ティーパーティー運動の新星でミネソタ州選出の女性下院議員ミシェル・バックマンが、共和党の2012年の大統領候補に名乗りをあげました。バックマンは、出馬発表の直前にデモイン・レジスター紙が行った、共和党党員集会参加予定者への初の調査であるアイオワ州の世論調査で、ミット・ロムニーと引き分けています。以前、税金関係の弁護士であったバックマンは保守的なキリスト教徒で、中絶と同姓結婚に猛烈に反対しています。また、バックマンは、生命の起源に何らかの知性的存在が介在したとする、インテリジェント・デザイン説を公立校で教えることを支持し、地球温暖化はでっちあげだと主張しました。彼女は、オバマの政府介入志向と彼が”反米的な意見”をもって米国を社会主義化しているという批判を選挙運動の柱としています。特にオバマの医療保険改革は厳しく批判しています。バックマンは小さな政府派で知られていますが、彼女は最近、ウィスコンシン州の彼女の家族農場の農業助成金として数十万ドルを受け取ったとされ、調査の対象になっています。現在バックマンが住むミネソタ州スティルウォーターから始まった彼女の過去10年の政治的キャリアを追ってきたジャーナリストのカール・ブレマーに話を聞きます。