米南部国境沿いにある子供の移民収容所での非人道的で恥ずべき状況に関する数々の報告が続く中、第二次世界大戦中に日系アメリカ人の厳重警備収容所であったトゥーリーレイク隔離センターで生まれた日系アメリカ人の心理療法士サツキ・イナに話を聞きます。「何十年もの間、遵守し声をあげることなく暮らし、善良な市民であることを身をもって立証してきた私たちですが、その多くは、今こそ声をあげ、抗議し、抵抗し、かつてしてこなかったようなやり方でを発言すべき時が来たと感じています。なぜなら私たちは、これらの子供たちがどんな体験をしているかを知っているのですから」とイナは言います。「私たちは、家族が離れ離れにされること、収容されることによるトラウマの長期的な影響に苦しむことが、どのようなものかを知っています。人によっては4~5年も収容生活が続いたのです」