米連邦通信委員会(FCC)は、2015年にオバマ政権下で通過した画期的なネット中立性保護を撤廃するか否か、14日に投票する予定です。ネットの中立性は、インターネットのサービスプロバイダがウェブコンテンツを平等に扱い、金銭と引き換えに、一部のコンテンツを他のコンテンツよりも優先したり、ブロックしたりしない原則です。この規制が撤廃されれば、インターネットサービスプロバイダーが通信の速度を落としたり、大幅に価格をつり上げることが可能になります。FCCには記録破りの数の2200万件ものコメントが寄せられましたが、批評家たちは委員会がそれをしっかり検討していないと指摘しています。全国的なメディア改革組織であるフリープレスの政府及び対外関係担当上席顧問、ジョセフ・トレスは「論じられているのは、メディアの将来です。誰がアクセスでき、誰がコントロールするのか、誰の声が尊重され、誰の物語がとるに足らないとされるのか」と語ります。