・ナウ!20周年イベントの一環として、ノーム・チョムスキーとハリー・ベラフォンテとの歴史的な対話を実現しました。二人が同じステージに上がって対話をしたのは今回が初めてです。二人はこれまで長期にわたって、社会正義のために戦ってきました。世界的に有名な政治的反体制派で言語学者、作家のチョムスキーは1960年代、ベトナム戦争と米帝国主義の批判で知られるようになりました。マサチューセッツ工科大学で50年以上教壇に立ち、現在も名誉教授を務めています。ハリー・ベラフォンテは長期にわたる公民権活動家で、高い人気を誇る歌手・俳優でもありました。マーティン・ルーサー・キング牧師の親友の一人で、1963年のワシントン大行進の組織に手を貸したこともあります。

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    2017/1/2(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー:トランプ選出で我々は人類の存続の危機に直面している

    マンハッタンにある歴史的に重要なリバーサイド教会に12月5日、2300人以上の人々が詰めかけ、デモクラシー・ナウ!の20周年を祝いました。世界的に知られた体制批判者で言語学者、作家、マサチューセッツ工科大学名誉教授のノーム・チョムスキーも講演者の一人として登場しました。「私たちが現在直面している問題は、人類の歴史がかつて経験したことのないほど厳しいものです。核戦争と環境破壊は、人類の存続を文字通り脅かす喫緊の課題です」とチョムスキーは語ります。「解決を遅らせることはできません。その緊急性は11月8日に一段と高くなりました。その理由は皆さんも御存知で、私もすでに話した通りです(米大統領選本選でのトランプ選出)。人類の歩みが大失敗に終わるのを回避するには、これらの問題に直接かつ早期に向き合わなければなりません」

    dailynews date: 
    2017/1/2(Mon)
    記事番号: 
    1
  • エイバ・デュバーネイ監督の大量投獄についての記録映画「13th」アカデミー賞の最終候補に 

    エイバ・デュバーネイ監督のネットフリックス配信の最新ドキュメンタリー映画13th(『13番目』)は放送映画批評家協会賞の3部門の対象に選ばれ、アカデミー賞ドキュメンタリー映画部門の最終候補にも残りました。この作品は、米国の刑事司法制度がいかに人種差別によって動かされていたかを、奴隷制度の時代から今日の大量投獄まで時系列で示します。13thという作品名は、犯罪の刑罰を除いて奴隷労働を禁止した合衆国憲法修正第13条に由来します。デュバーネイの過去の作品には、2014年のヒット作『グローリー/明日への行進』(Selma)があります。この映画は1965年3月にアラバマ州のセルマからモンゴメリーまで行われたデモ行進を描いたもので、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを中心とする公民権運動の指導者が投票権の平等を求める闘争に全米の注目を集めるために企画したものです。『グローリー/明日への行進』で、デュバーネイはアフリカ系アメリカ人女性監督として初めて、アカデミー賞の最優秀作品賞にノミネートされました。

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    2016/12/30(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ダイアナ・ブトゥー&ギデオン・レビがイスラエルの入植地拡大、ケリー演説、軍事支援と二国家解決の終焉 

    ジョン・ケリー国務長官は28日の重要演説でイスラエル政府を激しく非難し、イスラエルが占領中のヨルダン川西岸地区にユダヤ人入植地を絶え間なく拡大している事実は、イスラエルの民主主義を脅かし、パレスチナ人の分離独立を認める二国家解決案の息の根を止めるものに他ならないと述べました。「もし、[パレスチナ人の独立国家を否定して]一つの国家のみにする道を選ぶなら、イスラエルはユダヤ人国家か民主主義国家のどちらか一方にはなれるが、両方にはなれない。本当に戦争状態が終わることも決してない」とケリー長官は発言しました。ケリーの演説は、先週行われた国際連合安全保障理事会の決議で米国が拒否権を行使しなかったことを、イスラエルが激しく非難したことを受けたものです。この安保理決議はイスラエルによる占領地での入植地拡大は、明白な国際法違反であると断罪するもので、14対0で可決されました。米国は棄権しました。パレスチナ人弁護士のダイアナ・ブトゥーと、イスラエル人ジャーナリストでハアレツ紙コラムニストのギデオン・レビに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/30(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ジュリアス&エセル・ローゼンバーグの息子たち 母の核兵器スパイ容疑を晴らすよう オバマ大統領に求める

