デイリーニュース

  • 全米黒人地位向上協会:投票妨害や選挙権侵害に対処する新しい選挙管理委員会が必要

    12日の一般教書演説でオバマ大統領はこの国の破綻した投票システムを修正するために新たな超党派委員会の創設を発表しました。聴衆の中には2012年選挙で投票するまでに何時間も待たされた102歳のデジリン・ビクターもいました。ビクターはフロリダ州に住んでいますが、同州では投票所の長い列にうんざりして投票に至らなかった人が推定で20万人いたとされています。全米黒人地位向上協会(NAACP)のベンジャミン・ジェラス会長は、長い行列は新たな選挙管理委員会が取り組むべき投票妨害の一つに過ぎないと語ります。

    dailynews date: 
    2013/2/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ドーナーからウェイコやMOVE爆破まで どんどん軍事化する国内の治安活動

    元ロサンゼルス市警官クリストファー・ドーナーが死亡した12日の火災は、1993年に多数の死者を出したテキサス州ウェイコのブランチ・ダビディアン施設急襲や、1985年のフィラデルフィアの黒人解放団体MOVE本部への警察による爆撃を連想させます。ウェイコの事件では連邦捜査当局は発火性の催涙ガスの使用を何年にもわたって否定していました。この火災で施設内の76人が死亡しています。MOVE爆破では成人6人子供5人が死亡しました。シアトルの元警察署長ノーム・スタンパーと、近日刊のRise of the Warrior Cop : The Militarization of America’s Police Forces(警官戦士の誕生:米警察の軍隊化)の著者ラドリー・バルコに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2013/2/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 焼き討ちか? 連続警官射殺事件の容疑者に発火性の催涙ガス使用で警察に批判

    ロサンゼルス市警へのテロ作戦としてこの2週間で同市警官ら4人を殺害してきたとされるクリストファー・ドーナーですが、カリフォルニア州検視局は回収した遺体が彼のものであると断定しました。同州史上最も広範囲に及んだ容疑者追跡劇の末、ドーナーは焼け落ちた州内の山小屋で遺体で発見されました。彼の隠れ家の炎上が警察によって故意に惹き起こされたのではないかとの疑いが浮上してきました。というのも市警当局が発火性の催涙ガスを使用したと認めたからです。警察無線の録音記録では、サンバーナーディーノ郡保安官局が「バーナー(燃やすもの)」と通称される引火性の催涙ガス弾を投入する計画だったことが示されています。また別の、TV局KCALによる生放送でも、「やつを火で炙り出せ」とか「小屋を焼き落とせ!」と叫ぶ警察官の声が背後から聞こえています。シアトルの元警察署長ノーム・スタンパーに話を聞きます。「故意であろうがなかろうが、7発のバーナーを木造の小屋だったとみられるものに発射すれば、焼け落ちることは目に見えていました」

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    2013/2/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 10億人で立ち上がれ:劇作家イヴ・エンスラーが 性的虐待に抗議する国際ダンス・デーを企画

    2月14日、世界各地で街頭ダンスによるアピールが行われます。これは世界の200カ国以上で展開する、女性に対するレイプや性的暴力の撲滅を目的とする「10億人で立ち上がれ」(One Billion Rising)活動の一環です。この活動を先導しているのは、劇作家で『ヴァギナ・モノローグ』を執筆したイヴ・エンスラーです。ジェンダー差別による暴力被害者の支援のため滞在中のコンゴ民主共和国より、エンスラーに話をききます。また、ラビ・シャンカールの娘で、自身著名なミュージシャンであるアヌーシュカ・シャンカールが、子ども時代性的虐待を受けたことを告白するビデオも放送します。

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    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「殺戮と勾留の2年間」:バーレーンの民主化運動  蜂起を記念

    2月14日、アラブの春のなかでも最長の民衆蜂起と言われている、バーレーンの民主化運動2周年記念日に、バーレーンの治安部隊が10代の子どもを射殺しました。2011年の2月以来、少なくとも87人が、米国からの支援を受ける治安部隊の手で殺されています。投獄されたバーレーンの人権活動家アブドゥルハディ・アルクワジャの娘、マリアム・アルクワジャに話を聞きます。マリアムは「バーレーン人権センター」(Bahrain Center for Human Rights)の前会長ナビール・ラジャブが逮捕、勾留されて以来、会長代理を務めています。同センターは先日、Two Years of Deaths and Detentions(『殺戮と勾留の2年間』)と題された報告書を出版しました。マリアムは「湾岸地域人権センター」(Gulf Center for Human Rights)の共同代表も務めています。

    dailynews date: 
    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「大統領に圧力を掛けるべき」:女優ダリル・ハンナが キーストーン・パイプライン建設拒否を大統領に求める活動中 逮捕される

