デイリーニュース

  • ディック・グレゴリー死去 新時代を開いたコメディアンで公民権活動家

    伝説的なコメディアンで公民権活動家のディック・グレゴリーが19日、ワシントンDCで亡くなりました。84歳でした。本日はグレゴリーを振り返る特別番組をお送りします。グレゴリーは、米国で最も人気のあるコメディアンの一人として、後の何世代にもわたるアフリカ系米国人のコメディアンに道を開きました。コメディアンのクリス・ロックは20日、インスタグラムで次のように記しました。「我々は王を失った。二度と現れることのない王を。彼の本を読んでみてほしい。彼を慕って失望することはないはずだ。ディック・グレゴリーを生み出した米国は残念ながらまだ存在している」。ディック・グレゴリーは、アフリカ系米国人のコメディアンとして初めて「トゥナイト・ショー」(The Tonight Show)の常連としてスタジオのソファに座りました。番組は当時、ジャック・パーが司会を務めていました。人気が高まるとともに、グレゴリーはアクティビズムにも力を入れていきました。1967年にはシカゴ市長選に出馬し、悪名高かった当時の現職リチャード・デイリーを相手に戦いました。マーティン・ルーサー・キング牧師の親友でもあり、1968年にはリチャード・ニクソンに対抗して大統領選にも出馬しました。ハワード大学のアフロアメリカ研究部門の代表でグレゴリーの友人であるグレッグ・カー博士は、グレゴリーは生涯にわたって学習を続けたと語ります。

    dailynews date: 
    2017/8/21(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トランプ政権の司法省が大統領就任抗議サイト『DisruptJ20』への訪問者130万人の個人情報を要求

    司法省は、トランプ大統領の就任式に対する抗議行動を組織するために使われたウェブサイトDisruptJ20.orgを訪問した130万人のIPアドレスを引き渡すよう、ホスティングサーバのドリームホストに要求しています。その他にも、同サイトの所有者と加入者の氏名、住所、電話番号、メールアドレスその他の情報を捜索しています。大統領就任の日に行われた抗議行動では、200人を超す人が拘束され、でっち上げの罪状で数十年の禁固刑を求刑されています。電子フロンティア財団(EFF)の上級専従弁護士ネート・カードゾに話を聞きます。彼のグループは、政府の捜索令状に抵抗するドリームホストを支援しています。

    dailynews date: 
    2017/8/18(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 人種差別 シャーロッツビルのデモに参加したファシストの甥と元ネオナチメンバー

    ネオナチメンバーと、バージニア州シャーロッツビルの白人至上主義者デモに参加して行進した人物の甥へのインタビューの第2部を聞きます。クリスチャン・ピッチョリーニは、ヘイト行為や暴力的な過激主義からの離脱を支援する非営利団体「ライフ・アフター・ヘイト」(Life Afer Hate:ヘイト後の人生)の共同創設者です。彼は1980年代から1990年代にかけてネオナチのスキンヘッド暴力団の主導的メンバーであり、極右過激派でした。ジェイコブ・スコットは、地元新聞に掲載された書簡の中で父親のピアース・テフトから絶縁されたピーター・テフトの甥です。スコットは、自分が声を上げることが家族にとってどうなのかを話ます。

    dailynews date: 
    2017/8/18(Fri)
    記事番号: 
    2
  • アンネ・フランク・センター:嫌悪を増幅させるトランプのツイッターアカウントは一時停止されるべき

    ドナルド・トランプ大統領は、先週バージニア州シャーロッツビルで行われた白人至上主義者の集会への対応で、いまだに世論の憤りに直面しています。この集会では、人種差別とユダヤ人嫌悪がはっきりと示され、死者も出ました。アンネ・フランク・センター(Anne Frank Center for Mutual Respect)は、トランプに国内テロ共犯者のらく印を押し、彼の個人アカウントを一時停止するようツイッターに要請をしています。スティーブン・ゴールドスタイン事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/18(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 卑劣でヘイトに満ちたレイシスト」:シャーロッツビルの事件後白人至上主義者の息子に ファーゴ在住の父が絶縁宣言

    シャーロッツビルの白人至上主義者集会にはピーター・テフトという名の男も参加していました。テフトは、同集会参加者の身元割り出しのためにスクリーンショットを投稿している「あなたはレイシストだ(Yes, You’re Racist)」という名のツイッター・グループにより名を暴露されました。彼の父親ピアース・テフトは、テフトの出身地ノースダコタ州ファーゴの地元紙「ザ・フォーラム」(The Forum)に公開書簡を寄せ、公の場で白人至上主義者の息子を批判しました。同書簡には「父である私は、他の子どもたちや親戚一同を代表して、卑劣でヘイトに満ちたレイシストであるわが子の発言や行動を大声で断固拒否し縁を切ることを宣言する。この様な考えを息子が一体どこで身につけたのかは分からない。我が家で学んだのではないことは確かだ」とも書かれています。ピーター・テフトの甥、ジェイコブ・スコットに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/8/17(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ヘイト」後の人生:元ネオナチで今は白人至上主義と闘う非営利組織 トランプ政権により補助金打ち切り

