2015年6月に、エマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)で黒人信者9人を殺害したディラン・ルーフは今週、死刑判決を受ける可能性に直面しています。裁判の量刑手続きで自らの弁護に立ったルーフは、短い冒頭陳述でも謝罪の言葉もなく、大量殺人を犯した理由も説明せずに陪審に対し、自分は裁判を受ける精神状態にあると語りました。検察の冒頭陳述では、ルーフがチャールストン刑務所拘置中に執筆した人種差別的マニフェストの一部を引用、そこには「きちんとはっきりとさせたいのは、自分がしたことを後悔していないということだ…… 自分は悪いとも思っていない。殺害した無実の人々のために、自分は涙も流さなかった」とありました。全米黒人地位向上協会(NAACP)のコーネル・ウィリアム・ブルックス会長兼CEOの反応を聞きます。ブルックス会長は公民権運動弁護士であり牧師でもあります。