デイリーニュース

  • オバマ 自殺した米兵の家族に弔書を送らない政策を取りやめ

    オバマ政権は、自殺した兵士の家族には大統領からの弔書を送らないという、長年行われてきた米国の政策を取りやめます。オバマは、この政策転換が、戦争で精神傷害を負った兵士と家族への偏見を減らすことを望んでいると述べました。任務地へ繰り返し派遣され、心的外傷後ストレス障害を病む兵士が出るようになり、軍内での自殺が増えています。大統領弔書についての新政策は7月中に始まりますが、過去にさかのぼった適用はされません。精神障害と軍の支援をしている団体は、この政策変換を歓迎していますが、戦地以外で死亡した人にも認められるべきであり、兵士の自殺防止への取り組みがもっとなされる必要があると言っています。イラクへの2度目に派兵された際自らの命を絶った米兵チャンスラー・キースリングの両親、グレッグとジャネット・キースリング、そして、イラクでの軍務から帰国後に自殺したジェフ・ルーシーの父親ケヴィン・ルーシーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/7/7(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ウィキリークス創立者アサンジ 米国外交電信が「アラブの春」発生に与えた影響を語る

    今年初め、ウィキリークスは過去最大の量となる膨大な米国機密外交電信を公開しました。この公開文書は、米国政府がいかに中東の悪名高い政権を支持し、その政権に対抗する者たちへの人権侵害を支えてきたかを暴露するものでした。7月2日に行われたデモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンが司会をするトーク・イベントで、ウィキリークスの創立者ジュリアン・アサンジは、外交電信に記されていた情報を公開することの重要性、ウィキリークスが世界の政治やジャーナリズム全般へおよぼした影響について、また「アラブの春」、チュニジアやエジプト、また今では、イエメン、バーレーン、シリアそしてリビアまで広がった、同地域の一連の民衆蜂起について語りました。

    dailynews date: 
    2011/7/6(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ウィキリークスがクレジット会社を提訴 資金集めへの妨害を米国が後押し

    7月2日ロンドンで行なわれたデモクラシー・ナウ!司会によるトーク・イベントで、ウィキリークス創立者ジュリアン・アサンジは、ウィキリークスが、ビザやマスターカードなどの金融会社に対し、オンラインでの寄付による資金集めを妨害し「経済封鎖」をしたとして、新しい訴訟を起こしたと話しました。この内部告発者グループが、2010年米国の外交機密公電を公開した後、これらの金融会社はウィキリークスに対する支払い方法を遮断しました。「ビザやマスターカード(や他の企業)が米国の外交政策の道具となっているとは異常な事態です」とアサンジは言います。

    dailynews date: 
    2011/7/6(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「新マッカーシー主義的ヒステリー」 ウィキリークスのアサンジ スパイ、テロリストとの批難に反論

    ウィキリークス創立者ジュリアン・アサンジが7月2日ロンドンに現れ、デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンの進行で、スロベニア人哲学者スラヴォイ・ジジェクと異色対談を行ないました。現在、ロンドン郊外のノーフォークで自宅軟禁状態に置かれているアサンジは、性的暴行容疑の質疑のためスウェーデンが求めている身柄引き渡しをめぐり、控訴裁判所での審理を7月12日に控えています。アサンジが犯罪で起訴された事実は、どの国においてもありません。2日に行なわれた討論イベントの一部を放送します。アサンジを1917年制定の諜報活動取締法違反で米国内で起訴し、ウィキリークスを閉鎖すべきだと主張する批評家たちにジジェクとアサンジが答えます。「実は、検閲は良い兆候だと見るべきなのです。そして、検閲に対抗する動きがあるということは、いまだ社会が完全には封じ込められておらず、完全に財政主義的になってもおらず、政治的側面をまだ維持しているという兆しだからです。つまり、人々が何を考え、信じ、感じ、どんな言葉に耳を傾けたかが、実は重要なことなのです」とアサンジは言います。

    dailynews date: 
    2011/7/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「大いなる希望」号での船上リポート ガザ支援船団の米国船 ギリシャ当局の航行禁止に果敢に挑む

    10隻からなるガザ支援船団「フリーダム・フロッティラ」の1つ、乗組員8人を乗せたフランス船が、イスラエルと米国の強い圧力を受けたギリシャ当局の禁止措置に逆らい、ギリシャ領海を脱してガザに向いました。7月1日以来、船団のうち2隻が足止めされましたが、この小さな船がギリシャ当局をかわした最初の船となりました。イスラエル軍が第一回フロッティラ船団の乗員9人を殺害してから1年が過ぎ、同船団は人道物資を積み再びガザをめざしています。デモクラシー・ナウ!のアーロン・マテが、米国旗を掲げた「大いなる希望」(The Audacity of Hope)号に乗船していました。これは禁止に逆らいガザをめざして出航に成功した最初の船でしたが、出港まもなくギリシャ当局に阻止され、洋上で息の詰まるにらみあいとなりました。マテのリポートです。

    dailynews date: 
    2011/7/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 独占放送:エイミー・グッドマン司会によるウィキリークスのジュリアン・アサンジと哲学者のスラヴォイ・ジジェクの対談

    ウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジが7月2日、デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンが司会を務めるスラヴォイ・ジジェクとの対談のためにロンドンに現れました。保釈後、支持者の屋敷に軟禁されてから初めての公開イベントの一つです。対談の内容は、国際政治におけるウィキリークスの影響、イラクとアフガニスタンの戦争文書の公表、そして史上最大の米政府機密文書漏洩、ケーブルゲイトに及びました。「大騒ぎの渦中にいて、政府の構造や、我々が扱った世界中の多くの政府でいかに権力が動くかということよりもむしろ、メディアによって歴史がどう形成され歪められるのかということを学びました」とアサンジは言います。アサンジはさらに、彼の新しい弁護団について、そして米軍の内部告発者として過去1年にわたり勾留されている陸軍上等兵のブラッドリー・マニングについても語ります。アサンジは現在保留中の、性的不品行容疑によるスウェーデンへの身柄引き渡しに対する7月12日の上訴審を待つ間、ロンドン郊外ノーフォークの屋敷に軟禁されています。彼はどの国においても犯罪で起訴されていないにもかかわらず、軟禁はすでに6ヶ月に及びます。ブーツを履いたアサンジの足首にはブーツの中には監視装置が装着され、7月2日のイベントは彼が門限までに帰宅できるように午後6時過ぎには終わりました。

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    2011/7/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 『陽のあたる時』インディーズ映画監督で作家のジョン・セイルズ長時間インタビュー

    インディーズ系の映画監督で作家であるジョン・セイルズに一時間たっぷり話を聞きます。この30年間に、彼は17作の上映用長編を監督してきました。その中には『セコーカス・セブン』(The Return of the Secaucus Seven)、『メイトワン1920』(Matewan)、『ローン・スター』(Lone Star)、『エイトメン・アウト』(Eight Men Out)などがあります。彼はしばしば映画を使って火急の政治的課題に取り組んできました。また人種や階級、労働やセクシュアリティをもテーマにしています。最新映画はAmigo(『アミーゴ』)で、米国では8月に公開予定のこの作品は米国占領時代のフィリピンを舞台にしたものです。セイルズはまた作家としても著名で、O.ヘンリー賞も受賞しています。その彼が20年ぶりに新たな小説作品を出版しました。タイトルはA Moment in the Sun(『陽のあたる時』)。20世紀の幕開けに照準を合わせたこの大作は、白人至上主義者たちによるノースカロライナ州ウィルミントンのクーデターから、映画産業の萌芽、キューバやフィリピンでの流血にまみれた米国干渉主義の幕開けまで、さまざまなものを描いています。セイルズに、自身の仕事とこれまでの経歴について話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/7/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ギリシャとイギリスで数十万人がストライキ 大胆な歳出削減と緊縮政策に抗議

    英国では政府が推し進める公務員年金改革をめぐるにらみ合いの中、75万人以上の公務員が30日、24時間ストを行いました。この年金改革案は、財政赤字削減のため公務員の定年延長と年金積み立て額の引き上げ、さらに退職後の年金給付額の減額を求めるものです。一方、ギリシャでも、一連の緊縮財政策が議会を通過したことに抗議して、数千人の労働者が48時間ストを行いました。緊縮政策の中には歳費削減、増税、国営事業の民営化が含まれます。これらの措置は、ユーロ圏における初めての債務不履行を回避するため、ギリシャに対する巨額の緊急救済措置を行うための条件でした。「ヨーロッパ全土で起きている抗議には共通の主題がある。これは単に公務員が年金の権利を守ろうとしているだけの話ではない。荒涼たる未来図しか描けない若者世代のためでもあるのだ」とギリシャから帰国したばかりのBBCニュースナイトの経済エディター、ポール・メイソンは言います。そのほか、Debt: The First 5,000 Years(『債務: 最初の5000年』)の著者デイビッド・グレイバーにも話を聞きます。「歴史上たいていの革命は借金をめぐって起きている。借金というものは、構造的な不平等の犠牲者たちに自分たちが悪かったからこうなったのだと思わせるために、有力な者たちが繰り返し使う道具なのだ」。

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    2011/7/1(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ガザ解放船団が「挑発」だというイスラエルの主張にアリ・アブニマーが反論

    世界各国の400人の活動家たちがガザ支援船団「フリーダム・フォロッティラ」に乗船してガザに向けたギリシャ出航を待つ中、イスラエルのメディアは乗船した活動家たちの人物像や人道支援作戦に参加した動機に関する推測報道でいっぱいです。イスラエル各紙はこの船団が化学物質の袋を搭載しており、その理由は乗船者たちがイスラエル国防軍兵士たちを殺害しようと計画しているからだと糾弾しています。こうした報道は、イスラエル外務省高官たちが大臣たちに、船団に「テロリスト集団」のメンバーが乗り込む計画だという情報はない、と報告した後に行われています。「イスラエルは船団が軍事的脅威であると宣伝しようとしているが、そんなことは世界のだれも信じない。イスラエルの大臣たちだってそんなこと信じていません」と本日のゲスト、エレクトリック・インティファーダの共同創設者アリ・アブニマーは言います。

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    2011/7/1(Fri)
    記事番号: 
    3
  • イスラエル高官 ガザ支援船団を非難しイスラエルの破壊工作関与を否定せず

    在ニューヨークのイスラエル総領事イド・アハロニは、これまでガザ地区の封鎖に協力してきたエジプトがラファ国境検問所を開いた今、ガザへの人道支援物資を船で送る必要はなくなったと主張して、イスラエル政府のガザ解放船団阻止作戦を弁護しました。アハロニはまた、船団の2隻の船で起きた破壊工作にイスラエルが関与したことを否定することも、イスラエルが船を阻止した場合、乗船しているデモクラシー・ナウ!のジャーナリストたちを逮捕しないと約束することも拒否しました。アハロニは「船団を出すという発想自体が不必要なのです。その件で話し合うことにも興味はない。船団がイスラエルに向かわないことを願う」と話しました。

    dailynews date: 
    2011/7/1(Fri)
    記事番号: 
    2

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