デイリーニュース

  • 米国が支援するアルカイダ攻撃に反発が強まりイエメンは深刻な状況に アイオナ・クレイグが報告

    イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ」に対する米国支援の攻撃が激化しています。22日、イエメン南部のシャブワ県で車を砲撃され民間人4人が死亡し、3人が負傷しました。4月に、イエメンの アブド・ラッボ・マンスール・ハーディ大統領はアルカイダに対する全面戦争を開始し、一連の激しい空爆を行いました。それ以来、戦火を逃れて2万1000人が国内難民になったと推定されています。一方で同国政府は現地のジャーナリストを取締り、残留していた最後の外国人記者を国外に強制退去させました。本日はスタジオで、つい最近までイエメン最後の公認外国人記者だったジャーナリストのアイオナ・クレイグに話を聞きます。アイオナは5月第3週に、政府が自分を国外追放にしようとしていることを自らの情報源から知らされた後に、イエメンを脱出しました。

    dailynews date: 
    2014/5/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • チリのロビン・フッド?アーティストの「パパス・フリタス」が5億ドル相当の学生ローンを焼却

    貧者を助ける義賊、ロビン・フッドの冒険や怪傑ゾロの物語は有名ですが、本日は彼らの最新の仲間をご紹介します。チリのアクティビスト「パパスフリータス」です。フランシスコ・パパスフリータス(フレンチフライドポテトのこと)の通名を持つフランシスコ・タピアは、私立大学「ユニベルシダード・デル・マール」の5億ドルに相当する学生ローンの借用書を焼却したといいます。チリ当局は、不正経理を理由に同校の閉鎖手続きを進めています。しかし同校が学生ローンの回収を行うことは停止されていません。最近、同校が学生たちに占拠された際に、パパスフリータスは学生ローンの書類記録を入手して焼却し、その灰をワゴン車の中に美術品として展示したと語ります。「書類が焼却されたのは、まぎれもない事実です。完全に焼失しました。だから借金も消えました。書類がないのですから、学生に支払いを求めることはできません」。パパスフリータスのインタビューは、これが米国で初めてです。

    dailynews date: 
    2014/5/23(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 米国がベンガジ大使館襲撃事件の再調査に取り組む中 リビアは内戦に突入か?

    米連邦議会は、2012年に米大使などが死亡したベンガジの米大使館襲撃事件の9度目の調査を開始していますが、リビアは2011年にカダフィを失脚させたNATOによる介入以来、最悪の危機に直面しているようです。イスラム主義者が多数を占める議会に与する民間軍事集団と、かつてCIAによる訓練を受けたと報じられる元将軍ハリファ・ハフタルが率いる勢力との衝突が全面戦争に拡大する恐れが増大しています。ハフタルはリビア政府がテロリズムを助長していると非難し、来月行われる選挙を監視する緊急管理機構の設置を要求しています。ハフタルはカダフィ政権下の将軍だった人物で、現在はリビアからイスラム主義勢力を一掃すると表明し、16日にベンガジで武装集団に対する攻撃を指揮しました。18日には、ハフタルに同調する勢力がリビアの首都トリポリの国会議事堂を掌握しました。5月第3週の戦闘開始以来、100人近くが死亡しています。リビア在住のジャーナリスト、メアリー・フィッツジェラルドとトリポリで取材中の独立系ジャーナリストでデモクラシー・ナウ!の通信員でもあるシャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/5/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • タイの最新のクーデターで 米国は長年のアジアの同盟国との軍事的繋がりを 再考するか?

    タイ軍は、戒厳令を発令した数日後に同国の政府を掌握しました。タイ軍司令官は、このクーデターは、半年にわたる政府と反政府派デモ隊のあいだの政治的混乱に対し秩序を回復するために必要だとしています。バンコクの反対派は選挙を阻み、5月はじめに裁判所に罷免されたインラック首相のあとに任命された暫定内閣の追放を求めていました。タイ軍司令官は、政党、議員他、要人たちとの会見を行った直後にテレビでクーデターを宣言しました。タイのクーデターは、2006年以来で、その際には1年以、軍による支配が行われました。ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア地域支援所長ジョン・シフトンに話を聞きます。

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    2014/5/22(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 悪魔と踊るブラジル:2014年ワールドカップに反対する市民の反感を デイブ・ザイリンが語る

    スポーツ記者デイブ・ザイリンは、新著Brazil’s Dance with the Devil: The World Cup, the Olympics, and the Fight for Democracy(『悪魔と踊るブラジル:ワールドカップ、オリンピックと民主主義への闘い』)で、スポーツ界最大のイベントを目前に控えたブラジルで社会不安が広がっていることを取り上げます。ワールドカップを数週間後に控えたサンパウロでは、大規模デモ2日目に、バス運転手たちに加えて数千名の警察官が参加しました。一方、ワールドカップのオープニング・マッチが開催されるアリーナ横の敷地に、1万人以上が集まりました。集まった群衆は彼らの抗議運動を「国民のワールドカップ」(The People’s Cup)と呼び、彼らのコミュニティには十分な医療機関も学校もないのに、スタジアム建設に5億ドル近くが使われたことに抗議しています。ブラジル各地で起きているデモは、同様の問題への注目を呼び掛けています。ブラジルを揺るがす抗議運動について、また米国のスポーツ界で最大の論争となっているNBAの、アフリカ系アメリカ人に対する人種差別発言をしたチームオーナー、ドナルド・スターリング追放について、ザイリンに話を聞きます。

