トランプ次期大統領が国防長官に指名したジェイムズ「マッド・ドッグ」マティス退役海兵隊大将は12日、上院軍事委員会の指名承認公聴会で証言を行いました。マティスの41年間の海兵隊での業績には、湾岸戦争やイラク戦争、アフガニスタン戦争での実施部隊司令官を務めたことが含まれます。2004年イラク戦争中にファルージャの闘いで米軍を指揮し、「マッド・ドッグ」マティスの渾名を得ました。2004年5月には、マティスはイラクの小さな村の攻撃を命じ、結婚式に出席していた42人の村人が命を落としました。2010年から2013年にはアメリカ中央軍の指揮官を務めましたが、イランに対して強硬的すぎるとしてオバマ政権はマティスの任期を短縮しました。本日はマティスについて円卓討論を行います。まずお話しを聞くのは、America’s War for the Greater Middle East: A Military History(『拡大中東圏をめざす米国の戦争:軍事史』)の著者アンドリュー・ベースビッチ退役大佐。