タリバンの武装勢力は48時間のうちに2回目のパキスタン最大のカラチ国際空港への攻撃を行いました。6月10日未明、バイクに乗った武装集団が空港治安部隊が運営する学校に発砲しました。タリバンの武装勢力による6月8日の攻撃では、攻撃者を含む少なくとも38人が死亡しました。「パキスタンのタリバン運動(TTP)」は2つの攻撃の反抗声明を出し、この攻撃は北ワズィーリスターンでの軍事活動と、TTPの指導者ハキムラ・メスードが米国無人機の攻撃で2013年末に殺害されたことの報復であると述べました。パキスタン政府は2014年初めにタリバンとの和平交渉へ向けて動きましたが、その過程は、この交渉への参加をめぐるタリバン内での分裂によって行き詰っていました。パキスタン人で政治と防衛アナリストのアイシャ・シディカから話を聞きます。シディカは、Military Inc.: Inside Pakistan’s Military Economy(『軍事会社:パキスタンの軍事経済の裏側』)の著者です。