    女優ダリル・ハンナが、キーストーンXLパイプライン建設抗議運動のために逮捕されるのは、この半年で2度目です。ハンナは2012年10月には、テキサス州で逮捕されています。2月13日、ハンナとそのほか47人がホワイトハウス前で逮捕されました。「自ら現場に行き、立ち上がって行動を起こすのは、一市民として当然の義務だと思います」とハンナは語ります。「世論調査によればこの国の大多数が、気候危機に非常に危機感を持ち、何らかの対策が採られることを望んでいます。それが実現されるには、市民である私たちが強く要求していくしかありません。オバマ大統領は『自分に圧力を掛けてほしい』と言っています。だったら、私たちが出かけていって、彼に圧力をかけようじゃありませんか」

    dailynews date: 
    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • キーストーン・パイプライン建設反対デモで48人逮捕 シエラ・クラブは120年の市民的不服従禁止を解除

    2月13日、著名な公民権運動活動家ジュリアン・ボンドや、NASAの気候科学者ジェイムズ・ハンセンを含む48人が、ホワイトハウス前でのデモ中に逮捕されました。このデモは、オバマ政権にキーストーンXLタールサンド原油パイプライン建設を拒否するよう、呼びかけてきた運動の一環として行われました。今回の逮捕劇の後には、2月17日に予定されている、首都ワシントンのナショナル・モールでの「史上最大の気候集会」と企画側が呼ぶ集まりが控えています。団体設立以来120年の歴史上はじめて市民的不服従行動で逮捕された、自然保護団体シエラ・クラブ理事長マイケル・ブル-ンに話を聞きます。

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    2013/2/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • オバマは市民権獲得への道を売り込むも 在留資格の無い移民は記録的な強制退去に怯える

    現在米国に滞在している1100万人もの在留資格の無い移民の窮状への対応について、オバマ大統領は一般教書演説で、包括的な移民制度改正法案の利点を強調しました。大統領は議会に対し同法案を可決し、数ヶ月内に彼が署名できるよう促しました。大統領が演説では触れなかった、記録的人数の強制退去について、ネイション誌で移民と人種問題について報道するオーラ・ボガド記者に話しを聞きます。

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    2013/2/13(Wed)
    記事番号: 
    4
  • アフガニスタンからの部隊撤退計画にも関わらず 特殊部隊と民間部隊は戦争継続に備える

    オバマ大統領はアフガニスタンから新たに3万4千の兵を引き上げる計画を発表しましたが、ベテラン平和活動家キャシー・ケリーは、だからと言ってアフガニスタンでの戦争が終結するわけではないと警告します。アフガニスタンを先日訪問したばかりのケリーは、かつてはブラックウォーターとして知られていた企業が、カブールのすぐ郊外にある、特殊作戦共同機動部隊の拠点を運営していると証言します。2月11日には米空軍による攻撃で、10名のアフガン市民が殺害されました。ターゲットとなったのはNATO駐留軍が「タリバンの隠れ場所」と疑うクナール地方の村です。「創造力ある非暴力を求める会」(Voices for Creative Nonviolence)の共同コーディネーターを務めるケリーは、米史上最長となったこの戦争で、これからもアフガン市民が犠牲となりつづけるだろうと警告します。

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    2013/2/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • オバマ大統領の一般教書演説 中間層の再活性化を求めるも 貧困と不平等には未だ関心低く

    オバマ大統領の一般教書演説は中間層の再活性化を求ることから始まり、ねじれ議会となり分裂を起こしている議会に対し、雇用創出を目的とした自身の経済政策案を支援するよう要請しました。シンクタンク「デモス」(Demos)の特別シニア・フェローのボブ・ハーバートと、シカゴ大学政政治学部教授で「黒人の若者のためのプロジェクト」(Black Youth Project)を設立したキャシー・コーエン教授に話を聞きます。「不況後、米国人の平均収入が下がっています」とハーバートは言います。「貧困は広がっており、公式には5000万人近くの人々が貧困層とされ、更に同数の人々が貧困に近い状況となっています。これは米国の全人口の3分の1に近い数です。このような巨大な問題に対応するには、巨大な投資が不可欠なのです」

    dailynews date: 
    2013/2/13(Wed)
    記事番号: 
    2

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