デイリーニュース

  • 『ギディオンの戦士たち』:低報酬と膨大な仕事量に堪え貧困層の弁護をつづける 若き公選弁護人たちのドキュメンタリー

    新作ドキュメンタリー作品"Gideon’s Army"(『ギディオンの戦士たち』)は、米国深南部で、若き公選弁護人たちが、低報酬と長時間労働、膨大な担当件数に堪えながら、貧困層の弁護を務める様子を描いています。この映画のタイトルは、刑事事件で被告人が経済的に弁護費用を払うことができない場合も、弁護士を依頼する権利があると定めた1963年のギディオン対ウェインライト訴訟における、最高裁の画期的な判決に由来しています。監督と制作を務めたドーン・ポーターと、ジョージア州公選弁護人でこの作品に登場するトラビス・ウィリアムス弁護士に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ドキュメンタリー映画『ティラー医師に続く』:中絶合法化訴訟から40年 殺された医師の志を継ぐ中絶医たち

    中絶手術の合法化につながった、画期的なロー対ウェイド裁判から40年が経ちましたが、新作ドキュメンタリー映画”After Tiller”(『ティラー医師に続く』)では、米国内でわずか4人となってしまった妊娠後期の中絶手術を行っている医師の姿が描かれています。2009年、4人の医師と志を同じくするジョージ・ティラー医師がカンザス州ウィチタで、教会の礼拝に出席したところを暗殺されました。この映画に登場する4人の医師も、脅迫や嫌がらせ、必死で中絶手術を求めてくる女性たちが語る物語を聞く精神的な重圧に立ち向かってきました。この作品を共同監督したラナ・ウィルソンとマーサ・シェーンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『血の中で燃える炎』:大手製薬会社がジェネリックのエイズ薬輸入を阻止 アフリカで数百万人が死亡

    新作ドキュメンタリーFire in the Blood(『血の中で燃える炎』)は大手製薬会社と米国が、エイズ患者を救命出来るジェネリック薬品を開発途上国が輸入することを阻止したせいで、数百万人のエイズ患者が死亡した事実を検証しています。この問題は今も進行中です。世界貿易機関は現在も多くの国のジェネリック薬剤輸入を禁止しています。TRIPS協定(知的所有権の貿易関連の側面に関する協定)として知られる貿易取り決めがあるせいです。この新作映画の監督ディラン・モハン・グレイと、ウガンダのエイズ専門医ピーター・ムジェンニに話を聞きます。HIV/エイズの分野での世界屈指の専門家・研究者として知られるムジェンニ医師は、ジェネリック薬を輸入しようとして逮捕されました。

    dailynews date: 
    2013/1/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ウィキリークスの法律顧問: 新作映画はアサンジが受けている弾圧の重要な側面を見逃している

    アレックス・ギブニーの新作ドキュメンタリーWe Steal Secrets(『我々は秘密を盗む』)は「ウィキリークスの物語」と銘打っていますが、ウィキリークス創設者ジュリアン・アサンジの法律顧問であるジェニファー・ロビンソンはこの映画は重要な事実を見逃していると話します。「これはもちろんウィキリークスに関する、また史上最大の漏洩問題に関する映画です」とロビンソンは言います。「ジャーナリズムと内部告発をめぐる非常に重要な問題に言及するものです。しかし残念なことにこの映画はそうした問題を正当に扱っているとは思いません……米国での訴追の可能性という、ウィキリークスが直面している脅威のことをわかっていないのです」

    dailynews date: 
    2013/1/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 『我々は秘密を盗む』:アレックス・ギブニーの新作ドキュメンタリー ウィキリークス物語の真相を探る

    ユタ州パークシティのサンダンス映画祭から放送します。今日は、オスカー受賞のアレックス・ギブニー監督の新作ドキュメンタリーWe Steal Secrets : The Story of WikiLeaks(『我々は秘密を盗む:ウィキリークスの物語』)についてお話をうかがいます。この映画は内部告発サイトのウィキリークスで数十万点の米国外交機密文書が公開された件でカギを握る人物たちを検証したものです。中でもウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジと、ウィキリークスへの文書漏洩で起訴されている米陸軍上等兵ブラッドリー・マニングに焦点が当てられています。ギブニーは、アフガニスタンの米空軍基地で拷問され殺害された無実のタクシー運転手を取り上げたドキュメンタリー、『「闇」へ』でアカデミー賞を受賞しています。彼にここパークシティで話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 汚い戦争:ジェレミー・スケイヒルとリック・ローリーの新作映画が米国の秘密戦争の真実を明かす

