デイリーニュース

  • バーバー牧師:白人至上主義者ディラン・ル―フに有罪判決が下ったが米国は依然として罪深い

    サウスカロライナ州チャールストンで開かれた陪審裁判で、2015年6月に歴史的なエマニュエル・アフリカ・メソジスト監督教会でクレメンタ・ピンクニー牧師を含む9人の礼拝者を殺害したディラン・ルーフが、連邦法のヘイトクライム33件の罪状について有罪を宣告されました。6日間にわたって30人の目撃者が証言した後、陪審員は2時間以内で審議を済ませ、判決が下されました。ルーフは白人至上主義者の考えを信奉し、写真の中では南部連合旗と銃を持ってポーズをとっていました。故ピンクニー牧師の友人で全米黒人地位向上協会(NAACP)ノースカロライナ州支部長ウィリアム・バーバー牧師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ノースカロライナ州で立法クーデーター? ウィリアム・バーバーが語る共和党による新任の民主党州知事からの権限はく奪 

    ノースカロライナ州議会の共和党議員らは、州知事に就任予定の民主党ロイ・クーパーから権限をはく奪しようとする立法クーデターを遂行中と非難されています。クーパーは先月の選挙で現職の共和党知事パット・マクロイを1万票の僅差で破りました。今週、ハリケーン・マシュー被災者の救済を検討する州議会の特別議会で、共和党は数十件の新法案を提出するという前代未聞の動きに出ました。共和党議員は、州知事が任命する州職員の数を削減し、州知事の閣僚人事の全てについて上院の承認を義務化し、ノースカロライナ大学の理事を指名をする州知事の権限をはく奪する法案を押し通そうとしています。州の選挙管理委員会への州知事の管轄権を弱める法案もあります。さらには民主党の州知事の権限の一部をはく奪し、副知事に与える法案もありますが、副知事は偶然にも共和党です。これらの法案はどれも、共和党州知事パット・マクロイが敗北を認めるまでは検討されていませんでした。全米黒人地位向上協会(NAACP)ノースカロライナ州支部長で、Repairers of the Breach(破れを繕う者)という団体の代表ウィリアム・バーバー牧師に話をききます。

    dailynews date: 
    2016/12/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「再チャンスの価格」:富裕層がカネにものを言わせ犯罪歴抹消してきたことを ニューヨークタイムズ紙が暴露

    犯罪者にチャンスをあたえる目的で創設されたものの、多くの場合、負債を抱える結果に終わる、「公判前の迂回路」(pretrial diversion)という名のプログラムについて、ニューヨークタイムズ紙が調査報道記事を発表しました。全米各地の検事は往々にして、手数料と引き換えに起訴を取り下げるとともに犯罪歴を抹消する取引を提案しますが、それは時に多大な経済的負担を伴います。しかしニューヨークタイムズ紙の調査では「多くの場合、再チャンスを買えるのは資産家に限られる。[このプログラムは]当初、予算軽減を目的とした改革だったはずだが、一部の管轄区域はすぐにこれを収入の手段として使うようになった」と報告しています。同紙のシャイラ・ディワン記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/15(Thu)
    記事番号: 
    4
  • マイク・ホンダ米下院議員:10歳のトランスジェンダーの孫を誇りに思う

    カリフォルニア州選出のマイク・ホンダ下院議員は、長年におよぶ進歩派の公民権保護活動家でもあります。2015年、ホンダ議員は孫娘マリッサとのツーショット写真に、「トランスジェンダーの孫を持つ祖父として、彼女がいじめの心配をせず、安心して通学できることを望んでいます」と添えてツイートしました。ホンダ議員に彼の孫娘のこと、そしてLGBTQ権利保護への努力について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/15(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 日系人強制収容所の生存者 ホンダ米下院議員 トランプによるムスリム登録計画を非難

    12月13日、米国の主要テクノロジー企業のトップらが、米国の次期米大統領ドナルド・トランプとトランプタワーで会見しました。出席したのはアップルのティム・クックCEO、フェイスブックのシェリル・サンドバーグCOO、そしてアマゾンのジェフリー・ベゾスCEOなどです。報道によれば、この日の会合の焦点は雇用および経済でした。しかし、テクノロジー業界では、別の問題にも注目が集まっています。それはドナルド・トランプが提唱する、ムスリムが多数を占める国出身者の全米登録名簿の構築です。米国には数百人のテクノロジー業界関係者が署名した「ネバー・アゲイン」と題された誓約があり、そこには「我々は米国政府のために、人種、宗教、または出身国をベースにし、個人を標的として識別するための情報データベースの作成に参加することを拒否する」と誓っています。このようなデータ・ベース作成への不参加を最初に宣言した大手テクノロジー企業はツイッター社でした。フェイスブックも、トランプには手を貸さないと発表しています。この件について、本日はカリフォルニア州選出のマイク・ホンダ下院議員に話を聞きます。ホンダ議員の選挙区カリフォルニア州第17地区にはグーグル社とアップル社の本社があります。ホンダ議員は第二次世界大戦中に家族と共に日系米国人強制収容所に収容されていました。

    dailynews date: 
    2016/12/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • アイオナ・クレイグ記者:米国がサウジへの燃料補給を停止すれば イエメンの破滅的な戦争は明日にも終わる