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    2014/5/22(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ミズーリ州の死刑囚 秘密主義の米死刑制度の不当な苦しみに異議を申したて 死刑延期を勝ち取る

    米最高裁は、ミズーリー州で予定されていた、2014年4月のオクラホマ州での死刑失敗事件後初となる死刑を延期としました。ラッセル・バックルーの弁護士は、彼の健康状態が刑の執行において過度の苦しみに結びつく可能性をはらんでおり、「残酷で異常な刑」を禁止する米憲法修正8条を犯すことになるとして死刑の延期を求めていました。バックルーは5月20日、仮の延期を勝ち取り、21日には最高裁が再度死刑延期の判決を下し、連邦控訴裁判所への差し戻しを言い渡しました。この判決は、同様の訴えが棄却されてきたこれまでのパターンからの転換を示しています。死刑に使用される薬物を供給する調合薬局が、ミズーリ州がその情報開示を拒んでいるように、公表されることも規制を受けることもないという事態に対し、司法が懸念を抱いているのだとも考えられます。バックルーの首席弁護士のひとりシェリル・パイレートに話を聞きます。

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    2014/5/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ラヴァビット社創設者:同社を閉鎖したのは 政府の「大胆な嘘」と大量監視活動のせい

    2013年夏、米政府がエドワード・スノーデンのメールをはじめ、その他多くの情報を差し押さえ用とした際、暗号化メールサービス会社の「ラヴァビット」(Lavabit)を閉鎖せざるを得なくなった経緯について、同社の創設者ラダー・レヴィソンが詳細に語ります。スノーデンが米国家安全保障局(NSA)による監視活動を暴露した後、FBIは彼を標的としましたが、その捜査のためと称してラヴァビットの40万件にのぼるその他のアカウントへのアクセスを要求しました。当時レヴィソンは、この件の詳細を語ることを禁止され、「アメリカ人に対する犯罪の一端を担うこと」を拒否した、とだけ語っていました。今週はじめ連邦判事が、ラヴァビットへの政府からの要望詳細記録の主要な部分の封印を解いたことで、レヴィソンはこの件について以前よりも自由に話せるようになりました。「米政府は大胆な嘘をついていました」とレヴィソンは言います。」「彼らの望むアクセス権を安心して渡すことは不可能でした。唯一残された道は、会社を閉鎖するか、政府が求めていたこと――つまりわが社のユーザーの大量監視活動――の一端を担うしかなかったのです」

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    2014/5/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ニューヨーク市救急電話システムの改造計画中断  計画の大幅な遅れと10億ドルの予算超過を調査

    デモクラシー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスがニューヨーク・デイリーニュース紙の独占記事で伝えたところによれば、、ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は、同市の緊急電話(911)システムの大改造計画が大幅に遅れていることと、超過予算が10億ドルにもなっていることを調査するため、同計画を中断しました。この改造計画は、マイケル・ブルームバーグ前市長が押しし進めた代表的な政策のひとつでもあり、ゴンザレスはこの動きを「デブラシオ政権は、緊急電話システムの改造計画には、これまで関係者が認めたよりも多くの問題があるということを潔く認めた」ものだと言います。

    dailynews date: 
    2014/5/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • コーク兄弟の裏側:新著が明かす 米国で最もパワフルな民間王朝の秘密

    チャールズ・コークとデビッド・コークは過去40年にわたり、保守系候補者と右翼運動に巨額の金を注ぎ込み、自らも金権政治への道を拓くため休みなく働きました。コック兄弟の純資産は最高で千億ドルと言われ、現在、最も裕福なアメリカ人のリスト「フォーブス400」の4位にランクされています。この二人の兄弟が米国で最も強力な政界の大物にのし上がった様子は、新著Sons of Wichita: How the Koch Brothers Became America’s Most Powerful and Private Dynasty(『ウィチタの息子達:コーク兄弟はいかにしてアメリカで最もパワフルな民間王朝になったか』)で検証されています。この本は何百にもわたるコーク一族や彼らの友人などのインタビュー、そして何千もの法的書類をもとにして書かれました。この新著の著者、マザー・ジョーンズ誌の編集主任であるダニエル・シュルマンに話を聞きます。

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    2014/5/21(Wed)
    記事番号: 
    4
  • コーク兄弟を暴露する: 共和党があなたに見てほしくない 恐ろしいドキュメンタリー

    億万長者のデビッド・コークとチャールズ・コーク兄弟について、何人かの共和党員があなたに見てほしくない程ゾッとする新しいドキュメンタリーが公開されました。19日、ミシガン州選出の共和党下院議員キャンディス・ミラーは、ワシントンの国会議事堂で開かれたこの映画の封切りイベントを阻止しようとしました。ミラーによれば、このドキュメンタリー、Koch Brothers Exposed: 2014 Edition(『コーク兄弟を暴露する:2014年版』)は、「派閥的政治をしない」というという議員ルールの一線を越えていると訴え、「この映画の上映は税金で賄われる施設で行うには不適切である」と主張しました。しかしこの主張は通らず、封切りイベントは20日の夜予定通り行われました。2014年版の映画では、コーク兄弟が莫大な財産を利用して、低所得者向け医療保障のメディケイド、高齢者向け医療保険メディケア、社会保障だけでなく、最低賃金の値上げ、気候変動の取り組みや、有権者登録の拡大などを、いかに妨害しているかを描いています。ブレイブ・ニュー・フィルムズの創立者であり社長でもあるロバート・グリーンウォルドに話を聞きます。

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    2014/5/21(Wed)
    記事番号: 
    3

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