デイリーニュース

  • 「ドナルド・トランプの危険な症状」精神科医バンディ・リー 大統領の精神状態への危惧を語る

    ドナルド・トランプ大統領が6日に行われたイスラエルに関するスピーチで、ろれつが回らず言葉を誤って発音した後、彼の精神状態に対する疑念が広がり続けています。ホワイトハウス報道官サラ・ハッカビー・サンダースは7日、高まる懸念を受けて、トランプは健康診断を受ける予定になっていると発表しました。一方、国防総省幹部は先月、トランプが核兵器を発射せよとの非合法な命令を出しても無視すると、上院委員会に伝えています。この証言は、核戦争を開始する大統領の権限に関して40年余りを経て初めて開かれた議会聴聞会て出てきました。イェール大学医学部で教える司法精神医学者で、暴力の専門家として世界的に有名なバンディ・リー医師に話を聞きます。彼女はベストセラーとなったThe Dangerous Case of Donald Trump: 27 Psychiatrists and Mental Health Experts Assess a President(『ドナルド・トランプの危険な症状:27人の精神科医とメンタルヘルス専門家が大統領を査定』)を編集しました。

    バンディ―・リー医師は、イェール大学や同大学医学部もしくは精神医学科を代表している訳ではないと、断っています。

    dailynews date: 
    2017/12/8(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ここに民主主義はない:追放されたホンジュラス大統領セラヤ 2009年の米国支援クーデーターが現在の危機を招いた

    2009年に米国が支援したクーデターにより追放されたマヌエル・セラヤ元ホンジュラス大統領は、独占インタビューの中で、米国の行動がホンジュラスの現在の政治危機を招いたと話しています。米国の後ろ盾を受けているフアン・オルランド・エルナンデス大統領が野党候補のサルバドール・ナスララと対決した11月の大統領選の結果は、いまだに政府から発表されていません。政府が管理する選挙委員会が、ナスララが得票数でリードしていると判明した時点で票の集計を中止したことで、大規模デモが起こりました。セラヤは現在、ナスララ率いる反独裁連合に参加する野党「自由と復興党」の党首を務めています。

    dailynews date: 
    2017/12/8(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 女性著名人が性暴力被害を実名告発するも 低賃金労働者は依然虐待にさらされている

    12月6日、タイム誌は2017年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に、性暴力やセクハラに抗議し、世界的運動へと発展させた女性たちを選んだと発表しました。同誌は女性たちを「沈黙を破る者たち」と呼び、ハリウッド女優やジャーナリスト、農業労働者、ホテル清掃員などを選んでいます。低賃金セクターである農業労働者やホテル清掃員、家事手伝いなどの職種は、非白人や移民の女性が従事する割合が極端に高く、セクハラや性暴力被害を受けても泣き寝入りせざるを得ない実情を見ていきます。「ミー・トゥー」(Me Too)運動をはじめた人物で、タイム誌の最新号でも取り上げられたタラナ・バークに話を聞きます。バークは2006年、性的虐待や暴力、搾取の被害を受けた若い女性のために同組織を立ち上げました。バークは現在、「ジェンダー平等をめざす女子の会」(Girls for Gender Equity)の役員を務めます。

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    2017/12/7(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「ホワイトハウスの入植者」エルサレムをイスラエルの首都と宣言するトランプにパレスチナ人が一斉抗議

    トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館をテルアビブからエルサレムへと移転させる手続きを開始すると発表したことで、パレスチナ人が抗議活動を繰り広げています。東エルサレムより、パレスチナ人作家で「法的支援および人権保護のエルサレム・センター」(Jerusalem Center for Legal Aid and Human Rights)のプロジェクト・コーディネータを務めるブドゥール・ハサンと、「平和を求めるユダヤの声」(Jewish Voice for Peace)のレベッカ・ビルコマソン事務局長に話を聞きます。パレスチナ政治家で学者のハナン・アシュラウィにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/12/7(Thu)
    記事番号: 
    2
  • PLO幹部ハナン・アシュラウィ:トランプのエルサレム首都宣言は国際法違反 和平の可能性を「抹殺する」

    トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認め、米大使館をテルアビブからエルサレムへと移転させる手続きをはじめると12月6日に発表したことで、ヨルダン川西岸地区およびガザの全域の都市でパレスチナ人が抗議を行っています。この発表には国際的にも大きな反発が起りイギリス、フランス、イラン、ヨルダン、エジプト、アラブ連盟その他の国々の指導者がこぞってこの動きを批判しています。一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はこれを「平和への重要な一歩」と呼びました。ラマラより、パレスチナの政治家で学者のハナン・アシュラウィに話を聞きます。アシュラウィは2009年にパレスチナ解放機構(PLO)執行委員会のメンバーに選出され、パレスチナの最高執行機関に入った初の女性となりました。中東和平プロセスではパレスチナ側の公式スポークスパーソンも務めました。

    dailynews date: 
    2017/12/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ダニエル・エルズバーグ:自分は核戦争の立案者だったと表明 核の冬と地球規模の飢餓を警告

