ドイツのベルリンでは現地時間の午後8時頃、トラックが時速約40マイル(約65キロ)でクリスマス市場に突っ込みました。トラックは買い物客と観光客で混雑する露店をなぎ倒し、12人が死亡、48人以上が負傷しました。ドイツ警察は23歳のパキスタン人の亡命希望者を容疑者として拘束しましたが、ベルリンの警察署長は彼らが間違った人物を拘束した可能性を認めています。一方トルコでは、ロシアの駐トルコ大使のアンドレイ・カルロフが12月19日、アンカラの美術展会場で暗殺されました。トルコ当局は、単独の銃撃犯は22歳の非番のトルコ警官だったと述べています。その男は展示室の真ん中で「アレッポを忘れるな、シリアを忘れるな」と叫びながらカルロフを射殺し、劇的な場面となりました。一方、スイスのチューリヒでは、ソマリア人の難民たちがよく訪れるイスラム教寺院で男が銃を発砲し、3人が負傷しました。この銃撃者は、その後、自殺を図ったと見られ、遺体で発見されました。こうした事件について、政策研究所(Institute for Policy Studies)の研究員であるフィリス・ベニスに、さらに詳しく話を聞きます。彼女はいくつもの本の著者で、一番最近の著書はUnderstanding ISIS and the New Global War on Terror (『ISISと新たなテロとの世界戦争を理解する』)です。