米国がアフリカ民族会議(ANC)をテロ組織と考えていたのに対して、スウェーデン政府はANCを数十年にわたり公に資金援助していました。多数の報告によれば、スウェーデンはANCを単独で経済的に支援していた最大の財源でした。スウェーデンのオロフ・パルメ首相は1986年、ストックホルムの「アパルトヘイトに反対するスウェーデン市民議会」(Swedish People’s Parliament Against Apartheid)で基調演説を行った一週間後に暗殺されました。暗殺の裏での南アフリカ政府の関わりを疑う噂が何年も飛び交いました。ネルソン・マンデラは1990年に解放された直後、出所後初の外遊先のひとつとしてスウェーデンを訪れています。スウェーデン議会での演説で、マンデラは同国が「アパルトヘイト制度と戦う国際的勢力の先頭」に立ったことに感謝の念を述べました。7月2日の晩、マンデラの側近だったアハメド・カスラダは、1週間にわたる政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)開催地、スウェーデンのヴィスビーでスピーチを行いました。カスラダはロベン島での18年を含む、26年を刑務所で過ごしました。