デイリーニュース

  • 米連邦通信委員会 14日にネットの中立性撤廃を投票 デジタル市民権を後退させる動き

    米連邦通信委員会(FCC)は、2015年にオバマ政権下で通過した画期的なネット中立性保護を撤廃するか否か、14日に投票する予定です。ネットの中立性は、インターネットのサービスプロバイダがウェブコンテンツを平等に扱い、金銭と引き換えに、一部のコンテンツを他のコンテンツよりも優先したり、ブロックしたりしない原則です。この規制が撤廃されれば、インターネットサービスプロバイダーが通信の速度を落としたり、大幅に価格をつり上げることが可能になります。FCCには記録破りの数の2200万件ものコメントが寄せられましたが、批評家たちは委員会がそれをしっかり検討していないと指摘しています。全国的なメディア改革組織であるフリープレスの政府及び対外関係担当上席顧問、ジョセフ・トレスは「論じられているのは、メディアの将来です。誰がアクセスでき、誰がコントロールするのか、誰の声が尊重され、誰の物語がとるに足らないとされるのか」と語ります。

    dailynews date: 
    2017/12/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • もうムーアは、いらない!米国上院補選でダグ・ジョーンズ候補が共和党に勝利 #MeToo運動に追い風

    アラバマ州上院補選は驚くべき番狂わせとなり、民主党のダグ・ジョーンズが共和党のロイ・ムーア候補に接戦の末、勝利しました。この選挙は、同州の上院議員だったジェフ・セッションズが司法長官に就任し上院に空席が生じたことを受けて行われました。投票区のすべてが開票を終えた段階で、ジョーンズはムーアを2万1000票上回り、1.5%の票差でした。ジョーンズの当選により、上院の議席は共和党51対民主党49と僅差になり、トランプ大統領の政策遂行を難しくし、来年の中間選挙で民主党を勢いづける可能性があります。 ロイ・ムーアは今のところ敗北を認めず、12日夜、票の再集計を求めました。マザー・ジョーンズ誌の政治記者、ペマ・レビに話しを聞きます。レビは大接戦となった今回の選挙戦で投票率と投票者抑圧を報道しました。

    dailynews date: 
    2017/12/13(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 民主党下院議員グティエレスが語る ドリーム法案可決、プエルトリコの死者、大統領職への野望

    2017年最大の移民集会の1つとして、数千人の人々が12月6日、年末までに「ドリーム法案」(DREAMAct)を可決することを連邦議会に求めて国会議事堂で集会を行いました。市民的不服従行為で、およそ100人が逮捕されました。その中には、本日のゲストでイリノイ州選出の民主党下院議員ルイス・グティエレスも含まれていました。彼は、司法委員会のメンバーで、「議会ヒスパニック議員会」(Congressional Hispanic Caucus)の移民特別委員会の共同委員長です。下院議員を13期務めた彼は11月、ハリケーン「マリア」後のプエルトリコ復興に専念するために、来年は出馬しないと発表しました。

    dailynews date: 
    2017/12/12(Tue)
    記事番号: 
    4
  • セシル・リチャーズ:マイク・ペンスはトランプ政権の女性の権利に対する攻撃の「指揮者」

    「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood Federation of America)の代表であるセシル・リチャーズは、トランプ大統領政権の最初の1年は、米国史上どの政権に比べても女性にとって最悪の年の可能性があると述べています。しかし彼女は、この1年が女性とその仲間たちによる組織づくりと抵抗の年でもあったと指摘しています。

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    2017/12/12(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 児童性的虐待告発をかわそうとロイ・ムーアが中絶の権利をめぐりダグ・ジョーンズを攻撃

    アラバマでは12月12日、有権者たちが連邦上院補欠選挙の投票に向かいます。この補選では、民主党のダグ・ジョーンズと共和党のロイ・ムーアが戦いますが、中絶反対を唱えるムーアは候補は、少なくとも9人の女性から彼女らが10代のときに性的嫌がらせや性的暴行を受けたと告発されています。そのひとりは当時14歳という幼さだったといいます。「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood Federation of America)の代表であるセシル・リチャーズと、トランプ大統領を性的非行で訴えた16人の女性のうちのひとりで、米国南部で育った元ミス・アメリカの出場者サマンサ・ホルビーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/12/12(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 上院議員たちがトランプに辞任要求 トランプの性的不品行を訴える元ミス・アメリカ出場者にインタビュー

    トランプ大統領が女性に性的嫌がらせや性的暴行をした疑惑をめぐり、現在5人の上院議員たちが彼に辞任することを求めています。また、民主党の「女性ワーキング・グループ」(Women’s Working Group )に所属する56人の下院議員たちが、この疑惑をめぐる議会の調査を求めています。こうした動きと前後して、12月11日、トランプに受けた性的嫌がらせを公的に告発している16人のうちの3人の女性がニューヨークで記者会見を開き、議会に行動を取るよう求めました。そのうちの1人に話を聞きます。サマンサ・ホルビーは、トランプ経営時代の「ミス・アメリカ」コンテストにノースカロライナ州代表として出場しました。また、「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood Federation of America)と「家族計画行動基金」(Planned Parenthood Action Fund)の代表であるセシル・リチャーズにも話を聞き、団体ブレーブ・ニュー・フィルムズ(Brave New Films)制作のドキュメンタリー映画16 Women and Donald Trump(『16人の女性とドナルド・トランプ』)からの抜粋を放送します。

    dailynews date: 
    2017/12/12(Tue)
    記事番号: 
    1
  • カリフォルニア州史上最悪の冬の山火事 有害な大気の中で働く農場労働者に懸念高まる

