オバマ大統領のアフガニスタンからの米軍撤退計画では、自身の大統領就任時に同国に駐留していた以上の兵士が残留します。テレビ演説で、オバマは2012年の夏の終わりまでにさらに2万3千人を撤退させ、米軍兵力7万人と数千人の請負業者が残留することになると述べました。米国史最長のこの戦争について、調査ジャーナリストで米国安全保障政策を専門とする歴史家のガレス・ポーターに話を聞きます。「彼自身の言い回しにあったように、オバマは、戦争は収束しつつある、戦争は引き潮に向かっている、という言説を作ろうとしているのです。実際はそんな風にはまったくなっていないのに。タリバンは今年、明らかに反撃を行っており、来年もそれは続くでしょう。終わりが来る兆しはありません」と、ポーターは語ります。