    1月第3週にユタ州のサンダンス映画祭で初上映される新ドキュメンタリーDirty Wars: The World is a Battlefield(『汚い戦争:世界は戦場だ』)は、調査報道記者ジェレミー・スケイヒルが、アフガニスタン、ソマリア、イエメンで、拡大し続ける米国の秘密戦争の真実を探る姿を追っています。スケイヒルと、この映画を監督した、ビッグ・ノイズ・フィルムズ(Big Noise Films)の独立系ジャーナリスト、リック・ローリーから話を聞きます。「私たちが今目にしているのは、オバマ大統領の支持者の多くがブッシュ政権時代に反対していたのとまったく同じ政策を、オバマ自身が拡大しているという現実です」と、ベストセラー、 Blackwater: The Rise of the World’s Most Powerful Mercenary Army(『ブラックウォーター:世界最強の傭兵軍の勃興』)と、今回の映画と同じタイトルの近刊書の著者であるスケイヒルは言います。「アフガニスタンのある村に到着して住民の家のドアをノックします。すると、私たちの前に彼らが最後に目にしたアメリカ人は、同じドアを蹴破って家族の半分を殺したアメリカ人だという事実に直面します。私たちは二人とも、本当に身につまされる思いにかられます」と、ローリーはいいます。

    dailynews date: 
    2013/1/22(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オバマ大統領:2期目の就任式で最初の4年よりさらに進歩的な国内政策を示唆

    オバマ大統領は、多くが、1期目よりもさらに進歩的な2期目の国内政策への布石として受け止めた就任演説の中で、女性の平等と同性愛者の権利のための継続的な闘い、移民法改革と銃規制の推進、所得の不平等と地球温暖化への取り組みを公約しました。ナショナル・モールには他に、暗殺された公民権運動家のメドガー・エバーズの妻マーリー・エバーズ・ウィリアムズと、「今日の1日」(OneToday)という詩を読み上げたキューバ系米国人詩人リチャード・ブランコが登壇しました。これにより、エバーズ・ウィリアムズは、女性として、そして非聖職者として初めて就任の祈りを捧げ、ブランコはラティーノとして、そして同性愛者であることを公表している人物として初めて、大統領就任式で詩を朗読しました。

    dailynews date: 
    2013/1/22(Tue)
    記事番号: 
    1
  • キング牧師 1967年の演説:「国として我々は根本的な価値革命を行うべき」

    オバマ大統領の就任式は、50年前「私には夢がある」という演説を行った故キング牧師に敬意を表した連邦祝日に行われます。本日の放送の最後は、キング牧師が暗殺される約1年前の1967年4月4日にニューヨークのリバーサイド教会で行った演説「ベトナムを超えて」の一部をお送りします。「世界革命の正しい側に組みしたいなら、国として、私たちは根本的な価値観の革命を行わねばならないと私は確信しています」

    dailynews date: 
    2013/1/21(Mon)
    記事番号: 
    8
  • 公民権運動指導者ジュリアン・ボンド:オバマ大統領は新しい有権者と共に当選 「懸念する人びとの同盟」

    公民権運動の代表的活動家で全米黒人地位向上協会(NAACP)元会長のジュリアン・ボンドが、アメリカ人口比率の変化がオバマ大統領の再選にいかにつながったかをピース・ボールで話します。ボンドは、学生非暴力調整委員会(SNCC)の創設に携わり、南部貧困法律センター(SOLC)の初代代表でした。「共和党の白人有権者への依存度合いが、近日の選挙について、特に投票結果について、雄弁に説明しています。マイノリティー有権者を抑圧しようとする共和党の活動が、大きな逆効果となったのです」とボンドは語ります。

    dailynews date: 
    2013/1/21(Mon)
    記事番号: 
    7
  • 巨額の就任式:無制限の企業献金の助けを得て2期目をスタートさせたオバマ 

    4年前の就任式で、オバマ大統領は企業からの政治資金の受け取りを拒否しました。だが今年は、エクソンモービル、AT&T、マイクロソフトなどがこの式典のメインスポンサーに名を連ねています。現在、オバマ大統領は企業献金を無制限に受け取っているため、献金を行いたい者にはいくつかの選択肢が用意されています。団体の最高額は100万ドルで、個人は25万ドルです。対照的に、2009年では企業、ロビイスト、政治活動委員会の寄付は禁止され、個人献金も上限5万ドルと制限されていました。本日行われる式典は、偶然にも、最高裁が外部団体を経由した政治献金を無制限に認めた「シチズンズ・ユナイテッド対連邦選挙委員会」判決からちょうど3年目にあたります。本日は、就任式における資金と影響力を調査するサンライト基金のリズ・バルトロメオに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/1/21(Mon)
    記事番号: 
    6

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