    カリフォルニア州では先週末、干ばつによって山火事が加速し、南部沿岸部の都市の方向に炎が燃え盛りました。火事は23万エーカーの土地を焼き尽くし、約20万人が避難を余儀なくされています。少なくとも一人の女性がこれまでに死亡しました。山火事はすでに、カリフォルニア州の観測史上5番目の規模に達しています。気候専門家は冬火事の激しさについて、気候変動との関連を指摘しています。当局は、煙と発癌性のある灰が有害な大気を発生させているとして屋内退避を勧告しています。しかし多くの農場では作業を続けており、農場労働者が適切な装備を付けずに危険な状況で労働しているのではないかとの懸念が高まっています。防護マスクを無料配布しているボランティアたちは、収穫作業者が安全な装備を求めているにもかかわらず、先週いくつかの農場から追い出されたと語っています。「持続可能な経済のためのセントラルコースト統一連盟」(Central Coast Alliance United for a Sustainable Economy)の政策・広報代表ルーカス・ズッカーに聞きます。ズッカー自身、山火事のため先週避難しました。危険な大気の中で作業を続けなければならない農業労働者に防護マスクを配布する活動を助けています。

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    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    4
  • NAACP代表:ロイ・ムーアは人種的宗教的恐怖を利用してアラバマの白人有権者を動かそうとしている

    アラバマ州では、12日におこなわれるジェフ・セッションズの司法長官就任に伴う上院補欠選挙がますます接戦の様子を示すなか、辞退を拒むロイ・ムーア共和党候補に対する批判が高まっています。ムーアは同州最高裁長官を2度にわたって解任されています。2003年、アラバマ州司法ビルの円形ホールに設置したモーゼの十戒の記念碑を撤去するのを拒否したために解任されました。再選後の2016年にも、連邦最高裁判所の同性婚の法制化の判決に逆らうよう州判事に命じたことで解任されました。トランプが支持する、オバマ大統領の出生をめぐる人種差別的で信憑性に乏しい「国籍陰謀論」の支持者でもあります。同性愛を獣姦に例えたこともあります。さらに、ミネソタ州選出のキース・エリソン下院議員はイスラム経典を使った議会宣誓を許されるべきではなかったと主張し、クルアーンを『わが闘争』に例えました。2011年には、第10条以降の憲法修正条項をすべて撤廃することを提案、そこには奴隷制度の禁止や、女性やアフリカ系米国人に投票権を与える修正条項などが含まれます。全米黒人地位向上協会(NAACP)の代表でCEOのデリック・ジョンソンと、ミシシッピ州ジャクソン市長でベテラン活動家のチョクウェ・アンタル・ルムンバに話を聞きます。

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    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    3
  • トランプの出席をめぐり黒人指導者が公民権博物館の式典をボイコット 「我々の遺産が汚されるべきではない」

    ミシシッピ州では9日、多くの黒人コミュニティのリーダーらが、ドナルド・トランプ大統領の出席に抗議して、2つの新しい公民権博物館の開館式をボイコットしました。ボイコットした人には、アフリカ系米国人の民主党ジョージア州選出下院議員のジョン・ルイス、ミシシッピ州選出下院議員のベニー・トンプソンらが含まれます。彼らは共同声明を出し、「女性や障害者、移民、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の選手らに対するトランプ大統領の中傷コメントは、ファニー・ルー・ヘイマー、アーロン・ヘンリー、メドガー・エバーズ、ロバート・クラーク、ジェームズ・チェイニー、アンドリュー・グッドマン、マイケル・シュワーナーなど、ミシシッピをより良い場所にしようとした無数の人々の努力を無にするものだ」と述べました。全米黒人地位向上協会(NAACP)のデリック・ジョンソン代表とジャクソン市長のチョクウェ・アンタル・ルムンバに話を聞きます。二人はいずれも、トランプの出席に抗議して9日の活動の一部をボイコットしました。ジョンソンはトランプの出席を「公民権運動の先輩らへの侮辱だ」と批判しています。

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    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アラバマ州上院補欠選挙 ロイ・ムーア候補の人種差別・同性愛嫌悪・宗教的狂信

    ジェフ・セッションズの司法長官就任に伴うアラバマ州上院議員補欠選挙は、民主党のダグ・ジョーンズ候補と共和党のロイ・ムーア候補の間で接戦となっており、論議が高まっています。選挙は12日火曜日に行われます。アラバマ州の上院議員選挙では20年間、民主党の敗北が続いています。ムーア候補は少なくとも9人の女性から十代の時の性的な嫌がらせや攻撃を告発されていますが、世論調査での両候補の支持率は拮抗しています。ドナルド・トランプ大統領はロイ・ムーアへの支持を繰り返し表明しており、8日にフロリダ州ペンサコラで集会を開いた際にも同様の発言を行いました。この場所はアラバマ州との境界から20マイルしか離れておらず、アラバマ州モービルと同じメディア市場に位置しています。ロイ・ムーアのアラバマ州における政治的キャリアは長く、人種差別や同性愛嫌悪、イスラム嫌悪、宗教的狂信という面で際立っています。ダグ・ジョーンズの陣営は先週末、アフリカ系米国人の有権者を特にターゲットとした大規模な投票推進活動を繰り広げました。ニュージャージー州選出上院議員のコリー・ブッカーやアラバマ州選出下院議員のテリー・スウェル、元マサチューセッツ州知事の民主党ディーバル・パトリックら、多くの著名なアフリカ系米国人の政治家が週末にかけてジョーンズの応援を展開しました。

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    2017/12/11(Mon)
    記事番号: 
    1

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