    イエメンでは10分に1人の子どもが死亡している。国連児童基金(UNICEF)が先日、発表した報告書はそう結論づけています。更に、同報告書によれば重度の急性栄養失調に苦しむ子どもの数は50万人近くにも上り、2014年と比較すると200パーセントも増加していると言うことです。220万人近くの子どもたちが緊急なケアを必要としています。この背後には同国の医療制度が崩壊の危機に瀕していることがあげられますが、それは米国の支援を受けたサウジアラビアによる空爆が継続していることが一因で起こっているのです。15年3月に空爆が開始されて以来、1万人以上が犠牲となり、300万人以上が紛争のため難民となりました。米国は、サウジによるイエメンへの空爆攻撃の主要支持国です。2015年だけでも、米国はサウジアラビアへ200億ドル以上の軍事兵器売却を承認しています。サウジアラビア先導の空爆で民間人が殺害された現場では、米国製の軍需物資が繰り返し発見されています。賞にも輝くジャーナリストのアイオナ・クレイグに話を聞きます。クレイグは10から15年までタイムズ・オブ・ロンドン紙のイエメン特派員として、サヌアを拠点に取材していました。

    dailynews date: 
    2016/12/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • トランプがエネルギー省長官に指名したリック・ペリー 石油産業とダコタ・アクセス・パイプラインとの密接な関係

    ドナルド・トランプは前テキサス州知事のリック・ペリーをエネルギー省長官に指名しました。ペリーは州知事時代にエネルギー省廃止を提案しようとしたことで知られていますが、2011 年に大統領選出馬しテレビ討論会に登場した際には、エネルギー省の名を思い出すことすらできませんでした。ペリーは、ダコタ・アクセス・パイプラインの黒幕 2 社であるエナジー・トランスファー・パートナーズ社そしてサノコ・ロジスティクス社の取締役に名を連ね、化石燃料業界と密接な関係にあります。両社ともテキサスの大富豪ケルシー・ウォーレンが所有しています。ペリーは州知事退任後わずか 2 週間の 2015 年 2 月に、エナジー・トランスファー・パートナーズの取締役に就任し、同年、ウォーレンの会社から 36 万 5 千ドルを受け取りました。テキサス・オブザーバー紙の編集長フォレスト・ワイルダー、そしてテキサス・トリビューン紙のエネルギーおよび環境記者のキア・コリアから話を聴きます。

    dailynews date: 
    2016/12/14(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 米ロ関係の行方 スティーブン・コーエンとケネス・ロスが語る トランプと大統領選不正操 次期国務長官ティラーソン

    ドナルド・トランプの大統領当選を受け、米国とロシアの今後の関係を大局的に見ていきます。トランプは 13 日、エクソンモービル会長兼最高経営責任者のレックス・ティラーソンを国務長官に指名しました。ティラーソンとロシア大統領のウラジミール・プーチンとの緊密な関係はよく知られており、2013 年にプーチンから友好勲章を授与されています。上院の指名承認公聴会では、エクソン社とロシアの国営石油会社ロスネフチ石油探査合弁事業が大きな焦点のひとつになりそうです。 5 千億ドルに及ぶ史上最大のこの取引は、オバマ政権がロシアのウクライナ侵攻に対して課したロシアへの経済制裁が解除された場合にのみ成立します。レックス・ティラーソン指名の発表に先立つ数日前にCIAは、米大統領選挙にロシアが干渉しドナルド・トランプ勝利に肩入れしたと非難しました。トランプは CIA のこの発表を拒否し、「馬鹿げている」と非難しました。しかしオバマ大統領は、大統領選挙におけるロシアの役割の調査を指示しました。ヒューマン・ライツ・ウオッチのケネス・ロス代表とニューヨーク大学ならびにプリンストン大学のロシア研究と政治学の名誉教授スティーブン・コーエンから話を聴きます。

    dailynews date: 
    2016/12/14(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 虐殺それとも解放?:対論 シリア内戦とアレッポ陥落におけるロシアの役割

    ロシアによる空爆の支援を得たシリア政権軍は、バシャール・アル=アサド大統領打倒をめざす反政府勢力を撃破し、アレッポ市をほぼ完全に制圧しました。2012 年の内戦開始前、アレッポの人口は 200 万人を超えシリア最大の都市でした。アサド政権に対する大がかりな平和的抗議運動がアレッポで勃発したのは 2011 年 3 月でした。しかし いまでは、4 年間にわたる政府軍と反政府勢力の内戦を経て、アレッポは流血の場と化しています。アレッポの戦いの転換期となったのは、2015 年 9 月に起きたロシアによるシリア政権支援の空爆でした。ロシアはアレッポ陥落を、テロリストとジハード戦士集団への勝利と評しました。しかし米国はロシアが後押しする攻撃を非難しています。本日はヒューマン・ライツ・ウオッチのケネス・ロス代表とニューヨーク大学ならびにプリンストン大学のロシア研究と政治学の名誉教授スティーブン・コーエンによる対論をお届けします。

    dailynews date: 
    2016/12/14(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「政治的に正当であることをやめる」と公約  ジョン・ケリー元大将が国土安全保障長官に

    ドナルド・トランプは、国土安全保障長官に退役海兵隊大将のジョン・ケリーを指名することを公式に発表しました。ケリーは、かつて南方軍司令官を務め、グアンタナモ基地の軍刑務所を監督していた人物です。トランプが軍の高官を幹部に指名するのは、ケリーで3人目となります。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)のバハール・アズミと、国境警備とラテンアメリカに対するケリーの姿勢を注意深く見てきたロベルト・ラバトに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/13(Tue)
    記事番号: 
    3

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