    バージニア州シャーロッツビルの襲撃事件で亡くなったヘザー・ハイヤーは、近年白人国粋主義者に殺害された多くの犠牲者の一人です。フォーリンポリシー誌は先日、FBIおよび米国土安全保障省(DHS)についての定期報告書を発表しましたが、それによれば白人史上主義組織は「2000年から2016年までに、26件の襲撃で49人を殺害し、(中略)米国内の過激派グループの中で最も多く事件を起こしている」と結論づけています。このような調査結果が出ているにもかかわらず、トランプ政権は暴力的右翼組織と戦うことを使命としたグループへの補助金を削減しています。そのような組織の一つ「ライフ・アフター・ヘイト」(Life After Hate)は、白人ナショナリストやネオナチに対し、ヘイトや暴力行為から抜け出すためのサポートをするグループで、オバマ政権下でDHSの「暴力的過激派行為対策プログラム」( Countering Violent Extremism program)の一環として助成金を受け取ることを承認されていました。しかしトランプ政権になると、DHS政策アドバイザーのキャサリン・ゴルカが6月に発表した助成金対象者最終リストから「ライフ・アフター・ヘイト」は削除されました。

    dailynews date: 
    2017/8/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 独占インタビュー:ストーンウォール・ジャクソンの曾々孫 南部連合記念碑撤去を求める

    犠牲者を出したバージニア州シャーロッツビルでの白人史上主義者の言動に対するトランプ大統領の反応に怒りが高まる中、本日は南部連合ストーンウォール・ジャクソン将軍の曾々孫たちに独占インタビューします。米国では南部連合のシンボルが全国で少なくとも1500か所の公共空間に存在します。しかし現在、それら記念碑のいくつかは取り壊されつつあります。これらの彫像を撤去する要請は、南部連合指導者の子孫からもあがっています。南部連合の有名な将軍であったストーンウォール・ジャクソンの4世代目の子孫に当たる2人に話を聞きます。ジャックとウォーレン・クリスチャンは先日、バージニア州リッチモンド市市長へ公開書簡を送り同市にあるストーンウォール・ジャクソンの像撤去を求めました。二人はこの書簡の中で「ストーンウォール像をはじめとする記念碑の撤去は、数百年におよぶ白人史上主義の下で創り出された人種的格差の是正を積極的に目指す社会全体の取組みの一環として行うことが正義であると、私たちは信じています」と述べています。

    dailynews date: 
    2017/8/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アンティファ:街頭での白人至上主義に対峙する反ファシスト運動

    バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者の抗議行動をめぐる衝突で死者が出たことについての、トランプ大統領の直近のコメントに対し、批判が噴出しています。大統領は15日、トランプタワーでの会見で、「オルタナ左翼(alt-left)」という新語を使い、暴力の一端は白人至上主義者に対抗する反対派が引き起こしたと述べました。大統領のコメントに、非難が沸き起こっています。共和党の元大領領候補ミット・ロムニー議員は、ツイッターで「いや、同じではない。一方は人種差別主義で偏見に満ちたナチ。もう一方は、人種差別や偏狭な敵対感情に反対する人々。倫理的にまったく異なる世界だ」とつぶやきました。街頭で白人至上主義者たちと対峙したグループの一つ、アンティファ(antifa) という名で知られる反ファシズムの人々に目を向けましょう。新刊書Antifa:The Anti-Fscist Handbook(『アンティファ:反ファシズム・ハンドブック』)の著者、マーク・ブレイに話を聞きます。(注: 「アンティファ」という表記が一般的なようですが、ゲストはむしろ「オンティファ」に近いと言っています。)

    dailynews date: 
    2017/8/16(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ブリー・ニューサム: シャーロッツビルは、米国での白人至上主義者によるテロ行為の長い歴史の最終章

    2015年、ブリー・ニューサムはサウスカロライナ州の州議事堂の敷地に掲げられていた南軍の旗を、9メートルの旗竿を登って引き降ろし、南部連合の記念碑やシンボル、そして現代米国社会におけるそれらの役割について、国民的な議論に火をつけました。ニューサムがこの行動をとったのは、白人至上主義者がサウスカロライナ州チャールストンの教会で銃を乱射し、9名のアフリカ系アメリカ人教区民の命を奪った大量殺人事件からまもなくのことでした。警察官が降りるよう叫ぶなか、ブリー・ニューサムは南軍旗をつかんでこう言いました。「あなたが増悪を以って私を攻撃するなら、私は神の名を以てあなたと対決する。今日、この旗は降ろされる」。この事件の動画はネットで瞬く間に広がり、世界中の人々が見ることとなりました。その翌月、高まる抗議を受けて州議会は、南軍旗を恒久的に撤去することを評決しました。アーティストであり活動家であるブリー・ニューサムに、週末のバージニア州シャーロッツビルでの死傷者を出した集会後、南部連合のシンボルの撤去を求め米国全土で新たに拡がっている取り組みについて話を聞きます。シャーロッツビルでの事件は、白人ナショナリストやオルタナ右翼グループのメンバーたちが、繁華街の公園にあるロバート・E・ リー将軍(南北戦争で南部連合軍を指揮した人物)の像を、市が撤去するとした決定に抗議するため集結した時に起きました。

    dailynews date: 
    2017/8/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ダラムの南軍兵士像を引き倒し白人至上主義に挑んだ大学生

    死傷者が出たバージニア州シャーロッツビルでの白人ナショナリスト集会からたった2日後の14日、ノースカロライナ州ダラムで活動家のグループが南北戦争時の南軍兵士像を引き倒しました。群衆が「私たちは革命!」と叫ぶなか、ティキヤ・トンプソンという名の大学生が梯子を登り、ダラムの旧郡庁舎前に立つ南部連合兵士像に縄をかけ、地面に倒しました。彼女は翌日、騒乱煽動で2件の重罪ならびに像の破損など軽犯罪3件の嫌疑で逮捕されました。トンプソンは15日夜、一万ドルの保釈金(無担保保証書に署名する形式)の手続きを取り釈放されました。16日朝予定されている法廷審問の前に、本人から14日の行動について語ってもらいます。

    dailynews date: 
    2017/8/16(Wed)
    記事番号: 
    1

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