ニューヨーク市で6月30日(日)に行われたLGBTQプライドには、史上最多の400万人が参加しました。現代のLGBTQ運動の発端となった「ストーンウォールの反乱」50周年を記念する二つのデモ行進が行われました。「ワールド・プライド」のパレード参加者は数百万人の歓声を受けながら5番街を行進しました。1969年6月28日の早朝にゲイとトランスジェンダーの人々が警察と衝突した現場であるシェリダン・スクエアでは、デモの商業化に反対する「クィア解放マーチ(Queer Liberation March)」が開かれ、数万人の活動家を集めました。そのスローガンは「ストーンウォールは暴動だった! 私たちは黙らない!(Stonewall was a riot! We will not be quiet!)」でした。デモクラシー・ナウ!のテイ=マリー・アストゥディーヨとリビー・レイニーが現場で取材しました。二人は、50年前のストーンウォールの反乱の時代に現場に居合わせた活動家に話を聞きました。またトランスジェンダーの女性として初めてアウト誌の編集者となったラケル・ウィリスなど、運動の伝統を受け継ぐ世代の人々にも取材しました。まずは長年の経歴を持つ活動家でジャーナリストのアン・ノースロップの話を聞きます。ノースロップはフリー・スピーチTVの番組「ゲイUSA」の共同司会者を務めています。