    2人の兄弟がオバマ大統領に、母の容疑を晴らすよう最後の嘆願を行っています。マイケルとロバート・ミーロポール兄弟は、オバマ大統領に母親の故エセル・ローゼンバーグの潔白を証明するよう求めています。エセルは、兄弟の父、ジュリアス・ローゼンバーグとともに、核兵器機密をソ連に渡そうと試みた容疑で告発され、1953年6月19日に死刑されました。FBI長官J・エドガー・フーバーは当時、ローゼンバーグ夫妻は「今世紀最悪の犯罪」を犯したと非難。ローゼンバーグ夫妻は共犯のモートン・ソーベルとともに、ソ連が原子爆弾の秘密を入手する手助けをしたと米政府は主張しました。しかし擁護派は、エセル・ローゼンバーグがこの諜報活動に参加した証拠はないと言います。シートン・ホール大学法学部による新たな報告書によれば、エセルは夫に対する罪の証拠固めの目的で、駒の一つとして米政府に利用されただけだったと示唆されています。エセル&ジュリアス・ローゼンバーグの次男ロバート・ミーロポールに話を聞きます。両親が死刑に処されたのは、彼が6歳のときでした。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    4
  • トランプ就任前に 核ミサイルを発射可能な「厳戒態勢」ミサイル群から外すよう オバマ大統領に強く要請

    有力な軍縮組織が、ドナルド・トランプが大統領に就任する前に核ミサイルを発射可能な「厳戒態勢」ミサイル群から外すようオバマ大統領に求めています。「プラウシェアズ財団」(The Ploughshares Fund)は、オバマ大統領に対し、次期大統領の核攻撃能力を抑制する措置を取るよう求める公開請願書を配布しています。先週、次期大統領トランプは、新たな世界的軍拡競争の可能性をツイッターで示唆し、核兵器専門家らは懸念を示しています。核ミサイルを発射可能なミサイル群から外すようオバマ大統領に求める、プラウシェア財団のジョセフ・シシリンシォーネ理事長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプ政権下で標的となる可能性に備え 「インターネット・アーカイブ」がカナダにサーバーを構築

    トランプの大統領選勝利を受け、非営利のデジタル・ライブラリーである「インターネット・アーカイブ」(Internet Archive)は、同団体のアーカイブのコピーをカナダに移行させると発表しました。このアーカイブには世界最大級の公開デジタル・ライブラリーで、「ウェイバック・マシーン」(Wayback Machine)と呼ばれるウェブページのアーカイブも含まれ、これを通して研究者が、政治家などが削除した過去のページへもアクセスできるようになっています。「インターネット・アーカイブ」の創始者ブリュースター・カールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領就任前に 数十年に渡る気候変動の研究記録を保護するため科学者らが奔走

    約3週間後にドナルド・トランプが米国次期大統領に就任します。自然保護団体「シエラ・クラブ」(Sierra Club)によれば、トランプは科学的に証明された気候変動を未だ否定する世界で唯一の指導者となります。トランプは選挙戦後、複数の気候変動否定派をトランプ政権の重要職に指名すると発表しています。例えば、エクソン・モービル社CEOレックス・ティラーソンを国務長官に、オクラホマ州検事総長スコット・プルイットを環境保護庁長官に、前テキサス州知事リック・ペリーをエネルギー省長官に、そしてライアン・ジンケ下院議員を内務長官になどです。これを受けて、連邦政府機関の科学者らは、トランプ新政権が数十年に渡る気候変動の科学的研究結果を破棄、または葬ろうと試みる可能性があるとして強い懸念を表明しています。トランプの上級アドバイザー、ボブ・ウォーカーは既に、NASAの気候変動研究への資金援助の停止を提案し、このような研究は「ポリティカリー・コレクトな環境監視活動だ」と発言しました。これを受けて、米政府が現在保持する気候変動研究データを早急に保護するため、数十年に渡る政府出資の気候変動研究をコピーし保存する運動が開始されました。

    dailynews date: 
    2016/12/29(Thu)
    記事番号: 
    1

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