ペンシルバニア州フィラデルフィア市で、親、教師、活動家が地元の公立校を自分たちの手で立て直すキャンペーンを行い、成功させました。同市では、2001年に当時のペンシルバニア州知事マーク・シュワイカーが財政的破綻を宣言し、フィラデルフィアの何十もの公立校が廃校となり、チャーター・スクール(民間団体が運営する学校。税補助を受けるが従来の公的教育規制を受けない)が急増しました。この動きに対していくつものコミュニティグループが連携し合同の運動体を結成し、ペンシルバニア州知事トム・ウルフとフィラデルフィア市長ジム・ケニーに、学校区の管理を地元の有権者の手に戻すよう求めてきました。11月、ケニー市長は住民団体の要求に耳を傾け、市が設けていた学校改革委員会の解散を求めました。時を同じくしてフィラデルフィア市では、公民権弁護士であり、学校と司法刑事制度が直結する「学校‐刑務所パイプライン」を終結させる運動も手掛けたラリー・クラスナーが地区検事長に選出されました。長年にわたるコミュニティ活動家で現在はフィラデルフィアの市議会議員であるヘレン・ギムと、そして「私たちの町、私たちの学校」(Our City, Our School)連合ならびに「親たちの連合」(Parents United)のメンバーであるケンドラ・ブルックスと話します。