    トランプ大統領と北朝鮮の指導者金正恩(キム・ジョンウン)との敵対的緊張により、世界は核戦争勃発の瀬戸際に立たされることになるのでしょうか?緊張が高まるなか、核戦争のかつての立案者であり、世界的に最も有名な内部告発者の1人であるダニエル・エルスバーグに、核戦争とはどのようなものなのか論じてもらいます。 1971年、高位の防衛アナリストであったエルスバーグは、ベトナム戦争への米国の関与に関する極秘報告書をニューヨーク・タイムズはじめいくつかの出版物に漏洩しました。「ペンタゴン・ペーパーズ」(Pentagon Papers)という名で知られるようになったこの文書により、彼はベトナム戦争の終結に重要な役割を果たしました。しかし、エルズバーグがかつて、米国国防総省(ペンタゴン)および米国政府のコンサルタントとして、核戦争計画を立案した人物だったことはほとんど知られていません。5日に出版された彼の新著はThe Doomsday Machine: Confessions of a Nuclear War Planner. (『世界を破滅させる機構:核戦争計画者の告白』)と題されています。

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    2017/12/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ホンジュラスの対騒乱警察隊「違法」選挙への抗議行動弾圧を拒否

    米国の訓練を受けた精鋭部隊を含む、ホンジュラスの首都テグシガルパの国家警察は12月4日夜、夜間外出禁止令の強制執行を拒否しました。同国では争点となっている選挙における不正疑惑に対する数日間の抗議運動が起こり、現職のフアン・オルランド・エルナンデス大統領によってこの夜間外出禁止令が発令されていました。国家警察によるこの動きに先立ち、テグシガルパでは12月1日、ホンジュラスの治安部隊による抗議集団への発砲で3人が死亡しています。この11月最後の週に起きた抗議運動は、政府が管理する選挙委員会が11月26日の選挙の集計を中断したことがきっかけとなりました。中断は野党候補のサルバドル・ナスララが5%以上優勢であるという結果を受けてのものです。同委員会は現在、不審な投票を再集計した結果、42.98%対41.39%でエルナンデスがナスララより優勢と述べています。一方、ナスララと複数の国際監視団は、エルナンデス大統領によって管理されているホンジュラス選挙委員会に対して再集計を実行するよう求めています。受賞歴のある調査報道ジャーナリストであるアラン・ネアンと、ホンジュラスを拠点とする記者サラ・キノシアン、そしてイリノイ州第9地区選出の連邦議員ジャン・シャコウスキーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/12/5(Tue)
    記事番号: 
    3
  • アメリカ先住民の複数部族 トランプによるベアーズ・イヤーズ国定公園への攻撃を共同で提訴

    5つのアメリカ先住民の部族が、ドナルド・トランプ大統領、ライアン・ジンキ内務長官、トランプ政権の他の何人かのメンバーに対する、彼らが言うところの歴史的な訴訟を共同で起こしました。トランプが12月5日にユタ州を訪れ、採鉱、伐採、掘削およびその他の資源採取のため、連邦政府の保護所有地を解放する計画を発表したわずか数時間後にこの行動がとられました。このトランプの計画のためには、130万エーカーのベアーズ・イヤーズ国定公園を80%以上縮小し、2つの別々の地域に分けることが必要となります。トランプはユタ州の190万エーカーのグランド・ステアーケース=エスカランテ国定公園を50%縮小するかもしれません。ベアーズ・イヤーズ国定公園は2016年に当時の大統領バラク・オバマによって指定されました。一方、ビル・クリントン元大統領が1996年、グランド・ステアーケース=エスカランテ国定公園を指定しました。こうした国定公園は、神聖な場所や遺物、歴史的な対象物を保護することを目的とした法律で、1世紀前に制定された「遺跡保存法」(Antiquities Act)によって指定されたものです。

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    2017/12/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 最高裁トランプの専らイスラム教徒が対照となる入国禁令施行を認める  アメリカ自由人権協会は闘いの継続を約束

    米連邦最高裁判所は12月4日、ドナルド大統領が一番最近出した入国禁止令に対し、複数の下級裁判所において法的な異議申し立てが継続中でも施行できるとし、彼に勝利を手渡しました。トランプ政権はこれで、8ヵ国からの入国に関する新たな制限を完全に施行できます。そのうち6ヵ国はイスラム教徒の国民が大半を占める国です。この規制は、イラン、リビヤ、シリア、イエメン、ソマリア、チャド、北朝鮮のほぼすべての市民とベネズエラの一部の人々の米国入国を禁じるものです。アメリカ自由人権協会の弁護士リー・ジェラントに話を聞きます。彼はトランプの入国禁止令に対して最初の異議申し立てを行い、その結果全米で差し止め命令が出ることとなりました。

    dailynews date: 
    2017/12/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ホンジュラス:選挙不正に抗議する人びとがデモ行進 軍隊による弾圧にもかかわらず

    ホンジュラスではこの週末、治安部隊がデモ隊に発砲し、少なくとも3人を殺害、数十人を負傷させ、緊張が高まっています。3日には、不正選挙は野党候補サルバドル・ナスララに対するクーデターだとして、数万人が抗議のために街に繰り出しました。抗議者らは、親米派の現大統領フアン・オルランド・エルナンデスに有利となるよう選挙を不正操作したとして、選挙管理委員会を非難しています。ホンジュラスの人権活動家で「ホンジュラス失踪者家族委員会」(Committee of Relatives of the Disappeared in Honduras)の創設者の一人のセナイダ・ベラスケスに話を聞きます。また「La Voz de los de Abajo(下からの声)」のメンバーで「ホンジュラス連帯ネットワーク」(Honduras Solidarity Network)の創設者の一人であるマット・ギンズバーグ=ジャケルにも話を聞きます。ギンズバーグ=ジャケルは、人権監視団のリーダーとして1週間以上にわたってホンジュラスに滞在しています。

    dailynews date: 
    2017/12/4(Mon)
    記事番号: 
    4

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